石手寺古墳群5(松山市石手)2022年11月22日
ようやく所期の目的である古墳群の世界に闖入します。
石手寺裏門から伊佐爾波神社に抜ける丘陵地帯は、「風土記の丘」
と呼ばれています。今も昔のままの遊歩道が続いているのですが、
手入れもあまりされていないようです。
坂道を歩いていると恥ずかしながら、ブリブリどこまでもおならが止まらない。誰もいないので気兼ねなく連発する。
斜面の坂道を30ⅿほど登ると右手の山腹に小さなお堂があり、
その陰に隠れるように1号墳の墳丘あります。直径10m弱の円墳。 横穴式石室の開口部が大きく、腰をかがめておもむろに入室すれば内部は幅1.5m、高さ2m、玄室長は3mほどの立派な玄室です。
側壁はゆるく持ち送り、奥壁も小ぶりな石材で精緻に構成されて
います。
続いては、1号墳からさらに30mほど遊歩道を登り、分岐点を
左手に進むと2号墳が現れました。
墳丘土は流出して石室が露出しており、墳形は定かではないが、
1号墳とほぼ同規模の円墳と思われます。
開口部側から進入すれば、これも1号墳に類似した玄室で、奥壁
は細かい河原石のようですが、側壁は大きめの割石も数多く見られ
ます。
やっとの思いで辿り着いた石手寺古墳群。思わぬご褒美が待っていて古墳の上は展望台です。
歩き疲れておならも出ない。『おならにさよおなら。』おならの原因は何なのか。おなかなのか。『おしりをよくおしりなさい。』
周囲は樹木におおわれあまり展望はきかないものの、吹き抜ける
朝の爽やかな風に癒されました。