僕の好きな人は

ふんわり笑う人だった

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苦しかった大学受験を終えて、晴れて大学生となった

男子校で過ごした6年間

楽しかったけど、やっぱり大学デビューを果たし、女の子にモテたいと思っていたわけで…



意気揚々と迎えた入学式

出鼻をくじかれたのは隣の彼の存在だ



潤「はじめまして。 俺、松本潤っていうんだけど、君は?」


和「…二宮和也です…」



なんなんだ、このキラキラしたイケメンは!!


どうやら同じ学科で学籍番号が一つ違いらしい


イケメンなんだけど、話してみると気取ったところがなく、すっげーいい奴


はぁ…

こういう奴がモテるんだろうな…





入学式を終えて、キャンパスを2人で歩く


桜並木では在学生たちが、自分たちのサークルに勧誘しようと声をかけてくる


その視線を潤くんは独り占めだ


当の本人はもう入りたいサークルが決まっているらしく、勧誘を断り続けて先を歩く


俺は特に希望のサークルとかなかったし、潤くんが入ろうとしているサークルが面白そうだったら、一緒に入ろうかなぁ…ぐらいだった


雅「あーー! 君が松潤!? 翔ちゃんが言ってたとおりイケメンくんだね!! 一緒にいる君も一緒に連れてっちゃう♪ こっちこっち!!」



なんだかとっても騒々しい人が俺らを拉致する(笑)


その人もまた潤くんとは違ったイケメンで、なんなんだろうこの大学は…

雅「翔ちゃーん! 連れてきたよーー♪」

翔「雅紀、2人が困ってんだろ(笑)

潤、待ってたよ、大学合格おめでとう!」


潤「翔さん、お久しぶりです!」


出迎えてくれた目がぱっちりとしたその人が、きっと翔さんという人のようだ

これまたイケメンで…


翔「初めまして!俺は櫻井翔、3年。

で、こっちが相葉雅紀、2年生ね」


和「あ、初めまして。二宮和也です」


雅「じゃあー、ニノちゃんだねー♪」


え? いきなりあだ名呼び??

すごいな相葉さんの突破力(笑)


翔「もうひとり、いるんだけど…

智くん!起きてー!!」



と、智くんと呼ばれたであろう人は、奥の方で雑誌を顔に乗せて寝ていた


その雑誌を起き上がりながらどけ、こちらに顔が向く瞬間…


桜吹雪が舞った…



あ、キレイ…



風がやんで、現れたその姿は、桜にも負けないぐらいキレイで、そしてふんわりとした笑顔を向け、言った



智「ようこそ、ダンスサークル『STORM』へ」

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それが、大野さんとの出会い






つづく