海外生活が始まり、最初のうちは子供の

幼稚園を見学して通わせたり、

生活するための買い物する場所を探したり、

語学学校を探したりとやることに

追われていました。


環境の変化もあって子供もストレスがあり

年齢的にも自我が強くなる年齢。

どんどん聞き分けがなくなって泣き叫ぶのが

酷く、夜もなかなか寝ず眠いから

朝も不機嫌で喚く無限ループ。
主人は仕事と子供の相手で夫婦で話す時間が

ない状態が続き、しんどい気持ちを吐き出す

所がなく、2週間ぐらいした時に吐き気と

食欲低下と下痢の症状が続き病院に

かかりました。

点滴を受け内服処方で食事は取れるように

なりましたが、下痢は赴任先に来た当初から

ずっと続いて治りませんでした。
その後も生活に慣れようと色んな所に

行ってみたり、同じレジデンスに住む日本人

と交流したりしましたが、自分が思うように

出来ない日々。

食生活の変化もストレスでした。

ベッドも硬く眠り辛く体の痛みで起きる

状態。毎日騒がしい街の音も嫌いでした。


発展途上国で規制も厳しく、

それまで服用していた薬が手に入らないこと

を受診した時に聞いていたため、

持参薬がなくなる前に他に手に入る所が

ないか調べましたが、無い。

藁をもすがる思いで別の日本人医師のいる

病院を訪れ、代替え薬をもらったが

効果なく不安定になり、眠れない日々に

精神的にどんどん追い詰められていきました。

オンラインでカウンセリングも受けましたが

気持ちが軽くなるどころかその夜初めて

死にたいと思いました。

勝手に流れてくる涙、食欲はなく 

食べることが出来ないのに止まらない下痢。
死ぬ方法を次々と考え壊れていく

自身を感じ、このままここにいては

死ぬと思いました。


フラフラな状態でしたがまだ今なら何とか

日本に帰る体力が残ってる、帰らなくては

と思い主人にお願いして単身帰国しました。

子供を連れて行く力は残っていなかったし、

また兄夫婦宅にお世話になるため

連れて行くことは出来ませんでした。


子供と主人を残していくのは心配でしたが

とにかく自分が死なないために

日本に帰って治療したいという気持ちが

強く、それだけを思い飛行機に乗りました。


日本に帰り、通っていた心療内科に

受診してうつ再発確定しました。