割安に買うことのリスク上のメリット | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。


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私は私の本の中で中長期的には3つの流れが大きな影響を与えると説明しました。

①業績、②全体相場との連動、③評価水準の変化の3つです。この流れのうち、①業績の拡大(成長株投資)と③評価水準の是正(割安株投資)による株価上昇を狙い、②全体相場との連動には目を瞑る長期投資スタイルをこのブログでは紹介しています。

今日もNYダウは800ドル近くも下げていますが、こういうのをいちいち避けたり、あるいは空売りをしたり、というのを繰り返していたら、長期投資が成り立たないんですね。そのため、どうしても③については概ね無視する必要があります。そうは言っても、③評価水準が高くなりすぎた加熱相場においては、売る株が増え、買う株が少なくなるために、結果的に現金比率を高めるということはありますし、逆に全体相場が暴落したら、買う株が増え、売る株がなくなりますので、株式投資比率が高まって、結果的に、全体相場のうねりを取れるということはあります。

 

さて、単なる成長株投資ではなく、それに割安株投資を加えるメリットをリスクの観点から説明したいと思います。読者さんから、「投資先についてヨミが外れることはないのか?」という質問を受けているのですが、当然、ヨミが外れることは頻繁にございます。前回記事に書いたりそなHDのようなケースですね。ただ、割安に買っているので、現時点では少なくとも致命的なダメージを受けてはいません。今日、よく下げたとしても、含み損は1割以内程度です。投資総額の1割(りそなHDの保有率)が1割程度含み損を抱えたわけですから、全体に対しては△10%×△10%=△1%のインパクト(△はマイナスの意味)ですね。致命傷にはなりません。話はそれますが、自信の度合いで保有比率を上げたり下げたりしています。最も自身のある株は3~4割程度。最も自身のない株は1割程度を初期的には購入しています。狙い通り、自信のある株が大きく値上がりすると、さらにバランスが崩れ、主力株比率が5割を超えることもよくあります。だからといって、バランスが悪いという理由だけで、リバランスするようなことはしません。あくまで5割以上その株を持つよりも、そのうちの何割かを他の株に回した方が、もっとパフォーマンスを上げる可能性がある場合に限り、リバランスを検討します。

 

話をもとに戻しますと、株価が大きく下がる原因もこの3つの流れの影響を受けます。つまり、(1)業績の悪化、(2)全体相場の下落に巻き込まれる。(3)その企業に対する市場の評価が下がる。当然一番痛いのは、(1)(2)(3)を全部同時に食らうようなケースです。ライザップみたいなパターンですね。

(ライザップ週足チャート)

株価は△80%以上暴落しています。業績の悪化とこの企業に対する評価の見直しが、このところの暴落のタイミングで起こっているわけです。そこで、割安株投資(バリュー投資)のリスク上のメリットなのですが、少なくとも、(3)その企業に対する評価はもともと相当低いわけですから、(2)相場と連動して一緒に株価が下がったとしても、そもそも下がりしろがどれほどもないため、ダメージを小さく抑えることができる点にあります。

(りそなHD月足チャート)

例えば、ディフェンシブグロース株の場合は、今のような景気悪化不安から全体相場が下がったとしても、連動して業績まで大きく悪化するわけでもありませんので、割安なディフェンシブグロース株でポートフォリオを固めることができれば、下がったとしても(2)相場との連動分だけということになります。仮に日経平均株価が2万円を割ったとしても、ここからの下げは1割程度ですし、先ほどの理由から、割安株は全体と比較して下げ幅が小さい可能性が高いことを考慮すると、十分しのげるはずです。

ただ、みんな同じようなことを考えて行動しますので、そもそも割安なディフェンシブグロース株を見つけるのは相当難しくなっていますから、りそなHDのような金利の動向次第では上振れ期待も存在したバリュー株投資という判断もあったわけです。ただ、上振れ期待は薄くなってきましたので、引き続き長期保有するのであれば、単なるバリュー投資として配当をもらい続ける投資法ということになってしまいそうです。(つづく)

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