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某アンサンブル退団後、失意の傷は癒されぬままどうしても某アンサンブルの
定期演奏会の曲を自宅で演奏してしまう日々が続いていた。これではいけない
と思い以前から弾いてみたかったマリオネットの楽譜を取り寄せる事にした。

昨日イグチさんより「マンドリンとギターのためのマリオネット作品集1」が
届いた。

お目当ての曲は「ぼちぼちいこか」である。まさに今の自分の心境である。

この曲ある人形劇の為に作曲されたそうである。頑張り屋のカバ君がいろんな
事にチャレンジするが、いつも失敗ばかり。そんなカバ君が到達した最後の境地
が「ぼちぼちいこか」である。

私も今回のアンサンブル退団の件だけでなく、カバ君と同様うまくいかぬ事ばかり。
心機一転「ぼちぼちいこか」という心境である。

さてこの曲、前からCDで聴いていて気に入っていたのだが、音の出し方がまるで
伝統的な感じではない。曲の出だしからポピュラーギターでよく使うスライド奏法
を使いややビブラートがかかっている感じだ。この奏法のおかげで、この曲の軽妙
な雰囲気を増している。
CDの吉田さんの演奏が見事で、自分でも弾いて試してみたいとかねがね思ってい
た。今日弾いてみて、その難しさを認識した。どうしても、あの吉田さんのように
はいかない。でも従前のマンドリン音楽にはない味わい楽しさを満喫できた。
(使用楽器は最近気に入っているEgildoにしようと思いましたが、やはりGelasにしました)

今日一日では、とても上手くは弾けぬ。まさに「ぼちぼちいこか」である。

この楽譜集の冒頭でマリオネットのお二人は表現は自由、感じるままに弾いて欲し
い旨話されている。本当に窮屈な音楽でなく、開放的な音楽を目指されている。
私も弾きなれたら、アドリブを付けて弾いてみようと思うし、そういう風にすれば
もっと楽しめる音楽である事に間違いない。

古くから受け継がれた奏法でオリジナル曲やクラッシックをやるのもいいが、こう
いう新しいスタイルの音楽に触れるのも新鮮なものだ。

是非マンドリン愛好家の皆さんに弾く事をお勧めしたい一曲だ

「ぼちぼちいこか」の人形劇の基になった原作のあらすじ以下で見られますよ↓
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?No=211

youtubeにでもこの曲の演奏例があれば紹介しようと思いましたが、ないようです。
という事はマリオネットの曲の中でもあまり弾かれていないのでしょうか。

<10月6日追記>
「ぼちぼちいこか」は「ぼちぼち」ではあるが、少し最初より上手く弾けるように
なってきた。そんなもんでこの楽譜集の先を進みたくなり今日は「ドライブアローン」
に挑戦してみた。前半は初見でもまあまあ弾けたが、後半はかなりしんどい。この曲
ロック調でなかなか刺激的な曲だ。元気なエネルギーを与えてくれそうな曲だ。この
曲を弾きたくないという人は、かなり精神的に老けてきているだろう。
この曲も焦らず「ぼちぼち」弾いてみることにします。
 
マリオネット ドライブアローンと検索すれば、一部無料で聴けるサイトありますので
この曲知らない方はどうぞ。

この曲に限らず今は音楽配信サイトで試聴できるし、CDまるごと買わなくて1曲だけ
買うという事もできるから、マリオネット初心者は是非利用されるといいでしょう。