「何度でも」 | ”あなたの思い出まもり隊” の日々。

”あなたの思い出まもり隊” の日々。

あなたの思い出まもり隊は、東日本大震災で被災された方の「思い出」である「写真」を復元するプロジェクトです。
「被災地へいけなくても何かしたい」という学生ボランティアの想いから誕生しました。
ここでは日々の活動の様子などを綴っていきたいと思います。


3.11から、5年。
写真の依頼者さんはじめ、皆さまへ、祈ります。


先日放送された「NHK SONGS」をたまたま見ました。

“明日への歌”と題して、東日本大震災から5年が経とうとする今、
これまでのSONGSでアーティスト達が届けて来た音楽、被災地への思いを
ダイジェスト版で放送していました。

松任谷由実さんの「(みんなの)春よ、来い」
楽曲のコーラス部分を童謡「は~るよ来い!は~やく来い!」と歌った動画を一般募集し、
これらの動画を重ね合わせた新バージョンをインターネット配信。
その収益を被災地支援のために全額寄付する活動をしたそうです。

DREAMS COME TRUEさんの「何度でも」
震災後、全国のラジオ局で最もオンエアされた曲だそうです。
 ♪悔しくて苦しくて がんばってもどうしようもない時も きみを思い出すよ
  10000回だめでへとへとになっても
  10001回目は 何か 変わるかもしれない♪

桑田佳祐さんの「Let's try again」
もともとは所属事務所のアーティスト、俳優が集まりチャリティーCDを作成した時の曲ですが、
新たに編曲して桑田佳祐バージョンとして発表しています。
その歌詞はとてもリアルで、軽快な音楽なのに聞きながら泣いてしまいました。
桑田さんだからこそ歌える歌なのだと思います。
 ♪あの日起こった未曽有の出来事を 目の当たりして僕らは学ぶ
  想像をはるかに超えた力が 特別な夏を連れて来た
  振り向かず 歩き出そう 涙の虹を渡って♪


東日本大震災の後、
こんな時に歌う意味は何なのか? と悩み苦しんだアーティストさんもいたと思います。
でも、こんな時でも「歌」を求める人もいるはず。

1人で好きな歌を聞く。みんなで聞く。
歌詞に想いを馳せる。歌詞に元気をもらう。


これって私たちが携わってきた「写真」も同じなのだと気づきました。

見たくない時は見なくていい。見たいときに手にしたらいい。
その時のために、思い出のつまった写真をみんなの手で届ける。






ドリカムさんの「何度でも」の最後は
♪明日がその10001回目かもしれない・・・♪ と歌われています。

そう、「あなたの思い出まもり隊」プロジェクトも

 ♪落ち込んでやる気ももう底ついて がんばれない時も♪
 ♪10000回だめで かっこ悪くても 
  10001回目は何か 変わるかもしれない♪

と信じて、励んで、みんなの協力・支援で10001回目がきました。