THE SUGARHILL GANG/Same (1980) | OLD 2 DA NEW SCHOOL

THE SUGARHILL GANG/Same (1980)




ヒップホップの歴史を語る上で欠かすことの出来ないグループTHE SUGARHILL GANGが80年にリリースしたデビュー・アルバムにボーナスをプラスした30周年記念盤。プロデュースは、レーベル・オーナーのSYLVIA ROBINSON等。ブレイクダンスがブームになっていた83、84年頃、貸レコード店で「ラップの本命盤」ってことで宣伝されていたこのレコードを借りて聴いたのが最初の出会いで、RUN D.M.C./Hard Times、AFRIKA BAMBAATAA/Planet Rock、EGYPTIAN LOVER/Egypt,Egyptなんかのエレクトロっぽいものを期待して聴いたんだけど、いきなり歌物のラブソングみたいな曲が1曲目だったんでかなりずっこけた思い出があるな。

1.Here I Am
ドリーミーでメロウなR&Bだけど、ファットなビーツがカッコイイね。
2.Rappers Reprise(Jam-Jam)
レーベルメイトのTHE SEQUENCEをフィーチャー。P-FUNKっぽいファンク・トラックがナイス。
3.Bad News(Don't Bother Me)
ラブリー&メロウなR&B。歌は下手だけど雰囲気出てて好きだな。
4.Sugar Hill Groove
軽めのイントロから重たく変化するファンク・トラックが最高!Catch a Grooveに似た部分が効いてるよね。
5.Passion Play
メロウなR&B。味があるね。
6.Rappers' Delight(Single Version)
CHIC/Good Timesを使ったエバーグリーンなクラシック!今のヒップホップがあるのも、全てはここから始まったといっても言い過ぎではないはず。
7.On The Money
パーティ・ファンク!歌じゃなくラップだったらもっと最高だったのに。
8.Be a Winner
コズミック・なファンク・ナンバー。
9.I Like What You're Doing
ドナ・サマーなんかのミュンヘン・ディスコっぽいな。これは厳しい。
10..Rappers' Delight(Long Version)
6.のロング・バージョン。この7'シングルも持っていて、それに歌詞がびっしり書かれていたのを思い出した。

ヒップホップ界では、他人のスタイルを盗んだやつらみたいな言われ方をするけど、彼らの功績は誰よりも大きいと思う。もっと正当な評価をして欲しいですね。(2013/12/21)

シングルジャケ表



シングルジャケ裏