おつきあいのある
「新青年」研究会制作
文学散歩ムービーの新作です。

今回は上野の旧・奏楽堂、
東京府立美術館(現・都立美術館)、
京成電鉄の博物館動物園駅跡、
東京芸術大学が紹介されてます。


旧・奏楽堂は
東京音楽学校(現在の東京芸術大学・音楽学部)の
演奏会場ということで
今回は音楽関係の話が豊富でした。

海軍軍楽隊の退職者で構成された
株式会社東京市中音楽隊なんてのも紹介される他、
ちょっと変わったところで
明治時代の競馬コースの話も出てきます。

旧・奏楽堂を訪ねる
ナビゲーターのお二人を追うショットに
特別展「こどものうた~大正時代の童謡運動~」の
立て看が移り込んでいるのが目を引きました。

どんな展示内容か、ちょっと気になったり。

ちなみに、旧・奏楽堂を紹介するパートの
解説テロップ、ちょっと流れるのが早いので
動体視力の程度が試されることに(苦笑)


続いて、江戸川乱歩の『盲獣』冒頭に出てくる
東京府立美術館(現・東京都立美術館)が紹介され
当時のレビュー・ガールについて言及。

『盲獣』(1932)は
乱歩の長編の中でも指折りのエログロ作品で
後に乱歩が、その内のある章を
あまりにもひどいので削ったという
曰く付きの作品です。

光文社文庫版の全集や春陽文庫版だと
削る前のバージョンで読めます。

これから読もうという方は
心してくださいまし。

今読むと
たいしたことないような気が
するかもしれませんけどね(苦笑)


京成電鉄の博物館動物園駅跡は
国際こども図書館に行く途中にあるので
自分も見たことがありますが
駅の跡とは知りませんでした。

平成9年に営業停止になったそうですから
営業中に使うこともできたはずですが
営業時には利用したことがありません。
ざんね~ん。


博物館動物園駅跡前の交差点を渡って
右折すると国際こども図書館。
直進すると東京芸大の美術学部と音楽学部です。

そっちには行ったことないので
芸大がここにあるとは知りませんでした。

かつての東京美術学校と東京音楽学校が
現在の東京芸術大学の
美術学部と音楽学部になったそうです。

こちらのパートでは、音楽よりも
造型美術をめぐる解説が聞けます。


例によって
埋め込み映像の右側が
切れているかもしれませんので
以下にリンクを貼っておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=iTDLzMk_Ueg&feature=youtu.be