古墳巡礼・中四国編 138  石手寺古墳群5 | ロック古典主義

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 石手寺古墳群5(松山市石手)2022年11月22日 

 

 ようやく所期の目的である古墳群の世界に闖入します。 

 石手寺裏門から伊佐爾波神社に抜ける丘陵地帯は、「風土記の丘」 

と呼ばれています。今も昔のままの遊歩道が続いているのですが、 

手入れもあまりされていないようです。 

 坂道を歩いていると恥ずかしながら、ブリブリどこまでもおならが止まらない。誰もいないので気兼ねなく連発する。

 

 斜面の坂道を30ⅿほど登ると右手の山腹に小さなお堂があり、 

その陰に隠れるように1号墳の墳丘あります。直径10m弱の円墳。 横穴式石室の開口部が大きく、腰をかがめておもむろに入室すれば内部は幅1.5m、高さ2m、玄室長は3mほどの立派な玄室です。 

 側壁はゆるく持ち送り、奥壁も小ぶりな石材で精緻に構成されて 

います。 
 
 続いては、1号墳からさらに30mほど遊歩道を登り、分岐点を 

左手に進むと2号墳が現れました。      

    

 墳丘土は流出して石室が露出しており、墳形は定かではないが、 

1号墳とほぼ同規模の円墳と思われます。 

 開口部側から進入すれば、これも1号墳に類似した玄室で、奥壁 

は細かい河原石のようですが、側壁は大きめの割石も数多く見られ 

ます。 
 

 やっとの思いで辿り着いた石手寺古墳群。思わぬご褒美が待っていて古墳の石手寺弘法大師像上は展望台です。

 歩き疲れておならも出ない。『おならにさよおなら。』おならの原因は何なのか。おなかなのか。『おしりをよくおしりなさい。』 

 周囲は樹木におおわれあまり展望はきかないものの、吹き抜ける 

朝の爽やかな風に癒されました。