GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVE
GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVE/Flash It To The Beat
B/W Fusion Beats Vol. 2 (1981)
81年にBOZO MEKO RECORDSなる怪しげなレーベルからリリースされたシングル。A面にはブロンクス・リバー・センターにおけるレジェンドGRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVEのライブを収録。チープかつ荒々しいドラム・マシンのみのトラックがドープの一言。イントロの掛け声やドラムはよくネタ使いされているよね。ラップ巧者によるマイクリレーも最高だね。B面は、JAMES BROWN/Get Up, Get Into It, Get Involved 、THE MOHAWKS/The Champ、DYKE & THE BLAZERS/Let a Woman Be a Woman, Let a Man Be a Manを繋げたライブミックス仕立て。(一説にはAFRIKA BAMBAATAA、AFRIKA ISLAM、JAZZY JAYによるテープ・ミックスと言われていている)(2014/01/04)
THE SYSTEM/Don't disturb this groove(1987)
NYのデジタル・ファンク/R&Bデュオ"THE SYSTEM"が87年にリリースした4thアルバム。このアルバムに収録のメロウ・クラシック「Don't Disturb This Groove」を初めてラジオで聴いてすぐに虜になり、高い国内盤のLP買いに行ったな~、そういえば。ずーっとこのアルバムだけ聴いていた時期もあったくらい大好きなアルバムなんだけど、改めて聴き直すとR&B色は希薄でけっこうポップ寄りだったんだなって感じましたね。それでも大好きなアルバムには間違いなく、前述のデジタルだけど温もりを感じるメロウ・ミディアム1.Don't Disturb This Groove、お得意のエレクトロ・ファンク4.Heart Beat Of The City、1.のインストバージョンで、歌入りとは異なるエンディングのリバーヴも最高な5.Groove、優しげなメロウ・グルーヴ6.Nighttime Lover、DOUG E. FRESHの名人芸ヒューマン・ビートボックスで幕を開けるダンス・ナンバー7.House Of Rhythmあたりを聴くと当時の甘酸っぱい思い出が蘇るな~。(2013/12/31)
LIL' BLACK/Around The World In A Day (2000)
『We all gone die』が人気のテキサスのLIL' BLACKが2000年にリリースしたアルバム。バラエティに富んだ内容の充実作で、特にノリノリなパーティ・ナンバー4.If You Wanna Party、2 PAC/California LoveネタのトラックにSTRAITをフィーチャーした5.3rd Coast Rock、GAP BAND/Burn Rubber On Me使いのファンク・トラックにT BABYのコーラスが絡む6.Why You Wanna Hurt Me Girl、定番CLUB NOUVEAU/Why you treat me so bad使いの7.Around The World In A Day、フュージョンぽいサックスも絡む心温まるメロウ・チューン9.Never Let You Go、ファンキーなギターが耳を惹く10.My Message To A Dyin' World、優しげなピアノのメロディにうっとりする12.O.G.'s、南部風情溢れる哀愁ナンバー15.Come Down Come ThroughがGOOD。誰にでもオススメできるアルバムの一つです。(2013/12/27)
ALYSON WILLIAMS/Same (1992)
元HIGH FASHIONで、DEF JAM初の女性R&BシンガーとなったALYSON WILLIAMSが92年にリリースした2ndアルバム。1stアルバム収録の「Sleep Talk」の12インチあたりは良く聴いていたね。懐かしい。AL B.SURE !制作の切ないミディアム1. Can't Have My Man、DARYL SIMMONSプロデュースの哀愁溢れるミディアム2. Just My Luck、ALVIN MOODY&VINCENT BELLが手掛けたソウルフルでエモーショナルな3. Here Comes The Rain、JEFF REDDとデュエットした美しい4. So Specialが素晴らしいね。残りは全然ダメだったけど…、この4曲だけでもR&Bファンなら聴いて欲しいですね。(2013/12/22)
THE SUGARHILL GANG/Same (1980)
ヒップホップの歴史を語る上で欠かすことの出来ないグループTHE SUGARHILL GANGが80年にリリースしたデビュー・アルバムにボーナスをプラスした30周年記念盤。プロデュースは、レーベル・オーナーのSYLVIA ROBINSON等。ブレイクダンスがブームになっていた83、84年頃、貸レコード店で「ラップの本命盤」ってことで宣伝されていたこのレコードを借りて聴いたのが最初の出会いで、RUN D.M.C./Hard Times、AFRIKA BAMBAATAA/Planet Rock、EGYPTIAN LOVER/Egypt,Egyptなんかのエレクトロっぽいものを期待して聴いたんだけど、いきなり歌物のラブソングみたいな曲が1曲目だったんでかなりずっこけた思い出があるな。
1.Here I Am
ドリーミーでメロウなR&Bだけど、ファットなビーツがカッコイイね。
2.Rappers Reprise(Jam-Jam)
レーベルメイトのTHE SEQUENCEをフィーチャー。P-FUNKっぽいファンク・トラックがナイス。
3.Bad News(Don't Bother Me)
ラブリー&メロウなR&B。歌は下手だけど雰囲気出てて好きだな。
4.Sugar Hill Groove
軽めのイントロから重たく変化するファンク・トラックが最高!Catch a Grooveに似た部分が効いてるよね。
5.Passion Play
メロウなR&B。味があるね。
6.Rappers' Delight(Single Version)
CHIC/Good Timesを使ったエバーグリーンなクラシック!今のヒップホップがあるのも、全てはここから始まったといっても言い過ぎではないはず。
7.On The Money
パーティ・ファンク!歌じゃなくラップだったらもっと最高だったのに。
8.Be a Winner
コズミック・なファンク・ナンバー。
9.I Like What You're Doing
ドナ・サマーなんかのミュンヘン・ディスコっぽいな。これは厳しい。
10..Rappers' Delight(Long Version)
6.のロング・バージョン。この7'シングルも持っていて、それに歌詞がびっしり書かれていたのを思い出した。
ヒップホップ界では、他人のスタイルを盗んだやつらみたいな言われ方をするけど、彼らの功績は誰よりも大きいと思う。もっと正当な評価をして欲しいですね。(2013/12/21)
シングルジャケ表
CHAKA KHAN/Same (1982)
R&B DIVAのCHAKA KHANが82年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、ALIF MARDIN、バックにBRECKER BROTHERS(ホーンセクション)、HIRAM BULLOCK(ギター)、ANTHONY JACKSON(ベース)、AVERAGE WHITE BANDからはHAMISH STUART(ギター)、STEVE FERRONE(ドラム)等という前3作同様超豪華な面々。LARRY LEVANのリミックスでも有名なダンス・クラシック1. Tearin' It Up、RICK JAMESとデュエットしたスロウ・ファンク2. Slow Dancin'、カントリーなイントロから一転し、キレの良いファンクを聴かせる3. Best In The West、MICHAEL JACKSONのカバー4. Got To Be There、ジャズをダンス曲に仕立てた5. Be Bop Medley、ソウルフルだけど少しロックっぽさも感じるミディアム6. Twisted、AORっぽい都会的なメロウ・ナンバー7. So Not To Worry、キレの良いエレクトロ・ダンサー8. Pass It On (A Sure Thing)と全曲イケます。CHAKA好きなら聴いて当たり前のアルバムですね。(2013/12/19)
V.A./Deep Down in Florida (1995)
マイアミのTK傘下のレーベルからリリースされたディープ・ソウルのコンピ。ディープ・ソウルって響きにかなりの警戒感を抱いたが、聴いてみるとフリーソウルっぽいものも多くて一安心。DELEGATIONっぽいイントロから耳を惹きつけるメロウ・ナンバー2. Honey Honey/DAVID HUDSON、甘い雰囲気の4. If I Hadn't Slipped Up and Got Caught/BOBBY PATTERSON、クラビネット(?)が耳を惹くファンキー・チューン7. All I Need Is You/OTIS CLAY、アイズレーっぽいギターも飛び出すソウルフルな8. I've Tried It All/MEADOWS BROTHERS、甘茶な雰囲気が溢れているスロウ9. Baby I Cried Cried Cried/CHARLES JOHNSON、甘茶の定番シチュエーションの一つ「電話」物で語りもたっぷりと挿入した13. Love on the Phone/JOHN MITCHELL、夢見心地な雰囲気の16. When I'm Loving You/DAVID HUDSON、心ウキウキする躍動感溢れる17. Special Kind of Love/OTIS CLAYが気に入りました。こういうディープ・ソウルだったらもっと聴きたいね。(2013/12/18)





