イメージ 1

ガエタノの弦が切れたので、交換しようとしたら、、、、、
いつの間にやら、ブリッジが真っ二つ!
特に強い力を加えたつもりはなかったのだが、古いオリジナルのブリッジは壊れてしまった。
やはり経年劣化でかなり脆くなった状態だったようだ。

という事で、演奏は不能に、、、、
さて、これからどうしようか、、、、

ところで、このガエタノ。ピックガードの形状などは、それまでのVinacciaに見られない
新しさを感じるが、旧態以前の所もある。
指板がとても薄いのである。この傾向は1910年代位までのVinaccia系の楽器の特徴か
もしれない。20年代に入ると、現代のものに近い厚さにようやくなる。特に胴体の上を走る部分
はかなり薄く、フレットが表板に触れそうなくらいだ。今の楽器に慣れた人から見ると、かなり
華奢な楽器に見えるだろう。特にこのガエタノはサウンドホールに近づくにつれ薄くなっている。
所有している1927年のブレベッタートと比較すると差は歴然だ。

1914年といえば、CalaceもEmbergherも全盛期。こちらの方は指板は厚い。
なぜ薄い指板に拘ったのか理解に苦しむ。薄い分重量が軽く、ネックも細くその分弾き易いのは確かだが。

<12月3日追記>
リブを手直しし、ブリッジを新しい物にする事も考えたのですが、これはひとまず
ヤフオクで売る事にしました。もちろん希望する売値で売れなかったら、もったい
ないので、手元に残すと思います。