
(メディアファクトリー
MFコミックス フラッパーシリーズ、2010.1.31)
『高杉さん家のおべんとう』と
同時刊行されたコミックスです。
表題作の他、
「時間列車で旅をする」という作品が
収録されています。
片っ方が1998年の作で、
片っ方が2006年の作だそうですが、
どっちがどっちか分かりません。
どこにも掲載誌や初出年度が書いてないんだもの。
(上の発表年は、あとがき まんが
「POST SCRIPT」に書いてありました)
表題作は、役者の夢破れて(?)帰郷した青年と、
彼に憧れる女子高生とが主人公です。
どうやら彼らには、
いたずら者の悪魔のようなやつ
(二人は「妖怪」と認識してるようですが)、
みんながやってるから自分も、というふうに
人の心を操るやつ、
付けた名前が「(ハーメルンの)笛吹き男」
が見えるんですが、
その妖怪「笛吹き男」、
村の祭りの夜に何か仕掛けているらしい。
その仕掛けられた惨劇を防ぐために
あたふたする主人公たちを描いた
サスペンスものです。
もうひとつの「時間列車」は、
希望する時間だけタイム・リープできる
時の列車の乗車券の抽選に当たって、
1年先の未来を見にいく少年
(といっても高校生ですがw)の物語。
なんだか『電王』みたいだけど(藁
こちらは少女まんがらしい恋愛もの。
甘酸っぱー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
読んでて思いましたが、
柳原まんがのキャラって
顔がしゃくれてる感じだなー(藁
それはともかく、同時発売の2冊、
両方とも面白かったけど
(そして懐かしかったけど)
自分的には『高杉さん家』の方が好みです。
(さもありなんw)