医療に殺される (緊急入院先病院の現状) ~その4 最終回~

 

 

前回の続き

 

当該記事にて記述した「病棟看護師は治療内容と治療時間の管理ができていない」件について、私は自分自身の生命確保のために病室内個人私物を入れるロッカー側壁に下記の文書を張り付け、自分で治療日時と時間管理を行っていた。

 

【入院2日目朝の回診時に主治医要求手書文書(当該記事 写真貼付文書)により受領した1日の治療の予定と開始時刻・終了時刻をメモしたものに自身で追加加筆をし、日時管理を行っていた】

 

本来これらの作業は病棟担当看護師の大切な役目のはずだが、如何せん看護師/介助職員誰一人としてオンタイム 治療開始時間に間に合うように迎えに来ることはなかった(③にて触れた通り、当初自力単独歩行が禁止されていたため酸素ボンベと共に車椅子移動が必須であった)

 

毎回こちらからナースコールをして治療開始時間に遅れることがないよう、十分時間の余裕をもって移動の解除を頼むこととなってしまっていた(治療開始時間の誤認(勘違い)1度あったことも要因)

 

幸い私の意識は明瞭で、意志の発信も自主的に行えたことでこのように信頼できない病棟看護師/介助職員に頼ることなく治療を主体的に行うことができたが、仮にだが意識消失状態、混濁状態の入院患者であったとしたらこの程度の治療と時間管理すらできない病棟看護師/介助職員の不作為による死亡事案が発生するのではないかと大変危惧する次第だ。

 

病院という場所に勤務する医療従事者、職員全員が入院患者、外来通院患者のケアに当たらなければならない職場において、この体たらくというか無責任というか杜撰な管理水準の病院に誰が好き好んで入院、通院するであろうか?

 

医原病は何も医療従事者である医師によってだけ齎されるだけではなく、医師を補佐する看護師や薬剤師、各技師、職員、そしてその全体の責任者である経営層全員によって生じる潜在的不作為/無責任により多大な被害が関わりを持ってしまった患者に及ぶことが良くお分かりであろう。

 

医原病は腐り切った医療界全体の問題であり、その業界を構成する業界従事者全員全員が「疾患の根源」になっているとの認識を強く意識していただかなければ、決して根絶しない重大な疾患であると申し上げておこう。

 

 

終わり