子ども達に音楽を通して想像力を育むピアノレッスンを~

子ども達に音楽を通して想像力を育むピアノレッスンを~

恵庭と札幌で子ども達にピアノを教えています。
長年のピアノ、エレクトーンの指導経験と保育士資格、リトミック指導研修、福祉施設でのボランティア経験を通して、ピアノレッスンのあり方をお伝えしていきたいと思います。


テーマ:

歌を歌いだす時の息を吸う動作。

歩き出す時の足をあげる動作。

テニスでボールを打つとき、ラケットを振り上げる動作。

などなど、

 

『アナクルーシス』をわかりやすく言うとすれば、こういうことなのですが、

音楽的に言うと、アウフタクトとのこと。

主にリトミックで使われる用語です。

 

音楽でいえば、音を出す(放つ)前の動作のときのエネルギーといったところでしょうか。

                

《準備(構え)→動作(アナクルーシス)→音を出す(放つ)》

 

リトミックでは、例えばリズムや音に合わせて歩くとき、このアナクルーシスを感じて歩き始めるのとそれがないのとでは、えらい違いなんです。

アナクルーシスを感じて歩き始める第一歩にしっかりとした1拍目を感じ取ることができます。

それができていると、リズムも乱れにくいですし、見ている方にもリズムがはっきり伝わります。

 

そう、はじめの一歩が非常に大事なんです。

 

 

ピアノの演奏も同じことが言えます。

もっというと、

レッスンのときによくあるのは、曲の出だしを何度も弾きなおしてしまうことがあります。

このような出だしの弾き直しのクセはいろんな要因が考えられますが、指導者はアナクルーシスを感じて弾き始めることができるように、アドバイスしてあげることが大事です。

 

もちろん、この場合『アナクルーシス』という言葉は使いませんよ。

 

まずは、どのくらいの速さで弾きたいか生徒に問いかけます。

自分で決められない場合は一緒に考えて、一緒にその速さのビートを手拍子で打ちます。

 

それから、鍵盤に手を置いて準備して、決めた速さを心で感じながら、

例えば

4拍子なら1.2.3.4.1.2.3.

3拍子なら1.2.3.1.2.

(太文字のところで、自然にアナクルーシスを感じ取ることができます)

という風に心の中で唱えて弾きはじめるように、伝えます。

伝え方は、少しだけ大げさに先生が一度やってみせます。(これ大事!)

 

緊張していても迷いなく弾き始めることができますし、リズムも安定しやすいので、聴き手にも伝わりやすい演奏になります。

 

ところで、以前こんなことがありました。

『人形の夢と目覚め』という楽曲をレッスンしているときでした。

この曲は3部構成になっており、一番最初の『人形の子守歌』の弾きはじめのアナクルーシスがどうしてもうまくいかないことがありました。この時の生徒は、『弾く』という部分では何の問題もなかったのですが、表現的な部分が少し苦手でした。

 

そこで私がアドバイスしてみたのは、

「お人形にお布団をそっとかけるように弾き始めてみてごらん!」(子守歌というところからひらめいたハッ

 

うまくいったんです!これが。

 

基本的なアドバイスが必ず伝わるとは限らないんです。

時には、柔軟にこんなアドバイスの仕方が子どもに響くこともあります。

 

先生も、生徒も発想の豊かさを持っていたいですねほっこり

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス