3月11日(月)24:00から
BSテレ東で放送の
『ワカコ酒 Season4』
第10夜「昔ながらの定食屋で一杯」
オンタイムで観られました。
今回のベース・ストーリーは
原作コミックスの
第6巻・152夜「鯖の煮つけ」
第2巻・46夜「タコとキュウリの酢の物」
同・38夜「さんまの塩焼き」の3本。
ドラマでは、さば煮を食べた際
途中、自家製の味噌を
サービスでかけてもらってましたけど
「さばの味噌煮」というタイトル メニューは
原作には見当たりませんでした。
最初のパートは
今日は平和な一日だった、と
みぃさんやアベちゃんが言うのを聞いて
ありふれたもので一杯
と考えたワカコが
大衆食堂に入るという流れ。
原作のコマにあるように
店の中をうかがうワカコが
お酒も飲めるんだと思うシーンも再現。
ショーケースに入ったお惣菜を注文し
レンジでチンしてもらう
というシステムは
原作通り。
さば煮を瓶ビール
(サッポロの黒ラベル)で飲んだあと
サバが少し残っていたので
日本酒(菊正宗)の冷やを注文し
タコとキュウリの酢の物を追加。
なお、ショーケースには
「東京都指定民生食堂」という
ブリキ製の札がかかっていて
ワカコが昭和レトロだと感心してました。
それまでは「外食券食堂」だった
今日いうところの大衆食堂が
民生食堂に変わったのは
昭和26年以降のようです。
些少の補助金がもらえたそうですけど
それよりも、米が入手しやすくなるのが
魅力的だったようです。
米飯販売統制時代
公的に「食堂」を名乗れたのは
民生食堂だけだったようですけど
昭和30年に統制がなくなると同時に
お上が保証するという意味での
官製の食堂というのものが
廃れていったみたいです。
閑話休題。
続いてのパートでは
みぃさんが産休を取ることを
オカダ主任が朝礼で、でしょうか
社員に伝える場面から
始まりました。
みぃさんは
自分を取り上げてくれた産婆さんを
自分の出産でもお願いして来てもらうようで
昔ながらのやり方も捨てたもんじゃない
という話をワカコたちにします。
続いて、更地の前で
昔ながらの豆腐屋が廃業して
がっかりしているカップルを見かけ
「あたしの昔ながら」は
このあいだ入った店だ
というわけで同じ店を訪れ
さんまの塩焼きを頼む
という流れでした。
今回は
出来合いのものをレンチンするのではなく
一尾まるまる焼いてくれてましたが
実際のお店でもそうしてくれるのかどうかは
不詳です。
さんまは日本酒の冷やで
いただいてました。
原作の152夜では
定食屋に入った途端
店員のおばさんから
「今日の日替り定食」の内容を説明され
ワカコが「ま まずはビールを」と言うと
驚いたような顔をされます。
一杯のむために
女性がひとりで定食屋に入る
というのが「普通」でないことを
さり気なく示す描写でした。
今回のドラマでは
女ひとり酒を
不思議に思われることもなく
受け入れられてたというか
特に問題にされない演出でした。
現実にはどうでしょうかしら。( ̄▽ ̄)
原作でも、もちろん
一度は驚いた顔はされたものの
その後は特に問題にされては
いないんですけどね。
「本日のお店紹介は」
両国の下総屋食堂。
「しもうさや」ではなく
「しもふさや」と読むようです。
創業は1932(昭和7)年で
検索してみたら
ドラマ ロケの聖地らしい。
「本日のお酒」は
ありませんでしたが
何を飲んだかは上に記した通り。
