ケリー基準に従えば、インデックスファンドはやり過ぎ | エナフンさんの梨の木

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では、結局のところ、ケリー基準を用いることで、株式投資における最適投資割合を求めることは出来るのか?

という話なのですが、どうやら、正確には答えはでないけど、概ね、正しい方向性は指し示すことができる。と、いう株式投資に有りがちな曖昧さを残す結果になりそうです。

ただ、自分が極端な状況に向かいそうなとき、警告を鳴らし、冷静さを取り戻すことには使えそうです。
よく個人投資家は値動きの激しい人気株、ジャンルでいうと、バイオ関連株、ゲーム関連株、不動産株、ネット関連株等を好む傾向がありますが、そういうリスクの高い株に投資する場合は、他の株と比較して、保有割合を下げなければならない。という大事な事を教えてくれます。

また、東証一部上場企業を全て少しずつ保有する、等という極端な分散投資もケリー基準から言えば、やりすぎと言えるでしょう。

東証一部上場企業は2000社以上ありますから、1銘柄当たりの保有割合は単純平均なら1/2000=0.05%
仮によく言われるように日本株の年間平均期待値が5%だとすると、逆算すると1銘柄当たりのオッズは100倍でないと計算が合いません。
最適保有割合(0.05%)=エッジ(5%)/オッズ(100倍)
さすがに1年間当たりの全ての日本株の最大投資リターン(オッズ)を100倍と仮定するのは、明らかに間違いといえるでしょう。
確かにインデックスファンドは手数料が安いのですが、ある程度のお金持ちなら、乱数表か何かを使ってランダムに100銘柄程度を選び出し、現物保有する方が、管理費用はタダですし、優待も貰える分、期待リターンを高めることがでる筈です。

この場合(100銘柄保有)でも、保有割合(1%)=エッジ(5%)/オッズ(5倍)となりますから、まだ、オッズはかなり高い気がします。逆に分散効果という点では充分といえるでしょう。

東証一部の単純平均株価は2000円程ですから、2000円(平均株価)×100株(最低単位)×100銘柄(分散)=2000万円以上TOPIX連動のインデックスファンドに投資されているお金持ちな方は、検討されても良いかもしれません。

もっときわどいところを狙うなら、おそらく40銘柄=800万円くらいでもイケるでしょう。この場合は1銘柄当たり保有割合(2.5%)=エッジ(5%)/オッズ(200%)です。ここでいうオッズはリターン部分のみを指しますから、株価なら3倍高といえます。ごく稀に1年で10倍高ということもありはしますが、まぁ、個別株投資の1銘柄当たり年間最大リターンを3倍程度に置くというのはかなりいい線だと思います。

やや分散効果は薄まるものの、管理手数料なしと優待のメリットを加えれば、長い目で見ると、インデックスファンドに勝てるような気がします。(出張中ですので、細かい計算は出来ませんが、ランダムに株を40ほど選び、5年ほどの長めの期間で、TOPIXと比較すれば、簡単に確認できる)

もっとも、このような分散投資は私が実践してきた割安成長株への集中投資スタイルとはずいぶん異なりますが。