2006年04月29日

夢 輝き そして現実

テーマ:恵理~はじめての恋人

君と歩いたこの公園

もう23年も前なんだね


あの時の君はとても輝いていた

その眩しさを昨日の事のように覚えている


君の夢を聞いたとき

その夢をかなえさせてあげたいと

本気で思っていた


あれから時は流れ

今は別々の世界で過ごしている


あの時の夢は

もう叶えられたのだろうか?

そして今も輝いているのだろうか?



君の夢を僕の力で叶えさせてあげることは

結果的に出来なかったけれど

僕が描いた小さな夢は

気がつけば目の前にある。。。


できれば君と

この夢を実現したかった



君の夢 僕の夢

僕らの世代は否応なく

現実とのギャップを認知せざるを得なくなった


23年前、はたして僕は

少しでも輝くものを持っていたのだろうか?

そして今、何か光るものを持っているだろうか?


君の声を、聞いてみたい





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2004年10月31日

果たせなかった約束

テーマ:恵理~はじめての恋人
二人が一緒にすごした高校時代
その学び屋の最寄駅で、私たちは会う約束をした。

そしてその瞬間が訪れる迄には
二週間という微妙な時間があった。

再会を待つ間
恵理とすごした日々が
まるで走馬灯のように
音もなくこの身を流れていった。
そして
実らなかった恋への
強いあこがれとあつい想いが
からだの底から沸々とよみがえってきた。
過ぎ行く時間とともに、私は熱を帯びていった。

理恵から連絡があったのは
そんな自分を少し醒まそうとしていたときだった。

「やっぱり、会えない。。。」

理由はいくつかあったが、覚えているのは一言だけ・・・

「友達から『会わないほうがいい』って言われた。。。」

私の予想は図星だった。
恵理は付き合っている男との関係で悩んでいた。
彼女にとって初めてであろう彼の気持ちに
大きな不安を抱いていたようだ。
そんな時、無垢な恋愛をした相手を思い出すのは
私にとっても不自然ではなかった。

夏は冬にあこがれて 冬は夏に帰りたい
あの頃のことを今では 素敵に見える


再会すること。。。
そのあとに起こることを
二人は同じように理解していた。
そして、再会するまでの二週間は
私を熱くし、理恵を冷静にさせた。

私は大人気ない表現を自覚しつつ
強い意志で彼女に手紙を書いた。
それは「恵理と二度と会わない」という
自分自身への楔(くさび)となった。

四季は輪廻の如く繰り返されるが
冬が夏に帰るのではなく、新しい夏が冬の後に訪れるのだ。
同じ夏が訪れるのなら、夏も冬にあこがれることはないだろう。

私は無垢な恋愛にあこがれながら
その世界に戻る機会を逸していた。
果たせなかった約束。。。
私が求める鮮やかな彩りのある恋愛の世界
そこに生きる罪悪感を見事にかき消していった。
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2004年10月30日

約束

テーマ:恵理~はじめての恋人
私は3年ぶりに、恵理に電話をかけた。
ダイヤルを回す順番は、指が覚えていた。

「久しぶり、電話をもらったみたいだけど。。。」
「突然、ごめんね。。。」

私たちは3年ぶりに
少しよそよそしい会話を交わした。
自分の大学の様子を話すと
驚いたことに彼女は、私の事情をよく知っていた。
そして恵理もまた、彼女の近況を語った。
彼女は近隣にあるW大のテニスサークルに所属し
希望であった栄養士の資格取得を目指し
その方面の職業につきたいと言っていた。

自らの大学でなくW大のサークルに所属していること、
このことが、彼女の置かれた状況の予測を容易にした。

恵理には男がいる
少なくともいた筈だ
彼女は今、悩んでいる
そして、私に何かを求めている。。。


一通りのたわいのない話が終わったあと、
切り出したのは私の方だった。

「久しぶりに、会って話をしようか」
「うん・・・」

その答えは、誘いの言葉を待っていたかのようだった。

二人が恋人としてすごした高校時代
その学び屋の最寄駅で、私たちは会う約束をした。
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2004年10月29日

一本の電話

テーマ:恵理~はじめての恋人
不思議なほど
罪悪感はなかった。

多恵子と裕子
この二人の谷間を
私は何度も往来した。

あらゆることで対照的であることが
異なる世界の平和な日々をもたらした。
それら世界は決して交わることなく
独自の色彩に深みを加えていった。

そんな穏やかなある日
母親の何気ないひとことが
忘れかけていた思いを呼び戻した。

「恵理さんから、電話があったよ」

予期していなかった出来事に
平静を装いつつ、私はうろたえた。

恵理からの電話。。。

その電話の意味は
直感的にわかっていた。
高校時代は無垢な恋愛だったが
それゆえ彼女の考え方は大抵見当がついた。

様々な思いをめぐらせながら、
これから起こるであろう出来事を、冷静に考えた。
「全てを投げ捨て、果たせなかった無垢な愛を成就させよう」
「今の恵理はお前の愛した恵理ではない、今の世界を守ろう」
「今の世界に、もうひとつ、新しい世界を加えることができる」
どの選択肢をとるべきか?
その決定権は、当然私だけにあるものではない。

その夜
私は3年ぶりに、恵理に電話をかけた。
ダイヤルを回す順番は、指が覚えていた。
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2004年10月12日

恵理の幻影 

テーマ:恵理~はじめての恋人
まるで、釣人が逃した魚を想うように、
私の心は、成就しなかった恋の幻影を追い求めた。

私の周りには、新歓コンパで無邪気にはしゃぐ、
華のある女性がたくさんいた。
きっと恵理も、
華やいだ学生生活を送っているに違いない。

ただ、私の心の中では、
恵理は、いつもの制服姿で笑っていた。
右手には、2年間休まず交換した日記帳を持ち、
ショートヘアーの左側を、
ピンクのゴムで結わえていた。
時は流れ、高校時代の出来事が曖昧になってゆくのに
恵理は・・・恵理だけはその姿を変えず、
こころの中で鮮明な像となって焼きついていた。
いや、むしろ輝きを増していた。

何度か、電話のダイヤルに手を掛けた。
悲しいことに、
まわす順番は、指が覚えていた。
その都度、
華やいだ学生生活を送っているに違いない恵理の姿を想い、
途中で受話器を置いた。
そして、
私は、自分を口説いた。
「おまえの恋した恵理は高校生の恵理・・・。」
「いまの恵理はおまえの恋した恵理ではない。」
「恵理は、おまえの手の届かない華やかな世界にいる。」
「振り返るな、新しい時代を開いてゆけ!」

この口説き文句で、私自身を救ったつもりでいた。
実際は、
この口説き文句が、私自身を強く縛ることとなった。

高校生の恵理の幻影から、もはや逃れられなくなった。
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2004年10月12日

新入生の想い

テーマ:恵理~はじめての恋人
チャペルの鐘が新入生を祝福をしたが、私のこころは複雑だった。

恵理と別れて約1年、
ようやく大学生になれた。
それも、恵理の通う大学とは電車で一駅の距離・・・。
忘れたはずの彼女の存在が、
再び心によみがえってきた。
いや、
決して忘れることは出来なかったが、
大学受験という大きな目標で
彼女への思いに蓋をしてきただけだ。

まるで、釣人が逃した魚を想うように、
私の心は、成就しなかった恋の幻影を追い求めた。
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2004年10月09日

別れ

テーマ:恵理~はじめての恋人
運命は、本当に非情である。

世の中はバブルの絶頂期、女子大生ブームで、世の中全体が浮ついていた。

私は、新聞配達をしながら、予備校に通った。
親友数人も、予備校に通っていた。
現役で有名大学を合格しても、W大に入りたいといって浪人の道を選んだ。
私とは事情が異なっていた。
元々自宅で浪人をしようと考えていたが、ありがたいことに、親が予備校の費用を出してくれた。
でも、小遣いはない。欲しいものが買えない。
勉強しながらアルバイトできるものは何か?新聞配達なら短時間で運動不足も解消できるし、バイクも手に入る。卒業後すぐ、販売店を訪ねた。
朝4時に起きて新聞を配達し、6時から勉強した。8時に家を出て午後1時に帰宅し、夕方まで熟睡、夕食後夜中の1時過ぎまで勉強した。
予備校の席次は成績で決まる。夏休み前には最前列に座っていた。

「新しい学園生活はどう?」
「授業と新歓コンパで結構忙しい!」
世の中の華とクズの会話である。
寂しさと辛さから、つい、無理な話をした。
「明日、合おうよ」
「授業があるから、無理」
「みんなサボっているだろ、おれも予備校休むから」
「・・・・・・」
「何か、別の世界へ行ってしまったようだね。もう、終わりにしよう・・・」

二人には、距離ができていた。
高校時代には、感情以外に学び舎という共通の空間があった。
そして、周囲の私に対する一定の評価もあった。
浪人生活は、その全てを失い、捨てきれないプライドが、自らの道を断つ一言を発していた。

壊してしまうのは、ほんの一瞬で、できた。





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2004年10月09日

二人の距離

テーマ:恵理~はじめての恋人
高校生の私の意思は、欲望に負けることは、決してなかった。

私は何度も恵理を抱きしめ、形の良い小ぶりなバストと汚れなき彼女自身を愛撫したが、決して私自身が彼女を貫くことはなかった。
中途半端といえばそれまでだが、このことは私の誇りとなった。

そして、一方で、将来に大きな反動を生むことになる。

好きという感情が、二人の関係の全てだった。
そこには、経済的な事情や背景など、感情以外の何ものも
入り込む余地はなかった。
今から思えば、幸せな、本当に幸せなときだった。
早く大人になって、恵理を幸せにしたかった。
大人になった今、あの時代に戻りたいと切望する自分がいる。
今、私の守るべき人は、恵理ではない。

卒業式を控え、僕らは2人きりで、教室にいた。
私の手には、恵理が昨日記した交換日記が、あった。
今日は、私が記す順番だ。
明日の卒業式、恵理に手渡すと、もう交換することはない。

恵理は、現役で東京の有名女子大に合格した。
私は、国立大学の二次試験を受験しなかった。
予備校に、行くことになった。
二人の進路は明暗を分けていたが、お互いの気持ちは何も変わらなかった。

私は教室で、恵理にキスを求めた。
彼女は、ためらいながら、私の頬に、くちづけした。
これからおこる、互いの生活の変化に不安を覚えつつ、
「がんばろう」と誓い合った。
その不安は、二人の空間的・精神的距離となって、現実のものとなった。
ただ、そのときは、何も気付いていなかった。
いや、お互い考えようとしていなかった。

運命は、本当に非情である。
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2004年10月09日

葛藤

テーマ:恵理~はじめての恋人
私は恵理を、自分の生涯をかけて、幸せにしようと考えていた。

高校時代は多感で、性に対する欲求は増加する一方だ。
大都会ではない、しかし決して田舎ではない学校の同級生の中には、自らの体験を自慢する者は少なくなかった。

私は、恵理を、心の底から愛していた。大切にしていた。
彼女を抱きたい衝動に、何度も何度も、駆られた。
腕の中で強く抱きしめ、最後の一線の手前までは、幾度となく走った。
高校生だった恵理は、「結婚するまではきれいでいたい」、と言った。

自らの体験を自慢する者の「愛」は、私の恵理に対するものよりもチープに感じていた。
なぜなら、次々と相手を代えていたからだ。
「チープな愛」・・・他人の恋愛を、事情も知らずに、勝手にそう思い込んでいた。
「チープな恋とは一線を画したい」という思い、そして恵理の希望、自分の中から湧き出る性への欲求・・・心の中の葛藤は激しくなっていった。

高校生の私の意思は、欲望に負けることは、決してなかった。
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2004年10月09日

恵理

テーマ:恵理~はじめての恋人
心の底から、恵理を、いとおしく思った。

恵理は、とても聡明な子だった。
栄養士になる夢を、持っていた。
まじめで、成績も良かった。
身長は平均よりやや低めで、
ぽっちゃり型だが、決して太めとは見えない。
バストは小ぶりだがきれいで、つんと上向いていた。

交換日記のやり取りを、人目をはばからず、卒業までの2年間、続けた。
同級生の中であっという間に噂になり、認知された。
決して美男美女のカップルではない。
それが、同級生の反感を買わなかった理由だろう。

私は恵理を、自分の生涯をかけて、幸せにしようと考えていた。
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