ご存じだろうか・・・

 

バーチャルウォーターという言葉を

 

農作物や畜産物など

 

ジュースや加工食品などなど

 

生産された過程で使った水も

 

輸入しているという考え方で

 

世界の水資源の均衡を考えるための概念で

 

2000年初頭には唱えられていて

 

例えば

 

牛さん育てて

 

牛肉1キロを生産するのに

 

20トン以上の水が使われていると

 

言われていて

 

牛丼(並)だと

 

 

牛肉   70g 1400L

タマネギ 20g    4L

ごはん  120g 450L

 

となり・・・

 

一杯¥380ほどの牛丼でも

 

1850L以上の水が使われている計算

 

ハンバーガーだと

 

 

牛肉   45g 925L

パン   45g  72L

タマネギ 24g   4L

 

・・・となり

 

ひとつのハンバーガーで1000L強の水を使い

 

写真のようにトマトやレタスを加えれば

 

おそらく1500L近くになると思われる。

 

これを踏まえて・・・

 

課題となるのは

 

世界的な水不足の到来は避けられないと

 

予測する学者は多く

 

近い未来に必ずくるようです

 

清潔な水がない貧困地域や発展途上国では

 

衛生面からみれば危機的状況で

 

キレイな水があれば助かる命も

 

多いと言われています・・・

 

水が豊かな日本は

 

食料自給率が40%ほどなので

 

多くの生産物を輸入している日本は

 

バーチャルウォーター的には

 

水の輸入国なのです。

 

地球上の水の97%が海水で

 

淡水は

 

たったの3%!

 

その3%の内訳は

 

農業に70%

 

工業に20%

 

普段、我々が生活で直接的に使っているのは

 

10%以下で

 

地球全体の水の

 

0.3%以下

 

繰り返しになりますが

 

バーチャルウォーター的には

 

我々は

 

多くの水を消費しています・・・

 

日本にいると水不足を感じることはなく

 

飲み水の不足でさえ感じることは

 

無いと思いますが・・・

 

少し前に訪ねた

 

 

円形分水

 

均等に分け合う思いで造られていますが

 

この豊かな水という資源を

 

世界の人々と分け合うのか・・・

 

そんな決断が求められる日が

 

来ることがあるかもしれず

 

ダム

 

疎水

 

分水

 

 

その役割と真価は

 

これからかで

 

昨今・・・

 

これほど雨が降っているのに

 

道路のアスファルト化

 

下水道整備

 

河川の護岸工事などで

 

地面に沁み込む水は激減しており

 

便利さと引き換えに

 

地下水も加速度的に枯れてきています・・・

 

10年後

 

もしかしたら

 

ツーリングで行った神社仏閣で

 

山の中のせせらぎで

 

 

水不足を見る日が

 

やってくるかもしれませんね・・・

 

 

<後記>

 

バーチャルウォーターをかなり簡潔に扱いましたが

   

世界的にはウォーターフットプリントなど

 

水に関わる取り組みは

 

世界で加速しています

 

いつでも飲める水があるというのは

 

世界的にみても

 

とても恵まれています・・・

 

 

<Special Thanks>