爺のお見舞いに行った時、
ちょうど、夕食が運ばれてきました
そうでなくても、人手が足りないと言う事で
久々に私が介助したのですが
今日は長男、長女も連れて行きました
今夜から旦那が夜勤だから
少しでも仮眠が取れる様にと思って
それが…
前の総合病院なら、
大きな待合室もある
大きな売店もある
屋上もある
時間を潰すのにはもってこいだったのですが
今の病院は、狭い上に
充分な椅子もなく
子ども達にとっては退屈な場所なのかも知れません
爺の反応が良くて、お喋りが出来れば
別なのでしょうが…
ともかく、すぐに二人で喧嘩を始めるし
暴れ始めるし
爺は痰が相変わらず酷くて
飲み込む力もそう無いから
一口、一口に物凄く時間を要します
今日のおかゆは、少し固く
おまけに、卵豆腐が曲者で
いつもより、喉に引っ掛けている気がして
なりません
子ども二人、離乳食を与え、
食べさせる事には
経験があるつもりでいましたが
やはり勝手が違います
子ども達の顔を見せたいと思う反面、
他の患者さんのご迷惑になったらと
一人で苛々してしまいました
婆といえば、相変わらず…
クーラーをつければ、コンセントを抜くから
抜いたらダメよ
と釘を指すと、今度はセーターを引っ張り出して着ているし
28度に設定してるんですよ
寒がりの私が、暑いと思うくらいの温度なのに
でも、『クーラー』というだけで、
寒いと反応してしまうらしいのです
じゃあ、と窓を開けると
風が強く入りすぎたら寒いだろう、と
今度も勝手に思い込んで
窓を閉めているんです
セーターと長ズボンを勝手にはいて
クーラーを勝手に止めて
窓を勝手に閉めて
もし、そのまま、寝てしまったら…
だったら、扇風機を回してやったらいい
という声もあります
クーラーよりは、馴染みがあるかも知れません
婆には…
確かに婆には、扇風機くらいの風で
ちょうどいいかも知れません
でも、それはまともな判断のできる時です
またスイッチを切るんですよ、絶対に
問題は、クーラーとか扇風機ではなく、
婆の体感温度にあるんです
こんなに暑いのに、それを暑さと感じない
気を回して、涼を取らせようとしても
勝手にそれを拒否する
昨年の夏、猛暑の中、こたつを入れて
その中で熱中症になったという
お年寄りのニュースをみました
多分、今の婆と同じ状況なのです
本人は 暑さが分らない、感じない
でも、 体は暑さを感じている
だけど 脳はそれを理解できない
そんな感じなのです
介護って本当に難しい
心底、そう思います
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