先日の
風知空知のライブ前に
国会図書館に寄った際
新館入口前に植わっている
梅が開花していましたので
ぱちり、とな。
梅が開花し始めるのを見ると
「梅一輪いちりんほどの暖かさ」
という俳句を思い出します。
小中学生を対象とした
学習塾で教えていたとき
国語のテキストで目にして
記憶に残っているものですが
作者名はすっかり
記憶から抜け落ちております。f^_^;
さっそく検索してみたところ
松尾芭蕉の弟子で
蕉門十哲の一人
服部嵐雪(はっとり らんせつ)
という人だそうです。
其角(きかく)と並ぶ
ツートップだったようですね。
出典は『庭の巻』(たぶん)。
『玄峰集(げんぽうしゅう)』とか
『玄峰集・庭の巻』としている
資料も散見されますけど
『玄峰集』は
旨原(しげん)という人が
嵐雪の死後に編んだもののようですね。
玄峰は嵐雪の別号です。
もちろん『玄峰集』にも
「梅一輪」の句も収められていますが
『庭の巻』とは別本だと思われます。
下のページで
早稲田大学図書館所蔵の
『玄峰集』を見ることができます。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/bunko31/bunko31_a0294_0001/index.html
春の部に「梅」という題の下
収められてます。
(本文8ページ目)
画像をクリックすると
HTMLかPDFで開くことができますので
崩し字に挑戦してみてはいかが。(^_^)

