いつもの様に、爺婆に朝食を運んで、

二人の食事が終わる頃に、あちゅに餌をやって。


食べ終わったらすぐに、あちゅを庭に出して。

毎朝の私の一連行事。


爺は次に何をしなければいけないかが

分っているけど、体がすぐに動かない。


婆は全く分かっていないけど、

体はすぐに動く。


この絶妙な関係が、時に爆笑を生みます。


今朝。

あちゅのゲージのオシッコシーツは

いつもの様にいっぱいで。


食べ終わったら、すぐに庭に出す為、

あちゅの朝ごはんは、

ゲージから出して与えます。


目が見えないから

餌も食べているうちに、

あちこちに落としてしまうので。


床に落ちた餌のかけらを

足の弱い爺が避けきらずに

踏んで汚れになります。


なので、

新しいオシッコシーツを床に敷き、

その上に餌を置き、

そこで、あちゅに食べさせる事にしました。


シーツの上に落ちた分は、

また皿に戻してやればいいし。

それはすぐに与えず、

散歩から帰ってきてからのお楽しみという事で。


餌の時間が終われば、

古いシーツと↑の(餌の下に敷いている)

シーツを取り替える。


そうすれば、シーツも無駄にならないし、

床も汚れない。

これがベストなのだけど。


これがまた、婆がピンと来ないので

爺はいらいらする様子。


あちゅを抱き、庭に連れて行く私を見て、


「今の間に、シーツを替えて、お前も庭に出て

 姉ちゃん(爺は私をこう呼びます)の代わりに

 あちゅの世話をしろよ!」

と、婆に怒ってはいるのですが、


「何を替えるん?新しいシーツはどこにあるん?」

と、いちいち爺に聞きます。


「毎朝、同じ事を言われるな、馬鹿!!」

と、爺に怒られ、


「うるさい、カバ!!」

と、婆が反撃。


そして、爺のとどめの一言。

「本当にお前は、どうしようもないね。」


久しぶりに活気ある(?)やり取りを聞いて

娘は大爆笑したのでした。


そう。正にその通り。

婆は本当にどうしようもありません。


今日は軽口が叩ける分、

婆の調子は良いみたい。


馬鹿といわれて、カバと言い返すのは

婆の昔からの癖で。

それが出てるという事は、

今日はいつもよりもつながって

いるのでしょう。


明日は、婆の月一の通院日。

毎回、主治医の先生に相談する事が

増えています。


薬が変わる事も無いし、

今よりも症状が良くなる事もないんだけど。


いつもこんな爺婆のやりとりを聞けたら

娘は少し救われます。




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