ちょっと紹介が遅れましたが
おつきあいのある『新青年』研究会による
江戸川乱歩文学散歩映像の
通算第6回にあたります。
今回は
国際こども図書館(旧・帝国図書館)
寛永寺霊園
上野動物園・旧正門
上野東照宮の五重塔
上野精養軒
不忍池
上野山下
といった場所が紹介されています。
冒頭で黒田記念館
(画家・黒田清輝の記念館)
に言及されており
外観の写真もアップされますが
乱歩の作品に登場しないので省略
というのが、潔いですね(笑)
自分もたまに利用することのある
(でも最近は、とんとご無沙汰の)
国際こども図書館(旧・帝国図書館)が
乱歩の長編『吸血鬼』に出てくるとは
思いもよりませんでした。
乱歩は早稲田の学生だった頃
上野、日比谷、大橋の各図書館に
通っていたそうですが
その上野図書館が現在の
国際こども図書館だそうです。
大橋図書館の外観写真も
ちょっとだけ出てきます。
大橋図書館は現在の三康図書館で
乱歩がデビューした博文館の創業者
大橋佐平ゆかりの私設図書館だと
一言あっても良かったかも。
上野動物園・旧正門は
要するに上野動物園の紹介なのですが
「目羅博士の不思議な犯罪」が書かれた頃は
サル山がなかったというのは驚きした。
原作で
「猿の檻の前に、ぼんやり佇んで」
と書かれているのは
そのためだったそうです。
上野東照宮の五重塔は
『幽鬼の塔』ほかに出てくるそうですが
個人的には『幽鬼の塔』が
いちばん印象に残っています。
ただ、むかし読んだ時は
上野の五重塔と
意識してませんでしたけど。
いわれてみれば
少年探偵談ものの『宇宙怪人』にも
出てきたかなあ、という感じで。
ただ、五重塔の上にいた
チンピラ別働隊員が
最後の謎解き場面で
小林団長に頬を張られたのは
鮮やかに思い出しましたけれど。
不忍池の紹介をした際、
湯浅さん『仮面の恐怖王』を
「きょうふほー」と読んでます(笑)
なぜ録り直さないの
とか、ツッコんでみたくなったり( ̄▽ ̄)
今回はちょっと駆け足だった印象ですが
それだけ見所が満載
ということころでしょうか。
このGW中は
乱歩文学散歩と洒落てみても
いいかもしれませんね。
上野の精養軒、
ちょっと食べにいきたいかもなあ。
例によって
上の、埋め込み画面の右側が
切れてるかもしれないので
以下に YouTube のアドレスをアップしておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=Qt2Sgc9Yof8&feature=player_embedded