私が修験道の修行をしていたころの話で,一般の人はあまり知らない話。
 

昔から,悪人が改心して宗教に走ることはよくあります。仏教でもキリスト教でも。

私が修行していたときにも,入れ墨のあった行者がいました。魔的に眼光鋭く,重く暗い異様なオーラを出していました。何を思い修行しようと思ったのかは知りませんが,過去に罪をつくった人が,立ち直ろうと修行の道に入ることはとても素晴らしいことで,真剣に修行するなら立ち直れることでしょう。ただ,過去に罪をつくった行者が,やってはいけないことがあります。それは,修行を終えてから,人に気を送ったり,遠隔施術をするようなことです。

 

過去に罪をつくってしまったら,今世では生涯,懺悔のための修行しかできません。

根の深い罪を,過去につくった行者から,施術を受けると,因縁をもらうことになるでしょう。因縁をもっている行者のまわりには,同調した不幸な人が集まってしまいます。

 

不幸な人というのは,さらに不幸になるような人,場所に惹かれて行ってしまうのです。自ら不幸な道を選択し,苦しみ続けます。

言葉は悪いけど,例えるなら,蝶々はきれいなお花畑を好み,ゴキブリは薄暗いジメジメしたところを好み,ウジ虫は糞だめを好みます。すべての生き物は,自分の波長に合った場所を求めて行きます。そして幸せになったり,不幸になったりします。自分で,そうゆう場所を選んでそうなっているのです。だれのせいでもありません。


あと,悪人が,税金対策のために,見せかけで修験道の道に入り,寺を持つこともあるので,気をつけたほうがよいでしょう。そのような場合は,だいたい○○寺 別院となっています。「別院」というのは,善良な寺では普通やりません。金儲けに走った悪寺か,悪人が,自分の経営している会社の税金対策でつくった,見せかけの寺の可能性があるのです。全部が全部そうではないのかもしれないけど,私は,別院をつくっている寺で,清らかで,あたたかい波動を放つところは知りません。