釣れてほしくなかった日 | The Old Plugger / Surface BOMB

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古き良きタックルを収集しながら、のんびりとバスフィッシングを楽しんでいます。
SURFACE BOMB所属 / 大阪支部長

もうすぐ10月。

この時期になると、ある出来事を思い出します。

それは1999年10月2日(土)オンボロのバスボートをレンタルして、友人と琵琶湖へ行った話し。

当時は田辺プロに影響を受けて、琵琶湖専用ロッドはロードランナー、おまけに帽子までロードランナー(笑)

確か、田辺プロはアメリカでトーナメント参戦中。

実はこの日、JBワールド トップ50の大会2日目。

しかし、会場が湖北ということで、南湖には来ないだろうと友人と話しながらディープホールへ!

オンボロのバスボートとはいえ90馬力なので、スロットルオフ後もそれなりの慣性でボートは進みます。

ディープホールに到着するとビックリ!!
ブレイクを取り囲むように等間隔でワールドメンバーが勢ぞろい。

そして、いつものようにフロントへ移動してエレキを踏むけど動作しない。

えっ!!と思うもボートは止まらない。
そのうち目の前にバスボートが!!

衝突を避けるため、フロントから身を乗り出し何とか受けとめ衝突は回避!

すみませんと必死で謝る僕たちにいいよ!
大丈夫?と逆に心配してくれて、とても紳士的な対応を見せてくれた徳永兼三プロ。

何とか衝突は免れたものの、エレキは動かず。

少し風があり、運よくボートはポイントから離れ、すぐさま確認するとエレキのツイストロックが見事に外れていました。

差し込み直すと何事もなく復活!

そんな時、タイミングよくローボートが移動し、スペースが空いたのでそこへ入ることに。

テキサスリグに9インチハーフのギドスリンガーをセットしてブレイクラインを狙います。

ディープホールは琵琶湖の人工島の埋めたて用に掘った穴で周囲の水深は3mほどですが、ホール部は水深10m以上あり、円状に削り取られています。

秋はこのブレイク沿いにバスは回遊していて、40分ほどのペースでバスが回ってきます。

そして事件勃発!

僕のリグにバスが掛かったものの、手前に泳いできており、巻いても巻いてもラインテンションがかからない。

そのうち、隣で釣りをしていたNプロの目の前でバスが大ジャンプ!

Nプロはビックリしてキョロキョロ。

バスよ!外れてくれ~と思ったのは後にも先にもこの一度キリ(笑)

完全にフックは掛かっていて、もう巻くしかありません。

そうこうしているうちにロードランナーは曲がり始め、そのやり取りの一部始終をNプロは見ています。

その距離15メートルほど( ̄◇ ̄;)

必死にやり取りをおこない、田辺プロと同じようにデッキに寝そべりハンドランディング(笑)

ブリブリ46cmのバスでした。

そんな時…うわぁ~俺が狙っていた魚を獲られた~とスピニングロッドにダウンショットをセットしたNプロから面と向かって言われた(笑)

そのままエレキを踏んでディープホールから逃げるように離れました。

そして、友人から一言…

このトーナメントに田辺さんは出場しておらず、ロードランナーの帽子を被り、ロードランナーを手に持ち、有名プロの真横でブリブリのバスを釣ってしまう遠慮のなさはハンパないなぁ!前代未聞や!と友人から突っ込まれ、ふたりで大爆笑!

今、考えると、オンボロのバスボートで素人が突然やってきて、釣り去っていくという最悪な奴らだったと思う(笑)

皆様、琵琶湖のレンタル船とトーナメント日は気を付けましょう!

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