なんともし難い、

胸が落ち着かなくなる

ってことありますか?


今朝、目が覚めたらそんな気持ちになったのです。

お布団の中で、

しばらくえも言われぬ気持ちが襲ってきました。


それはなぜかと言うと、

私が8年ほど通っていた美容室が

昨年お店を閉めたのです。


そこにいた、スタッフとももう会えません。


名前を知っていたわけでもないけれど、

毎月1回、お会いしていて、

何気ない会話をして、

髪の毛も洗ってもらったりして。


たったそれだけなのですが、

「ディズニーに今度行くんです。」

とか、

「ハワイに今年も妹と行ってきます。」

とか、

毎月何気ない話を聞いていたんですよね。


それが、

お店が閉まったことで、

もう、あのスタッフさんたちとは、

一生会うことないんだ…。

と思ったら

胸の奥が、なんとも言えない

ざわつく気持ちでいっぱいになってきたのです。


いてもたってもいられなくなる不安な気持ちが

押し寄せてくる感じ。





そんな事を思っていたら、

昔読んだ、本のことを思い出しました。


でも題名も思い浮かばない。


思い浮かんだのは、

「絶対臥褥」

と言う言葉だけ。



布団から出て、

Google検索してみました。


そうだった、

森田療法だった。


その先生が、ご病気で病にふせっていた時、

一度だけ、

心の中が吹き荒れることがあった、

と書いてあったことを思い出したのです。


誰もが、不安な気持ち、

心の中のに嵐をかかえることがあるのだと

思いました。


有名な先生であってもです。


もう一度読んでみようと思い、

図書館で予約しました。


これも忘れていたのですが、

今は便利ですね。


検索すると出てきました。

「神経症の時代 わが内なる森田正馬」

と言う本です。



朝、寝床で、

えも言われぬ不安が襲ってきたわけですが、


今は抜け出す方法を知っているので、

すぐに落ち着きました。


そう、紙1枚書けば大丈夫って

知っているからですね。


これと同じこと、

お子さんですけど、

インタビューしたものがあります。


リンク先の2つ目の動画と同じような感じです。



安心感って大事ですね!




このブログは

スーパーブレインメソッド(SBX)を使って書きました。




追記 2024.4.20


その後再度借りた本を読んでみました。


私が記憶していたのは、

精神科医の岩井寛さんの生き様でした。


本は、

神経症の時代

わが内なる森田正馬


渡辺利夫さんが書いていました。


第4章

岩井寛の生と死

森田正馬の精神を継ぐ


のエピソード。



自分の子どもを、出産後になくす。

その子どものスケッチしたものを妻に見せる。

(見てもいないのに私には絵が浮かびます)

妻の母は入院中に亡くなる。

自分はがんになる。



闘病しながらも、今を生きる。


その生き様を記憶していたのでした。





「思えば、神経病者とは、今を生きることを放棄して、過去の改悛と未来への不安におののき、それにとらわれてしまった人たちではないのか。」


204ページです。


そして、


「いかに極限状況におかれようとも、いな極限状況であればあるほど、今を生きることの重要性はいよいよ大きいと考えねばならない。」


205ページ。



肉体が破壊され、

精神が錯乱しても生き続けさせる

現代医学の不条理に

自分が巻き込まれるのを避ける

最期の生きざまが

書かれていました。


心の嵐、

1人のなかにあるコスモスとカオス



再び本を読む機会がありよかったです。