四月から五月にかけてのステイホーム時期は、SNSであらゆるジャンルのプロ演奏家の投稿が目立った。マンドリンもプロもそうで、随分と楽しませていただきました。マンドリンに限って言うと、愛好家の多くが中高年であるのと発信量が多いメリットがあるので、ツイターやインスタよりフェースブックが多い気がします。もちろん若者に人気のある石橋氏などはツイターでの発信が目立ちました。

 

私が特に気に入ったのは石村隆行氏のフェースブック。中野二郎氏の愛弟子の為か貴重な楽譜をお持ちで、特に一人でも楽しめる知られていない独奏曲を紹介していました。しかも楽譜と共に石村氏自身の模範演奏まで堪能できます。楽譜が手に入れる事ができ模範演奏も聴けるのですから、弾いて楽しまないわけにはいきません。

 

アゴンスチー二、ガルガノ、ベルトゥッチ、デパーチなどあまり知られて演奏家兼作曲家の曲を紹介していただき、世界が広がりました。

 

特に気に入ったのが、このベルトゥッチの「特徴的な舞曲」

ベルトゥッチはカラーチェより22歳年上、ムニエルより18歳年上で、マンドリン独奏曲のパイオニア的存在だそうですが、無名で、石村氏自身も広めたい思いがあったようです。カラーチェやムニエルの独奏曲は多くの聴衆の前で、技巧を見せつけ圧倒させ、拍手を求めるような曲ですが、ベルトゥッチの曲は居間でお茶を飲む親しい知人の前で弾くようなくつろげる曲です。技巧的にも難しくないで、ステイホーム中に弾くには最適です。ただ技巧的には難しくはないのですが、美しく優雅に弾くには音楽的なセンスが必要で、そおういう意味では難しい曲と言えるでしょう。あまり強弱の指定もないので、弾き手に委ねられているのはいいのですが、どう解釈し弾くかは悩むところです。

今特訓中ですが、すこしづつ形になってきたところです。

 

とにかくとても癒されるいい曲です。

フェースブックにアカウントない方は是非アカウントだけでも取得し、楽譜を入手し楽しまれてはいかがでしょうか?

特にツイターのみで情報を得ている若い人達はfacebookを侮ってはいけませんよ。

マンドリン愛好家ならfacebookの情報は見逃せません。海外のマンドリニストも多く利用してますし、かれらの音源や演奏も堪能できます。