ソチ旅について

書けていないのだが、

引き続き、モスクワの現状です。



6月から、感染者数が

大幅に増加してしまったモスクワ。

1日あたり1万人の勢いで増加している。



そのため、モスクワ市は先月末、


飲食店に入店できるのは、

ワクチン接種者のみ

(および過去6ヶ月以内のコロナ感染者、

3日以内のPCR検査陰性者)


とする条例を出した。



ちなみにこの「ワクチン」というのは、

ロシア製のスプートニクのみ。

ファイザーなどは認められていない。



7月半ばまでは、

飲食店のテラス席ならば

ワクチン接種済みでなくても

入店可能だが、

それ以降はおそらくテラス席含め、

ワクチン接種済みでないと

利用できなくなる見込みである。




近所に、よく利用するパン屋があるのだが

イートインコーナーがある。

この条例を受けて、

どうするのかなと思っていたら、

テイクアウト専門店になっていた。




これまで奥にあった陳列棚が前に押し出され



イートインのためのテーブルが

パンの陳列テーブルに



これにより、
客は入店せずに店外で並び、
ドアを開けてすぐの狭いスペースで
1人ずつ注文をするスタイルに。




パン屋の隣のピザ屋も、
4〜5テーブルある飲食店だったが、
テイクアウトのみの店に
なってしまったようだ。


黄色の奥にある飲食スペースは使用不可。
緑の場所で1人ずつテイクアウト注文


店外にぽつんとベンチが一つ。

ここでなら食べてもいいっぽい…





こんな条例が出るのも、

ロシアが国民にワクチンを打ってほしいからだと思われるが、

この状況下においても、

ロシア人はワクチンを打ちたがらない。



しかもその理由は、

・打ったらICチップを埋め込まれる

・産まれてくる子どもがミュータントになる

といった、

都市伝説のようなものだったりするようだ。



国や市はやっきになって、

「企業は、社員の6割がワクチン打ってないと

業務停止命令を出すよ」

という強行策に出ているが、

それでも打ちたがらないロシア人たち。

どんだけ国民から信用ないの、ロシア…



しかしこのワクチン問題、

困ったことになったと思っていたが、

ドイツに住んでいた

友人の話を聞いてみたところ、

ドイツでは、同様に

「ワクチンパスポート」がないと

飲食店もスーパーも入店不可とのこと。

そして学校では週2回のPCR検査が

行われていると聞きびっくり。



ワクチンについては、

フランスの友人は40代だがすでに接種済みで、

アメリカでは3歳から打てるらしいとか、

インドは18歳以上はかなり接種率が進んできているとかと聞くと、

国によって状況は本当に様々だなと感じる。




さて私はスプートニクを打っていない。

打つべきか悩んでいる。



悩ましい夏です…






1ヶ月ほど前のランチの写真。

次にランチできるのはいつになることやら…