監督・脚本:アニーシュ・チャガンティ
出演:ジョン・チョー デブラ・メッシング ジョセフ・リー ミシェル・ラー
 
 物語がすべてパソコンの画面上を捉えた映像で進行していくサスペンススリラー。16歳の女子高生マーゴットが突然姿を消し、行方不明事件として捜査が開始されるが、家出なのか誘拐なのか分からない37時間が経過する。娘の無事を信じたい父親のデビッドは娘のパソコンにログインして、Instagram、Facebook、Twitterなど、娘が登録しているSNSにアクセスを試みる。だがそこには、いつも明るくて活発だったはずの娘とは別人の、デビッドの知らないマーゴットの姿が映し出されていた。
 
 「父親の知らない娘」って言うほどでもなかったような気がした。別人格になって投稿してたり、別の名前名乗ったりして、裏でとんでもない事しているのかと思ったよ。高校生ぐらいになったら父親に話さないこともたくさんあるよ。それより、父親の方が、娘の交友関係全く知らないって事の方が問題でしょ。画面は最初から最後まで、パソコンの画面の映像というのはチャレンジとしてはいいと思ったけど、そこまでこだわる理由がよく分からなかった。そのせいで画面がぼけてたり、汚かったりしたから、どうなんだろうって。
 
 ストーリーでは、最後まで犯人分からなかったし、「こいつが怪しい」「いや、こいつかも」って何度か思ったから面白かった。最後は奇跡的な救出劇になったしね。でも、改めてネットの世界って怖いって思った。今回のケースは発見されるための様々な手掛かりになったけど、逆に隠したいこともみんなにさらされてしまうんだよね。
☆☆☆(T)