3つの流れと3つの原理の違い | エナフンさんの梨の木

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私は私の本の中で、3つの流れと3つの原理について説明しました。

おさらいしますと、3つの流れ:①企業の成長②相場との連動③評価水準の変化、3つの原理:❶近未来の業績❷リスク❸金利です。

3つの流れも3つの原理も似たような話なんで混乱するかもしれませんが、ちょっと違う部分があるのです。その違いが歪であり、結果的に投資のネタになるのですが、まず、3つの流れについては主に長期的な相場変動に影響力を持つプレイヤーの存在を意識して、3つにまとめました。

①企業の成長:成長株投資家

②相場との連動:マクロ系ファンド、インデックスファンド

③評価水準の変化:バリュー投資家、材料株投資家

もちろん、これ以外にも様々なプレイヤーが存在し、その考えが反映されて様々な流れが存在するのですが、ドレミファソラシドも理解できていない子供に、シャープやフラットの話をしても頭に入らないのと同様、株もまずは基本を覚えてもらわないとその先に進めないだろうという思いから、この本の中では3つにまとめた次第です。

 

一方で、3つの原理はファンダメンタルズの教科書的な考えから3つにまとめました。この3つ以外にも純資産価値や流動性、株主還元といった論点は存在するのですが、こちらもまずはドレミからということで3つにまとめた次第です。(補足的に純資産価値については説明を加えた)

 

で、今回はシャープやフラットの話に突入するわけですが、(つまりややこしい話になる)

 

3つの流れ、3つの原理のうち、①企業の成長と近未来の業績という部分は概ね同じ話です。業績が良いと株価は上昇し、ファンダメンタルズも向上する。悪いとどちらも悪化する。流れと原理が同じベクトルを向いています。

問題は②と③です。ファンダメンタルズ(3つの原理)の観点からは、❷リスク要因と❸金利水準が原因で②と③の流れが生まれると考えられるのですが、どう考えてもこの二つの要因だけでは説明がつきません。つまり、ファンダメンタルズ以外の理由でも大きな流れが生まれてしまうのです。

 

まとめると以下の表のようになります。

少々、話を混乱させてしまうかもしれませんが、本質的には株価は、①企業の成長と③評価水準の変化の二つで動いていると考えられます。PERはそのままで一株当たり純益が拡大した結果、株価が上昇する。もしくは、PER自体が高くなって株価が上昇する。株価の上昇理由はこの二つだけなのです。

 

ところが、実践では企業成長と評価水準の変化だけを見ていたのでは、全く、相場についていけません。近年、インデックスファンドや先物取引の影響力が大きくなりすぎた結果、個別企業のリスク特性や業績要因を無視して、全部一緒に動く傾向が強まっているため、②相場との連動という流れをしっかり理解しないと、何が何だかさっぱりわからなくなってしまうのです。

 

一方で確かに相場に連動しない銘柄も存在します。その理由がファンダメンタルズなら納得もできるのですが、むしろ、話題性や材料性といった注目度の高さ、および、それに起因する流動性の違い、さらには株主優待といったファンダメンタルズとは無関係な理由が原因となって、連動の呪縛を離れて評価水準だけを変化させるケースが少なくないのです。

 

(つづく)

 

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