魚なんて無理して食べなくていい
僕が魚を食べるようになったのは高校からで
叔父と鮎とりに行って、持ち帰った鮎を食べてからだ
それまでは魚は大好きだけど食べるのは嫌いだった
子供の味覚は
実は敏感で
体調とかも関係があって
少しでも臭かったり苦かったり酸っぱかったりするものは食べない
でも
ちょっとした経験で嫌いが大好きに変わってしまうのも面白い
昨日
ある男の子が僕の釣った魚に興味をもってくれたらしい
切身だけを持たせる予定だったが
大きなワラサとヒラメの頭も一緒に包んだ
僕が塩焼きで食べる予定だったものだ
さらに針を外したルアーも一緒に渡した
もしかしたら
これがきっかけで
魚を食べるのが大好きになるかもしれない
魚釣りが好きになるかもしれない
海が好きになるかもしれない
子供の頃
母親が魚を捌く時は必ず眺めていた
魚の胃袋の中身を観るのが好きだったのだ
小さな魚やエビが入っていた
ハマグリの中には小さなカニが入っていた
どーして、そんな事に興味を持ってたのかはわからない
ただ好きだった
好きには理由がない
好きは
神様が与えてくれたプレゼントだ
釣りやゴルフ
ゲームやアイドル
お酒や食べ物
アートやファッション
競馬やパチンコ
旅やドライブ
車やバイク
野球やサッカー
して、その観戦や応援
せっかく神様に与えられた才能のようなものだから存分に味わなければバチが当たる
叔父は馬鹿が付くほどの魚好き
僕はもともと魚好きだったけど叔父の影響もたくさん受けてさらに馬鹿になった
僕が馬鹿になることで
誰かの馬鹿に火を付けることができるかもしれない
馬鹿は幸せともいう
今朝は魚のお礼にもらった新玉ねぎと、家で育てるコリアンダーと葉ネギ、ヒラメの刺身の残りをサラダで食べた
満足
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