これは、今のところプラトンの中で一番好きな著作だ。その副題は-美について-。
まず何よりその情景のは入り方からして善い。
ある真夏の晴れ渡った日 盛りにイリソス川のほとりのプラタナスの木陰で草の上で横になって、川のせせらぎとセミの声と程よい風が吹いて木の葉を揺らし、木漏れ日揺れている、というそんな世にも美しい情景で恋に熱心なパイドロスとソクラテスが、恋について話し合うのである。
初めは弁論作家の恋についての物
語の吟味から始まり、書く技術そのものの吟味で終わるのであるが、恋とは非常に善いものであるということは、否定できなかったというのは、希望を与えてくれる。
ざっくり言うと、恋は翼を生やして宇宙を自由に飛び回れる力を与えてくれるものなどだと解釈した。
ズバリ、自分を恋していない人に身をまかせるべきでなく、自分を恋している人にこそ身をまかせるべきだと。
おぉ、恋人を口説く時に言いテーゼ
