ふと釧路に走ってみたくなりました。

釧路は私が小学校の半ばから高校を出るまでの多感な時期を過ごした場所です。

 

今回はツーリングスポットの紹介というよりも、ほとんどが個人的な思い出の場所巡りをしているので、ツーリングの参考にはならないかと思います。

下道で行くつもりだったので、PCXで行ってきました。

 

最初に、中学生の頃、釧路駅から国鉄に乗って細岡駅で降り、駅の近くを流れる釧路川に釣りに行った思い出があるので、そこが今どうなっているかを見るために釧路町の外れの細岡に行きました。

 

釧路と弟子屈を結ぶ国道391号線を左折し、達古武湖(たっこぶこ)沿いを通る道は、かつては砂利道でしたが、今はすっかり舗装道路となっていました。

 

細岡駅は、当時は何の変哲もない駅舎でしたが、現在は木造の駅舎になっていました。

 

現役の駅なので、列車は走っています。

 

 

当時の細岡駅の周辺は民家や商店があり、駅の切符は駅前の商店で買いましたが、今は民家や商店らしきものは見当たりませんでした。

 

駅から釣りをした釧路川のポイントまで行ってみると、そこはカヌーの発着場所となっていました。

 

 

 

達古武湖から釧路川に流入する小川の合流点には、かつては橋が架かっていて向こう側に行けたのですが、今は渡れません。

 

その橋の横のこの場所で春先にマブナが入れ食いで釣れたことがありました。

 

ここに来たついでに、私が釧路を出た後にできた細岡展望台というところに行ってみます。

 

展望台に行く前にその手前にあるビジターセンターにも行ってみます。

フラットダートを走ることになります。

大きな駐車場はビジターセンターの下の方にあり、バイク用の駐車場もあります。

 

ビジターセンター。

 

 

野生動物の解説、釧路湿原の成り立ちが展示されており、売店もありました。

 

ビジターセンターを出て、さらに上にある展望台を目指します。

若い人は何でもないかもしれませんが、メタボ中年にはきつい道です。

 

入口。

 

看板。

 

湿原の風景。

 

 

 

 

 

 

周りにはアフリカみたいと言っている人もいました。

 

展望台を出て、釧路市内に向かいます。釧路駅前は10年ほど前に仕事で来たことがありましたが、かつて住んでいた地区に行くのは、36年振りです。

 

私がかつて住んでいた宿舎は、もう人が入っていなく立ち入り禁止になっていました。1階の窓にはコンパネがはめられています。

 

では、よく釣りに行っていた興津海岸というところにいってみます。

海岸の方に降りていくと、草ヒロ。

 

屋根に何かいるようです。何の鳥でしょうか?

 

海岸は何の変哲もない海岸です。ここでよく釣れない釣りをしていました。時々アブラコ(アイナメ)が入れ食いになったことがありました。一緒に釣りに来ていたあの頃の友達は今元気なんだろうか?

 

今回は近づきませんでしたが、遠くの岩肌に何かあります。

 

ズームすると

トーチカのようなものがあります。ここは高さが4~5m位のところにあるのですが、子供の頃は、岩壁を登ってこの中を探検したりしていました。

降りる時は下の砂浜にジャンプしていましたが、今から思うとよくケガをしなかったなと思います。

 

釧路市の東の外れの白樺台というところに、おばあちゃんが住んでいました。もう30年も前に亡くなっていますが、子供の頃は白樺台のおばあちゃんの家によく遊びに行っていました。

 

今はどうなっているか行ってみます。

 

おっぷ、草ぼうぼうです。

 

この長屋の一番奥におばあちゃんが住んでいましたが・・・

 

通路も手入れがされていません。人は住んでいないでしょう。

白樺台は、かつてはこのような市営住宅がたくさんあり、それなりの人口がありましたが、今はこのような誰も住んでいない廃墟と化した市営住宅が結構残っています。

廃墟マニアにはネタとなりそうな場所です。

 

先ほどの宿舎もそうですが、このような形になっても思い出として残す方がいいのか、解体して綺麗な土地にして、思い出は心の中で生き続ける方がいいのか、複雑な気持ちになります。

 

次に、これも私が釧路から出てからできた施設ですが、千代ノ浦マリンパークというところに行ってみます。

 

釣り公園としての機能もあるので、釣り人がいます。

 

子供が遊ぶ岩のオブジェもあります。

 

 

私が子供の頃は、正面のテトラポットがある場所は全部砂浜で夏はそこで遊んだものです。千代ノ浦からはいつの間にか砂浜がなくなっていました。

 

最後はバイクをホテルにおいて街中を探索してみました。(この日は1泊です)

 

本当に駅前の北大通は人通りが少なくなってしまいました。私の知っている北大通とは全く別物になっています。

商業施設もほとんどなくなっていました。

 

駅前を走る阿寒バス。

私の知っている阿寒バスは、車体色はブルーっぽい色でした。

釧路のもう1社の釧路バスは、当時は東邦交通という社名で、車体は肌色でした。

 

私が釧路にいた頃からあった佐藤紙店は健在でした。

当時からあった店は、この佐藤紙店と仏壇屋と模型屋くらいしかありませんでした。

 

かつての地場デパート「丸三鶴屋」、解体されずにまだ残っています。

 

 

子供の頃は、丸三デパートに行く時はワクワクしたものです。

また、高校の頃は、このデパートのすぐ近くが乗り換えのバス停だったので、よく時間つぶしに7階のブックセンターで立ち読みしたものです。

これも建物が残っているのがいいことなのか、そうでないのか・・・

 

フィッシャーズマンズワーフMOO

 

幣舞橋(ぬさまいばし)

 

 

 

上流方向。

 

下流方向。

 

橋には春夏秋冬の4体の乙女の裸像が展示されています。

 

河畔にあるオブジェ。

 

幣舞橋からは花時計も見ることができます。

 

昼飯を食っていなく、腹が減ったので早めの晩飯を何にしようかと考えていたら、近くに超有名店があったので行ってみることに。

 

泉屋総本店。

 

この店の有名メニューはスパカツ。

もちろんそれを注文。次々に運ばれるスパカツ。ってみんなスパカツしか頼んでないんかい!

注文の9割はスパカツでした。

 

これ。

 

一応この店はレストランなので、スパカツのほかにも、ナポリタンやオムライス、ハンバーグやステーキもメニューにはあります。

 

ツーリング飯でも紹介してもよさそうですが、あまりにもメジャーすぎる店なので観光ガイドブックに任せたいともいます。

 

釧路は周辺には見どころはありますが、市内に見どころは少ないのでほとんど通過するか宿泊するだけの場所となっているのが残念なところです。