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2005-11-26 17:42:58

夜の都心に怪獣現る!

テーマ:ストーカー編

奥さま聞いて下さい・・・。

そして私を叱って下さい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

タイトル未設定  

想像を超える展開になった月曜日の深夜。

  

婚約者と私が落ち着いて眠りに就いたのは、時計の針が

午前5時を回っていた頃でした。真冬なので外は暗いまま

ですが、これが夏場ならそろそろ空も明るくなる時刻です。

 

 

私たちは数時間足らずの深い睡眠をむさぼり、目覚まし時計

で無理やり起こされました。ご経験がある方ならきっと想像が

つくと思います。普段とはまったく違う時刻に就寝して起きた

朝は、体がだるくて思うにまかせません。正直なところ、私は

ズル休みをしたくてたまらない体調だったのですが、この日が

特別な日であることを考えて、自らを叱咤しつつ熱いシャワー

を浴びます。婚約者は遅い出勤時間の日に当たるため、ベッド

の中で2度寝を決め込んでいます。

 

 

火曜日・・・未明に起きた出来事の報告をS原から聞き出すこと、

さらにはM本人と話をすることが、私に課せられた一番の任務

でした。目覚まし時計を遅い時刻に再び設定し直してから、深い

2度寝を楽しんでいる婚約者を起こさないように注意して、私は

そっと着替え、そっと玄関を飛び出しました。

 

 

ふとドアの脇を見ると、いつか見たことがあるのと同じような

タバコの吸殻の山がありました。昨晩Mが残していったもの

でしょう。私はティッシュペーパーで拾い集めて、マンション

のエントランス横にある集中ゴミ置き場に捨ててから、駅へ

と急ぎました。

 

 

(中略)

 

 

勢い余って少し早めに職場へ着いた私は、1人で自席に座り

週末から週明けにかけて起きた様々な出来事を思い返しました。

ずいぶん長い時間が経過したような錯覚に陥っていましたが、

実はたった数日の出来事なのです。ダラダラと嫌なことが続く

よりはマシだとも言えなくはありませんが、あまりにストレスが

大きかったため、私の寿命はおそらく相当年数縮んだことで

しょう。

 

 

 

 

 

慌てるインコ  

「生命保険の契約年数・・・見直した方がいいかな・・・」

 

 

 

 

 

 

そんなどうでもいいことをつらつらと考えていると、私の上司で

あるY部長が出勤してきました。お互いに多忙で席を空けている

ことが多いため、2人きりで職場の空気を吸うのはかなり珍しい

ことです

 

 

 

 

 

 

 

「部長、おはようございます!」

 

 

「おお!おはよう!」

 

 

「珍しいっすね・・・我々だけになるなんて・・・」

 

 

「うん・・・俺はちょっと人事的な手続きがあってな・・・」

 

 

「人事・・・?」

 

 

「ああ・・・お前の異動じゃないから安心しろ・・・ “派遣さん” だ」

 

 

「誰ですか?」

 

 

「お前にはどうせ先に伝えることにしてたんだが・・・」

 

 

「私の部下ですか?」

 

 

「ああ・・・Mちゃんなんだが・・・今朝ウチに電話があってね」

(注:部内の職員名簿が全員に配布されています) 

  

  

「M・・・が・・・ですか?」

 

 

「うん・・・どうせ来年明けに派遣期限切れなんだが・・・」

 

 

「何か言ってきたんですか・・・?」

 

 

「ご家庭の事情で今日付で退職するそうだよ」

 

げげ!ねこ  

「退職!?」

 

 

「うん・・・突然で俺もびっくりだけどな」

 

 

「お前のチームはとりあえず1人欠員になるが、すぐ手配するからな」

 

 

「・・・・はい・・・よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

私は上司の手前、あまり動揺しているのを気取られないように、努めて

平静を装っていました。しかし・・・やはりショックです。

 

 

未明にS原が迎えに行って、その後いったい何があったのでしょうか。

家庭の事情を理由にしていますが、おそらくは出社をする気持ちに

なれないところが本当のところでしょう。

 

 

すぐにMに電話をかけたい衝動に襲われましたが、その動物的な

本能を理性で抑えて、まずはS原と連絡を取ることにしました。

果たしてMに直接連絡をしていいものなのか、その後の状況を

S原に確認しなくてはなりません。

 

 

私はS原の携帯番号をプッシュしながら職場を離れ、廊下の奥に

ある自動販売機コーナーに移動しました。なるべく他人に聞かれ

たくない用件だったため、その時間帯はあまり他の職員が来ない

場所を選んだのです。

 

 

S原は2コールですぐに応答しました。

 

 

  

 

 

  

 

「もしもし・・・○○君?おはよう!」

 

 

「おはよう!元気だね・・・夜中に悪かったな」

 

 

「いいのいいの・・・ちょうど私も電話しようと思ってたんだ」

 

 

「申し訳ない・・・気を使わせて・・・」

 

 

「ううん・・・問題なしよ。その後の経過が聞きたいんでしょ?」

 

 

「うん・・・そうなんだけど・・・Mが会社辞めちゃったよ」

 

 

「そう・・・やっぱりそうしたんだ」

(驚く様子もなく)

  

   

「・・・Mから聞いてたの?」

 

 

「そうするかもしれないってことはね・・・最終的な決断は聞いてないよ」

 

 

「そうか・・・やっぱり気まずいのかな」

 

 

「そうみたいだね・・・あとは○○君とウソの関係を吹聴しちゃったからね」

 

 

「ああ・・・そのことか・・・打ち消さなくっちゃなぁ、いずれ・・・」

 

 

「大丈夫だよ。彼女・・・主だった人にはメールしてたから」 

 

 

「メール・・・?」

 

 

「うん、携帯から私の前で送ってた。ちゃんとウソだって伝えたみたい」

 

 

「そうか・・・(複雑)

 

 

「放っておけば事実が広まるから敢えて触れない方がいいよ」

 

 

「そうだね・・・(複雑)

  

 

「まだそんなにメジャーな話題にはなってなかったし・・・」

 

 

「・・・まぁそれは救いだけどね・・・」  

  

 

「私もうまく打ち消しとくから任せて。あなたは動かない方が得策ね」

 

  

「ありがとう・・・・・・で、あれから・・・S原はどうしたの・・・?」

 

 

 

  

 

 

 

私が未明の出来事のその後をS原に問うと、彼女は特に気にする様子

もなくスラスラと説明を始めました。S原が私にかいつまんで説明した

ことは以下の通りでした。

  

 

 

S原は、私との電話を切ってすぐに、自分で所有している高級外車

(ドイツ製のスポーツカー)を運転して都心のど真ん中にある自宅

マンションを飛び出しました。マンションを出てすぐに警察署に連絡

をして、Mが本署ではなく私の自宅に比較的近い派出所にいること

を確認しました。運転中にK田とも連絡を取り、そこでなんとK田も

同行することになったそうです。これには私も驚きました。

 

30分ほどでその派出所に到着すると、意外におとなしく素直な態度

で事情聴取を受けているMがいました。S原とK田は、Mの勤務先

の同僚であることを説明し、何とかMの身柄を引き渡されました。

最初に2人が揃って現れたことを知ったMはかなり驚いていましたが、

2人が懸命に警察官に説明をしているのを見て安心したのか、素直

にS原の車に乗りました。

 

Mを自宅に送る途中、車中では3人のかなり突っ込んだ話し合いが

持たれました。その中で3人はそれまでの歪んだ人間関係を反省

しつつ、もっとオープンで明るい関係になろうと決めました。Mは

自分の事情もそこでかなり明らかにしたようです。私が知っていた

情報とS原からその時に聞いた情報をもとに、Mがなぜこんな行動

に至ったかを以下で説明します。

  

 

タイトル未設定  

Mは私の会社に派遣社員として勤務する以前の水商売勤務に限界

を感じていて、かなり焦っていたそうです。

  

高校を優秀な成績で卒業したマジメな女性だったMですが、渋谷の

路上でスカウトされ、キャバクラに体験入店してからすべてが夜の

生活になっていってしまったそうです。自分でも早くその生活から

脱出して昼間に働く生活を夢見ている時に、偶然K田が店を訪れて、

Mを「店内指名」しました。最初はK田も真剣な交際を考えてMと親密

な関係になりましたが、極端に干渉してくるMの態度に疲れ、そこに

たまたま以前から密かに気持ちを抱いていたS原の誘いがありました。

  

K田は迷いつつもS原を選び、Mに別れを告げました。そもそも孤独

を恐れる傾向が強かったMはそこで精神的なバランスを崩し、K田に

極端な執着を見せるようになりました。Mが自分で語るには、どうやら

K田の前に交際していた数人の男性とも、彼女の粘着質な性格が

原因で別れてしまったそうです。そのため彼女は必要以上に別れを

恐れてしまう状況でした

 

その後、K田を妊娠話や暴力団っぽい男性から電話をさせて脅した

のはすべて狂言だったようです。それほどK田に執着していたとういう

ことです。K田の勤務する会社に入りたいと言い出した理由は、K田の

本命であるS原と、どうしても対等に競争をしたかったという気持

まずは一番だったようです。さらにM自身も、いつかはK田が完全に

離れていく予感があったらしく、その後に付き合う相手を探という

ちょっとずるい目的もあったようです。

 

しかし実際に入社してみると、K田についつい執着してしまい、次の

相手どころではなくなりました。さらにS原が予想を超えるタフな女性

だったため、逆に手玉に取られてしまい、Mとしてはかなり精神的に

追い詰められていたそうです。そこに私という存在があったというわけ

です。確かに逃げ道としては見るからに安全牌だったのでしょう。

 

K田の自宅で繰り広げられたという凄惨な暴力劇の真相ですが、

MがK田の自宅に乗り込んできたのは、S原の妊娠を知ったから

ということでやはり間違いありませんでした。実はMはその当時、

「想像妊娠」をしていて、自分では本当に妊娠していると思い込ん

でいたそうです。つまり妊娠は最初からしていなかったのです

 

私は「想像妊娠」というのはドラマや漫画などでは見たことがありまし

たが、本当に自分の周囲で話を聞いたのはその時が初めてでした。 

 

その場でMがS原に馬乗りになって襲いかかったのは本当のこと

で、K田はMを止めるために1度だけ突き飛ばし、なおもS原に

向かっていくMに対して往復ビンタを食らわせました。それ以上の

暴力は無かったということです。

 

その後、MがK田の家を飛び出して以来、K田とS原はMとは

一切連絡を取らなくなり、会社ですれ違っても完全に無視をして

いたそうです。そこに今回の私への「ストーカー騒ぎ」です

 

Mは産婦人科で既に「想像妊娠」であることを告げられていましたが、

なかなか自分でそれを認められず、実は警察官に連行された時も

「妊娠中」だと主張していたようです。しかし、K田やS原とゆっくり

話し合う中で徐々に心がほぐれたのか、「想像妊娠」という診断も

自分から暴露したそうです。また、最終的にはK田とS原の結婚を

応援したいとまで言ったそうです。これは驚きでした。

 

 

 

以上がS原から聞いた情報をメインにまとめた今回の経緯です。

 

タイトル未設定  

私はまず安堵しました。Mが結局は一度も自分の体を傷つけていない

ことが分かったからです。万が一本当に妊娠中絶を経験しているなら、

それなりに精神的な痛みもあるでしょう。しかし幸いにもMについては

それがありません。またM自身がK田とS原を祝福する言葉を発した

というのも安心材料でした。

 

 

S原の説明によれば、Mを自宅アパートに送り届けてから、そのまま朝

までMの自宅アパートの部屋で、上記で説明したことを話し合ったそう

です。そこでMは「もしかしてもう出社しないかもしれない」と退職する

ことを匂わせていたようです。

 

 

K田とS原は明るくなってからS原の自宅に戻り、眠らないままこの日は

一緒に出社したと言います。

 

 

 

 

 

慌てるインコ  

「一睡もしてないの・・・?そりゃ眠かろうに・・・」

 

 

「眠いのは通り越しちゃってさ・・・もうナチュラルハイよ♪」

 

 

「でも・・・Mが素直になってくれてよかったなぁ」

 

 

「うん・・・元々はすごくマジメな子なんだよね」

 

 

「自分で自分がコントロール出来なくなってたんだろうな」

 

 

「そうみたい・・・一応私から専門医師にかかるように薦めといた」

 

 

「そうだね・・・それがベストだね」

 

 

「うん・・・私たちもしばらくは様子見とくよ」

 

 

「うん・・・俺も心配だから連絡取ってみるよ」

 

 

「それはダメ!絶対にや・め・て!」

 

 

「・・・・どうして?」

 

 

「またあなたに依存して同じことの繰り返しになるでしょ?」

 

 

「・・・・う~ん(困惑)

 

 

「とにかく話がややこしくなるから、彼女については私かK田君に言って」

 

 

「じゃあ・・・もう一生会えないってことなのかな」

 

 

「そうじゃないわよ・・・落ち着くまでの話」

 

 

「わかった・・・君らを信用して任せるよ」

(婚約者にも中途半端な優しさがいけないって言われたし) 

  

  

「うん、変に連絡して刺激しないでよ?」

 

 

「うん・・・言うとおりにします」

  

 

「じゃあ・・・しばらく様子見て年明けくらい・・・かな?」

  

 

「そう・・・なるのかな」

 

 

「年内はドタバタするから、色々なお話も含めて年明けに話そうよ」

 

 

「そうだな・・・それがいいな」

 

 

「じゃあ・・・万が一年内にすれ違わなかったら・・・良いお年を!」

 

 

「ははは・・・滅多に会わないからな。念のため俺も・・・良いお年を!」

 

 

 

 

 

 

 

ガチャッ!

 

 

 

 

 

 

 

ずいぶん長電話をしてしまいました。時計を見ると既に始業時刻

を5分過ぎてしまっていました。私は慌てて職場まで戻ります。

 

 

 

 

 

  


「あ・・・○○さ~ん・・・Mちゃん辞めたって本当ですか?」

 

 

「・・・誰から聞いた?」

 

 

「部長がMちゃんはもう来ないって・・・」

 

 

「ああ、部長が言ったのか・・・うん・・・そういうことらしいよ」

 

 

「せっかく○○さんといい感じだったのに・・・」

 

 

「あ・・・それは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

私が同僚女性の言葉を否定しようとすると、別の同僚女性が

私と話していた女性の腕を掴んで引っ張っていきます。そして

私から少し離れたところでヒソヒソと何やら話しています

いつのまにか職場の女性陣はそこに集まり、何か噂話を始めて

しまいました。ヒソヒソ声なのでほとんど聞こえませんが、時折

上がる驚嘆の声はさすがに聞こえてきます。



 

 

 

<ヒソヒソ声> 

「うそぉ~~!」

  

「そうだったのぉ~~?」

 

「まじでぇ~~?」

 

「なんでぇ~~?」

 

 

 

 

 

 

私はしばらくその様子を眺めていましたが、さすがに放置するわけにも

いかず、大声で手を叩きながら仕事を始めるように促しました

 

 

 

 

 

  


「はい!みなさん!もう仕事の時間だから席に着いてくれよ」

 

 

  

 

 

 

 

すると小学生のように女性たちはみんな席に戻り、何事も無かった

ように仕事を再開しました。以前私が「Mにふられたばかり」という

ウソをついた隣の女性は、小声で私にコソコソ言いました。

 

 

 

 

  

<コソコソ話> 

「○○さん・・・ごめんなさい・・・私、Mの話を信用しちゃったから・・・」

 

 

「ああ、全然構わんよ。っていうか俺も君にウソついたし」

 

 

「だって・・・とっさだからアレしか言いようがなかったんでしょ?」

 

 

「う~ん・・・もういいよ・・・この話は以上で終わり!!いいね?」

 

 

「はい、ごめんなさい」

 

 

 

 

 

 


どうやら同じ職場の女性数人にはMからメールで事情説明が

送られているらしく(S原の言っていたとおりでした)、既に私との

関係がウソだったというのは周知されているようです。

 

 

この様子なら数日で噂は消えるでしょう。私が敢えて打ち消して

回る必要はなさそうです。Mはしっかり義務を果たして退職をして

くれました。ちょっとMには気の毒な気もしますが、私も婚約者と

の正式な結婚を控える身なので非常にありがたい状況です。

   

  

この日は睡眠不足のせいもあって仕事らしい仕事が出来ない状態

でした。ちょうどその頃の業務は長いスパンの中、自分の裁量で結果

を出せば良いものだったので、敢えて作業を進行させず書類整理や

伝票処理などんぽ雑務をひたすらこなしました。こういう時に下手に

重要案件を進めると必ずミスが続出してしまう・・・というのは私が長年

サラリーマンをやっていて培ったある種の知恵だったのです。

 

 

夜の8時・・・既に派遣社員さんたちは全員帰ってしまい、職場には

私と窓のそばに座る部長だけになっていました。当時の私の上司で

あるこのY部長は、基本的には席にいないことがモットーのような

スタンスの人だったため、1日に朝と夜の2回もツーショットになるの

は初めてのことでした。彼は何やらパソコンを眺めて必死に悩んで

いる様子。私は帰り支度を始めました。

 

 

ふと私はあることを思いつきました。

 

 

携帯電話を取り出して、あるところの番号を押しました。

 

 


 

  

プルルルッ!

 

 

 

  

 

 

 

「はい、ありがとうございます!橋本屋敷です!」

 

 

「あ・・・もしかして店長ですか?俺です!○○です!」

 

 

「うわー!○○さん!先日はどうもです~!」

 

 

「ほんとに色々すいませんでした・・・」

 

 

「いえいえ・・・これからもご贔屓にして頂ければ問題ないっすよ♪」

 

 

「で・・・相談なんですけど・・・今週のクリスマスイブ・・・」

 

 

「まさか・・・ウチにいらっしゃいます?」

 

 

「ええ、万が一まだ空いてればですけど・・・無理ですよね?」

 

 

「いやいや、○○さん・・・ウチでいいんですか?もうちょっと・・・」


 

「いえ・・・何となくナゴナゴ過ごしたいので・・・」

 

 

「じゃあ・・・一番いい席ご用意しますよ。何時からにします?」

 

 

「え・・・大丈夫なんですか?」

 

 

「ぎりぎりのお話でちょうど良かったですよ・・・実は・・・」

 

 

「実は・・・?」

 

 

「ちょうどドタキャンが出たところで困ってたんです」

 

 

「じゃあ・・・8時からお願いできますか?」

(ラッキー♪)

    

 

「夜ですよね?」

 

 

「夜です!(苦笑)

(ベタだな)

   

  

「はい・・・じゃあお待ちしてます!サービスしますよ!」 

 

 

「じゃあ・・・よろしくお願いします!」

 

 

 

  

 

 


ガチャッ!

 

 

 

 

  

 

 

私は考えたのです。まず迷惑をかけた橋本屋敷にお詫びも兼ねて

再度行っておきたかったこと。さらに元々予約していた高級イタリアン

は、色々な意味でケチがついているので、仮に婚約者と行ったとして

も心底楽しめない気がしたこと。

 

 

私はまだ予約が残っている高級イタリアンのお店に電話をしました。

そして「急な仕事」を理由にして、丁重にキャンセルを申し出ました

店側はまったく問題なくキャンセルを受け入れてくれました。だいたい

この手の高級店や高級ホテルは、意外にキャンセルには鷹揚です。

そういう余裕がさらに高級感を増す結果になることを知っているのです。

  

  

そもそもこの店は非常に人気があるので、クリスマスイブは予約席と

当日フリーで並ぶ客のための席を分けているくらいですから、私が

キャンセルしたくらいで営業に影響は事実上出ません。私もそういう

事情が分かっていたので今回の判断をしたのです。

 

 

私は忘れないうちに婚約者に携帯電話からメールを送りました。

 

 

 

  

 

 

 

「一身上の都合でイブの店を橋本屋敷に変更しました。」

 

 

 

  

 

 

 

すぐに返信がありました。

 

 

 

 

 

  

 

「OK!ナイスアイデア!私もそれ考えてました\(^_^)/」

 

 

 

  

 

 


実は私も婚約者がそう考えているような気がしていたのでした。

1人で返信メールを見ながらニヤニヤしていたその時・・・

 

 

 

  


 

  


「おい!○○・・・ちょっといいか?」

 

 

「はい!部長!なんすか?」

 

 



 

 

 

 

私は早足で部長席のそばまで行きました。

 

 

  

 

 

 

 

 

「いや・・・ちょっと折り入って話があるんだ・・・」

 

 

「はい・・・(不安)

 

 

「来週頭の夜の都合はどうだ?」

(よかった、今週じゃなくて)  

 

  

「はい・・・月曜も火曜も大丈夫ですよ」

(なんだろう?)

    

   

「じゃあ・・・軽く寿司でも行かんか?」

 

 

「いいっすね♪・・・回らないですよね?」

 

 

「バカ!俺がそんな店連れて行くか!(笑)

 

 

「財布を忘れて行っていいならお供します(笑)

 

 

「ああ、もちろん・・・裸で来い」

 

 

「服装は自由でお願いします」

 

 

「ははは・・・じゃあ来週の月曜な」

 

 

「仕事納めの前日ですね・・・了解致しました!」

 

 

  

 

 

 

  

いったいY部長は何の話があるのでしょう。雰囲気的に悪い話では

なさそうです。しかし不安は残ります。ただ、私としては結婚の話を

まだ報告していなかったこともあるので、ちょうど良い機会だと考え

ました。むしろグッドタイミングです。

 

 

私はそのまま会社を出て婚約者が待つ自宅へと急ぎました。

久しぶりに大きな悩みがない状態での帰宅です。足どりは自然に

軽くなります。カバンをぐるぐる回しながら夜の都心を駅に向って

歩きました。息が白くなることに気付いて、1人で怪獣が火を噴く

真似をしていると、すれ違った女性がクスクスを笑いをこらえて

こちらを見ていました。急に恥ずかしくなった私は、姿勢を整えて

再び歩き始めました。

  

  

   

長くなってしまいました。続きは次回にさせて頂きます。

おそらく次回が最終回になります。

是非とも皆様お越し下さい。

お待ちしています。

 

 

  

だって・・・妻には言えませんから・・・。

 

 



※一口メモ、ブログ探検はお休みします 

 

 

 

いいね!した人  |  リブログ(0)
2005-11-23 23:43:31

ブログ連載中止のとその経緯についてのご説明

テーマ:モロモロ連絡

最後の話を書く前に、以前お約束したご説明と謝罪をさせて

頂くことにしました。このブログの更新の最後が説明記事に

なってしまう事態は、半年近く連載を続けてきた私としては

大変悲しいことなので、最終回の前にストーリーとは無関係

のこうした内容の記事をアップする失礼をどうかお許し下さい。

そして長い文章になりますことをお許し下さい。また固有名詞

を使用しないため、文章の意味がわからない方も多いと思い

ます。そこはこうした公の場ということもございますので何卒

事情をご理解下さい。

   

私は11月8日にある人気ブログで展開されているネガティブ

キャンペーンを知り、あまりに大きな衝撃を受けてしまいました。

さらには私生活での不幸も重なったため、このブログの本編を

更新する作業とメールチェック以外は、ほぼ一切ネットとは関

わらないようにしています。見たくなかったため避けております。

 

そのために以降の正確な動向をまったく把握しておりません。

もしかするとピント外れだったり、賞味期限切れのことを書いて

しまうかもしれませんが、こうした事情をお汲み取り頂き、お許し

頂ければと思います。これから書きます内容は、頂いたコメント

と私信メール、さらに11月8日に拝見した当該人気ブログ記事

のみに基づいた内容になります

   

本来はもっと早くこうした説明記事をアップしたかったのですが、

去る18日発売の某ネット系雑誌でこのブログをご紹介頂くこと

になっておりましたため控えておりました。せっかくご紹介頂く

にもかかわらず、発売前の段階で「公式にブログをやめる決意

を含めた内容」を堂々と公開することは、作業をして頂いた編集

スタッフの方々への仁義に反すると考え、このタイミングになった

次第です。既に当該雑誌も発売され、ご担当様からもご承諾を

頂いておりますので、この記事を書くことにした次第です。

  

前回の暫定お詫び記事の中で、今回の記事について「花火」と

表現して予告おりました。しかしながらその後よくよく考えた結果、

消え去る私が必要以上に「火をつける」ことが適切だとは思えなく

なりました。つきましては私に関わる点についてのみ、事実を粛々

と書き綴ることに致しました。ある部分についてはかなりバージョン

ダウンをした内容にとどめようと思います。ある種の刺激を求めて

いらっしゃった方には申し訳ございませんが、どうかご理解を賜れ

ばと思います。
   

以下の文章で、頂戴したコメントと私信メールにお答えする形で、

可能な限りの「事実」と「私の認識」を書こうとは思います。しかし、

こうした内容については万人にご納得頂くことは不可能だと思い

ます。不足だとお感じになったり、言い訳だとお感じになったり、

嘘っぱちだとお感じになられる方もいらっしゃるでしょう。しかし

私には既に議論をする意欲もエネルギーありませんし、ネットに

対するモチベーションもございません。さらに、仮に異論反論を

どなたから頂いたとしても、私の立場としては今回の記事と同じ

内容を再度申し上げるしかございません。私としましてはここで

申し上げることが可能な範囲で事実を精一杯書く所存ですので

何卒ご理解を頂きたいと思います。

 

  

   

 

<このブログの開始経緯>

縦書き紙面に書き綴る原稿については、既に自身の至らぬ駄文

を世の方々に過去・現在幾度かご披露する機会に恵まれていた

私ですが、たまたま同居家族が先に始めていたブログという媒体

を試してみたくなったのがきっかけです。横書きで、しかもブログ

という、私にとって非常に不慣れな新しい媒体だったため、文体

もビジュアルも、更新を重ねつつ徐々にゆっくりと安定していった

感がございます。今になって初期の記事を見てみますと、現在と

は随分趣きが異なっていることに我ながら驚きます。内容につき

ましては、新しく構想を練り直すまでの意欲はございませんでした

ので、自身の過去体験をとりあえず再現してみることに致しました。

 

当然ながら過去の出来事を事細かにすべて記憶しているはずは

ありません。少々の脚色は加えてございます。しかしながら大筋

の内容は事実に基づいたものです。また前述致しましたような軽い

気持ちで開始した、純粋な趣味的活動でしたので、このブログを

何か別の形で昇華させようという意図は当初からまったく持って

おりませんし、その必要性もまったく感じておりません。

   

私自身で強く感じることですが、本編内容につきましては、趣味と

して実験的に始めたこともあり、特に練り込んだものでもなく、単

に過去の体験を思いつくままに綴るレベルのものです。そのため、

本来は人様にお見せするようなものではございません。少しずつ

更新毎にストーリーが進行するという特殊な媒体での連載のため、

同じ場面での登場人数を、読者様が混乱されないよう最小限に抑

えるよう努めておりました。そのためスケールも矮小化し、広がりに

欠ける展開になったことは自覚しております。しかしそもそもが趣味

的活動のため、その程度のレベルで私自身は満足しておりました。

 

しかしながら6月中旬の連載開始以来、急激にアクセスが伸びて、

7月には当初の予想をはるかに超える状況になりました。この事態

には正直なところかなり戸惑ってしまいました。同時に7月中旬から

8月初旬にかけて、いくつかありがたいお話を頂戴致しました。しかし、

私自身の認識としましては、内容的にそうしたありがたいお話に値す

るようなレベルには達しておらず、登場人物のプライバシー問題も

ございましたので、私自身の判断にて丁重にご遠慮致しました次第

です。純粋に「ブログ」としてお取り上げ下さる目的のお相手とだけは

お話を進めました。そのためいくつかの雑誌ではご紹介を頂きました。

    

登場する人物については、極力「ただの悪人」にならぬように注意を

払い、またそれぞれのプライバシーを守るために、場面設定・状況

設定はかなり恣意的に変えております。不特定多数の方が読まれる

ブログですので、不快な思いをする方がいらっしゃらないように、差別

的表現、意見の分かれる事項についての表現等については、かなり

気を使ったつもりでおりました。しかし私信で何度か表現等について、

お叱りを頂戴したこともございました。まず、この場をお借りしまして

あらためてお詫びを申し上げたいと思います。私信で頂いた個々の

事例につきましては、心を込めて対応致しましたつもりです。ご理解

を頂けたものと信じておりますが、至らぬ面がございましたら何卒ご

容赦下さい。

     

また、当初の設定として「女性の敵が書くブログ」という前提で書き

進めておりましたため、文調や表現方法が多少湿っぽく不愉快な

印象を与えたかもしれません。狙っていたことだとはいえ、貴重な

お時間を不愉快なものに変えてしまったことを、この場で深くお詫び

申し上げます。申し訳ございませんでした。

    

噂されていました別ブログ運営者との同一人物説ですが、まったく

の別人であることをあらためて申し上げます。前述した「先にブログ

を始めていた同居家族」が該当致しますが、家計を同じくする同居

家族というのが真相です。そのため共通点がいくつかあったことと

思います。この人物には私の勝手な過剰な紹介や暴走行為によっ

て「ありがた迷惑」という状態に追いやってしまいました。現在は申し

訳ない気持ちでいっぱいです。これ以上のご説明は家族構成等の

個人情報等にまで触れることになりますのでご容赦下さい。

 

私自身の現在の気持ちでは、今後ブログをはじめとしたネット上で

拙文をご披露するつもりはございません。今後新たに何らかのもの

を上梓する機会がございましたら、私信メールを頂戴致しました方々

にはご連絡を申し上げようと考えております。

   

   

    

  

<閲覧者の方々にお詫びすべき点>

私自身の認識を申しますと、多忙な本業の傍らで自身の癒しとする

ためにかなり趣味的な姿勢で気楽に運営をしておりました。さらに、

私はブログどころかネット全般についても極めて不案内だったため、

運営方針が一貫しなかったり、管理作業が安定的に実施出来なか

ったこともたくさんございました。ネット作業に注力する時間が極めて

限定されていたこともあり、少々雑な運営管理作業をしていたことは

否定出来ません。これは反省するばかりです。

  

これがビジネスであれば「顧客第一主義」という大原則がございます。

もっと管理運営作業に対してエネルギーを費やすことが可能だったと

は思いますが、そもそもの姿勢が趣味の範囲に限定したものだった

ため、読者様に対してきめ細かく対応することが出来ませんでした。

お恥ずかしいことですが上記が私の至らぬ対応の根本原因です。

     

コメント欄の方針も不安定でした。書き込んで下さった方々のご助言

によってふらふらとしてしまい、一貫したものではなかったと思います。

厳しく削除をしたり、放置したり、中途半端な削除をしたり、その繰り返

しで、非常に混乱を招く対応だったと深く反省しております。最後まで

改善出来ないままだったことを心よりお詫び申し上げます。 

    

コメントにつきましては、私以外の家族への非難、運営方針になどへ

のご批判、あからさまなリンク貼り付けによる宣伝等を中心に削除して

おりました。しかしながら、せっかくの貴重なご苦言・ご提言を「荒らし」

と同一視してしまい、運営方針の改善の糧とすることなく、軽率にも削除

をしてしまっておりました。私自身、今から考えますと非常に拙い考えで

コメント欄管理をしていたことを恥ずかしく思います。既に手遅れでは

ありますが、せっかくの貴重なご提言を黙殺する結果になってしまった

ことを深くお詫び申し上げます

   

またコメント削除をした際に明確な事後説明も怠っておりました。削除

された方のお気持ちをまったく考慮しない、非常に浅薄な行為でござい

ました。さらに、雑なコメント削除作業の中で、もしかすると削除すべき

ではないものまで誤って同時に削除をしてしまったことがあるかもしれ

ません。私自身でも実際に数件そのような事例を自覚しております。

いずれも深く反省致しますとともに、深くお詫びを申し上げます。本当

に申し訳ございませんでした。

 

「筆者名義でのニセモノ書き込み」につきましては、前回のご説明中

で触れております通りです。今回は割愛させて頂きます。

    

11月頭の私の急なジャンル移動によって、ジャンル別順位で不利益

を被った方もいらっしゃる旨、お叱りを頂戴しました。正直なところを申

しますと、まったくその部分について気を回しておりませんでした。私の

軽率な行動によって不愉快な思いをされたブロガーの方々、深くお詫び

を申し上げます。なお、多数ご指摘を頂戴しました「影響をもっとも受け

たと思われるブログ」の運営者様におかれましては、私の軽率な行為の

ために甚大な被害を受けていらっしゃるとお聞き致しました。私信メール

にて何度やり取りさせていただく中で、事情のご説明とお詫びを既に

申し上げました。私としましてはご理解を賜り、お許しを頂いたものと信

じております。なお、このやり取りの詳細につきましては私信ということも

ございますので公開は致しかねます。何卒ご了解下さい。

    

せっかくコメント欄に書き込んで下さった方々におかれましても、筆者

の私が至らぬために、「筆者の自演」などといわれのない批判を浴びる

ことになってしまい、随分ご不快な思いをさせてしまいました。すべては

誤解を招くような私の行動に起因するものです。貴重なコメントを頂戴

致しましたにもかかわらず、読者様を不愉快な気持ちにさせてしまった

不手際を心よりお詫び申し上げます。

   

お詫びの最後になりますが、前回の暫定お詫び記事の文中で、私は

大変な無礼なことを書いてしまいました。某大型匿名掲示板について、

よく知りもせず理解もない身にもかかわらず、軽率に悪い評価を書き、

愛好者の方々を貶めるような記述をしてしまいました。よくよく考えれば

「よく知らない不確かなもの」を印象のみで勝手に批判するのは非常に

恥ずかしい行為でした。既に文化として市民権を得ているものについて

こうした不特定多数の方がご覧になるブログ上で悪く申し上げることは

絶対にあってはならなかったと深く反省しております。私には批評自体

をする資格がございませんでした。誠に申し訳ございませんでした。
あらためて深くお詫びを申し上げます。    

  

  

   

 

<ジャンル移動のご説明>

ブログ開設当初から、「元カノ編」「ストーカー編」「トラウマ女編」「宗教

オンナ編」までは連載予定として漠然と考えておりました。それぞれが

まったく違う主題のため、シリーズ変更の際にジャンル変更を随時行う

のが適切だと考えており、それが当初からの大方針でした。現在連載

中の「ストーカー編」と「宗教オンナ編」については「事件」「犯罪」「防犯」

などのジャンルがあれば、そういう設定をしたかったのですが、アメブロ

既存ジャンルにはかろうじて「暮らし」しか類似ジャンル無かったため、

先月までは「暮らし」ジャンルに設定しておりました。残る2つについては

「婚約者」という言葉も頻繁に出てまいりますし、私の結婚へのハードル

について言及する予定でしたので「結婚」ジャンルで決めておりました。

 

これにつきましては異論もございましょうが、アメブロのジャンル設定に

明確な定義付けが為されていないため、私の考えで決めるしかござい

ません。しかしながら、自分のブログがここまで多くの方に読まれること

は当初まったく予想しておらず、その影響と与える印象についてまったく

自覚していなかったところは大きく反省しております。途中で勇気を持っ

て大きく方針変更をし、ジャンル固定をすべきだったかもしれません。

ブログに不慣れなことを自分自身で認識していながら、最初の方針に

拘泥し、柔軟性を失っていた面は反省するばかりです。賞金狙いだと

いう疑念を持たれても仕方がないことだと、今になって振り返れば猛省

するばかりです。ここでいくら「違う」と申し上げても、信用をして頂けな

いことは十分承知しておりますので、これ以上の釈明は控えることに

致します。

    

ただし、1つだけ申し上げていなかった事実がございます。申し上げる

べきかは大変迷いましたが、今回の唐突なジャンル変更のご説明には

必須な事実だと考えますので、お伝えすることに致しました。

  

実は今回のジャンル変更につきましては、12月になってからというの

が当初の予定でした。「トラウマ女編」が実際に走り出してからゆっくり

と変更する心づもりでおりました。しかし私のブログに様々な不可解な

ことが起こり、不思議な部分が符合する・・・といった理解しがたい状況

が発生していたことで、私自身が勝手に不安感を覚えてしまいました。

私のブログが「暮らし」ジャンルにいることで、ご不快にお感じになられる

方がいらっしゃるのだと考え、少々慌てて避難した面もございました。

勝手な思い込みでの軽率な行動だったことを深く反省するばかりです。

このあたりにつきましてはもう細かくは申しません。

   

  

    
  

<ブログをやめることについて>

そもそも1ヶ月ほど前から、かなり生活サイクル的には無理な状況

に陥っておりました。そのため幾分義務感で連載を継続していた面

がございます。そのため精神的な負担になっていたのは確かです。

もろもろの出来事の中で、私自身が判断し、私自身がやめることを

決断した次第です。今回の決断につきましては第三者の影響は一切

ございません。あくまで私の一存で決めましたことをどうかご理解頂き、

他の方へのご批判はなさらないように心よりお願い申し上げます。

  

また短い期間ではございますが、こうした趣味としての貴重な場を

ご提供下さったアメーバブログ運営局の皆様をはじめとしたサイバー

エージェント社の方々には大変感謝を致しております。心より御礼を

申し上げます。昨年のアメブロスタート以来、様々な試行錯誤を重ね

られ、毎日深夜まで戦っておられるところに、私の軽率な行動によって

余計な作業を強いてしまったと感じております。最後になりますが深く

お詫び申し上げます。御社のますますのご発展を心よりお祈りお申し

上げております。

      

    

   

    

<某人気ブログとのやり取りの経緯について>

11/8に拝見した私のブログに関する記事の中で、私自身、色々

と感じるところもございましたが、少々私自身と事実認識が異なる

部分がございましたので、その点だけは最後に述べておこうと思い

ます。私がネット閲覧を避けていながらメールだけは毎日見ており

ましたのは、先方より私信メールを頂戴出来るものと最後まで信じ

てお待ち申し上げていたからに他なりませんが、結果的には本日

まで一度もご連絡を頂戴出来ませんでした。なぜ私がメールを頂戴

出来るなどと信じていたかと申しますと、以下に記します経緯を考慮

するに、先方が私にメールを送ることが、さほど抵抗のあることだと

は思えなかったからです。私の側から私信メールをお出しするべき

かどうかは大変迷いましたが、様々な状況から総合的に判断致し

まして、私信の秘密を守って頂ける確信が持てませんでした。その

ため、私からも敢えて連絡はしないままでおります。今後もご連絡

をするつもりはございません。

    

あくまで私の記憶に頼るところですので不正確かもしれませんが、

私の認識している人気ブログ運営者との経緯を以下に記します。

私の知る事実はこれ以上でもなく、これ以下でもございません。

またこの場で申し上げることの出来る内容はこれ以上でもなく、

これ以下でもございません。以下に記します内容につきましては、

今後いかなる方でありましょうと、お話をさせて頂いたり、意見を

交し合う気持ちはございません。同じことしか申し上げられない

からです。信憑性につきましてはお読みになった方のご判断に

委ねたいと思います。

   

8月中旬頃だったと記憶しておりますが、当該人気ブログ運営者

から私のブログのコメント欄に、唐突な書き込みがございました。

「××というブログ運営者の○○といいます。相談したいことがあ

るのでメールを下さい」という言葉とメールアドレスが記載されて

いました。その直後の書き込みで「アドレスが記載されているので

読み終えたらすぐに書き込みを削除して欲しい」という旨の追加

コメントがございました。

 

私にとりましては、閲覧したこともなく連絡を取ったこともない見知

らぬ方からの突然のお申し出でしたので、かなり驚き、少々警戒

した覚えがございます。

    

私はたまたま出張中で、コメント削除などの作業が出来ない状況

でしたので、「コメント削除は後日になります」とお詫びすると同時

に、「基本的にメールでのやり取りは想定しておりません。申し訳

ありませんがご希望に添えません」という返答を、自身のブログの

コメント欄にそのまま携帯電話から書き込みました。 

   

その後帰宅してすぐにコメント欄を確認しますと、同一運営者から

私のコメントを受けて「そうですか・・・いやたいしたことじゃないん

ですけどね・・・ブログをやっていて起こる色々なことについて相談

したかったんですが・・・」という内容の書込みがあったと思います。

この時点では先方が何を求めていらっしゃるのか、なぜ総合順位

でそれほど上位ではない平凡なブログ運営者の私に相談事がある

のかが不思議だった覚えが明確にございます。内容をぼかしている

意図も理解出来ませんでした。私はそのメッセージを読んですぐに、

先方のリクエストに従って私の返答も含めたやり取りすべてを削除

致しました。ここまでについては何らお咎めを受けておりません。

   

その後、数日経過してから「本当に困っているなら気の毒だろう」と

考え、同居家族に相談致しました。そこで読者登録時のメッセージ

でやり取りをする方法を教えてもらい、こちらから改めてご連絡を

差し上げました

  

「メールではなく読者登録メッセージの交換でならばご相談に乗れ

ます」という内容だったと記憶しています。

    

「なるほど・・・こんな方法があったのですね」と先方はその連絡方法

に賛同されて、その後やり取りが数回あったと思います。私としまし

ては「内密の相談内容とはいったい何事だろう」と不安半分だったの

ですが、「出版化や取材受け入れのついての注意点を教えて欲しい」

といった、かなり漠然とした曖昧なものだったように思います

 

この時点で私が感じましたのは「たいした内容じゃないのになぜ秘密

にされたがるのだろう?」という点。さらには私のような見ず知らずで

6月中旬にブログを始めたばかりの初心者に対してなぜご相談下さっ

たのだろう?」という素朴な疑問でした。もっと古くから続けている有名

ブログは多数ありましたし、既に出版化されたブログもありました。

 

そうしたブログ運営者やアメブロ運営局に直接相談すれば早いはず

なのに・・・と少々いぶかしく感じましたのも確かです。

   

ただ、おそらく気が付く方々には全員同じ質問を絨毯爆撃式にして

いらっしゃるのだろうと軽く考え、知っている限りの「無難な」ご助言を

差し上げました。ただし私がブログ開始前から既に上梓経験が複数回

あったことについては、先方には曖昧な表現でぼかしました。よく存じ

上げない方だったために私の情報を必要以上に明かすことに対して

抵抗感があったためです。その後、私の「無難な」助言に対しましては、

同じ方法で丁重なお礼を頂戴致しました。ここまでにつきましても、特に

お咎めは受けておりません。

      

その後しばらくはご連絡を頂戴しなかったのですが、私が読者の方々

から家庭関係のご相談の書き込みが増えたことを考慮して「談話室」

というコメント欄専用のコーナーを設置して以降、まず先方からご挨拶

の書き込みを頂戴しました。その頃は私も先方のブログを数日に1回

は斜め読みするようになっていましたので、すぐにどなたなのかは判り

ました。しかしここで私が大きなミスをしてしまいました。当時「談話室」

に跋扈していた「荒らし」コメントを削除する際、隣接する当該運営者の

コメントまで一緒にチェックして削除してしまったのです。その失敗に

気付いたのは削除作業をして少し時間が経ってから、あらためてゆっ

くりコメントを読み込もうとした時でした。不思議なことになぜかその日

を境に「談話室」のコメントが極端に荒れるようになっていましたが、

そういう類のコメントの中に紛れて「あれ?消されてる」という先方から

の書き込みを発見しました。

 

やっと自身のミスに気付いた私は、非常に申し訳ない気持ちを持つと

同時に、ある大きな心配も致しました。私のブログに跋扈する「荒らし」

コメントが、先方のブログにまで波及する事態を恐れたのです

  

そのため私はすぐにそのコメントも削除した上で先方の最新記事の

コメント欄に「誤って最初に頂いたコメントを削除してしてしまいました。

申し訳ありません。また現在『談話室』は非常に荒れている状態です

ので、せっかくのご好意が『荒らし』誘導につながってしまう危険性が

あります。今後は比較的『荒らし』が少ない本編最新記事にコメントを

お寄せ下さい。念のため『談話室』のコメントは削除しておきました」と

いう意味合いの書き込みをして、ミスの謝罪とともに、今後の書き込み

についてのご注意を申し上げた覚えがございます。削除した理由と

謝罪は明確に書いた覚えもございますし、無断でいきなりばっさりと

削除したことはございません。また、その際にお叱りも頂戴しておりま

せん。

   

ここまで先方への「荒らし」波及を心配致しましたのは、事前に私の

ブログ上で個人メールアドレスを数日間さらしてしまっている人物

だということを深く考慮したためです。

     

その後はしばらく連絡が途絶えてしまいましたが、私がたまたま先方

のブログを拝見した折に、コメント欄がかなり荒れているご様子だった

ので「もしかすると私のブログから波及してしまったのかもしれない」と

少々責任を感じました。そこで、以前のように読者登録時のメッセージ

密かに私信をお送り致しました。宣伝にならないように留意したのと、

内容的には私信でお伝えすべきだと考えたためです。

    

文言は通常のお見舞い的なもので「コメント欄が荒れているようですね。

私の方も最近ひどく荒れていて対応に苦慮しています。お互い頑張り

ましょう」というくらいの内容だったと思います。

   

ところが驚くことに先方運営者は、あれほどご注意申し上げた「談話室」

にその私信のお返事を書き込まれました。「読者が何とか・・・おっしゃっ

ていましたが・・・削除されているので私にはよくわかりませんが・・・」

こんな内容だったと記憶しております。これではまるで私が先方に対して

読者全般についての愚痴をこっそり言っているような印象を与えてしまい

ます。さらに、お送りした私信も解釈に困るような内容ではなく、実に簡略

なものだったと記憶しています。内容の咀嚼に困るような曖昧な内容では

ございませんでした。そのお返事をわざわざ公開の場で、しかも意味深な

物言いで、さらにご遠慮した談話室への書き込みにてなさったことで、私と

しましては、先方とは距離を置きたい気持ちになった次第です。少々怖い

印象さえ持ったのも確かです。私が今回私信メールを送らなかったのも、

この出来事が私の心の中に大きく残っていたからです。また、最後まで

先方から私信メールが来ると信じておりました理由は、最初に見ず知らず

の私に対してメールを求めるくらいの方ですから、当然自分からメールを

送ることくらいはわけもないことだと思えたからです。

    

この書き込みのお返事をしないのも無礼だと考え、先方のコメント欄

に最後に私から無難な書き込みを致しました記憶がございます。その

後ご連絡を申し上げることは一切やめることに致しました。また、先方

ブログのコメント欄に私が先に書き込んだことはなかったように記憶

しております。いつも先方のご連絡を受けてのものだったと記憶して

おります。しかし、私はそれほどネット活動に注力していない状況でし

たので、そのあたりの正確な回数や時期については記憶が曖昧かも

しれません。それほどの重要事項だとは認識していなかったというの

が本当かもしれません。そういうこともあり、先方の人気ブログ上での

ネガティブキャンペーンには大変驚いたのです。記述されている動機

につきましても、私にとっては何が何だかわからないものでした。

   

その後は先方の読者?らしき人物から連続して「いつ○○(ブログ名)

を紹介するんだ?」と強要したり「○○に比べてここはひどいブログだ」

という書き込みが連続して行われ、ご紹介しようにもしにくい状況になっ

てしまいました。さらに、私自身も先方ブログを読んだ折に、悪役として

描いている実在人物を、オフ会で読者に公開するという記述を読んだ

時点で少々スタンスに疑問を感じてしまいました。そのため、その後は

一切そのブログを訪問しなくなってしまいました。先方ブログをご紹介

しなかった理由はこうした事情のためです。また先方ブログは私にとっ

てかなり縁遠いものになっていたのも事実です。読んでもいないブログ

をご紹介する理由はございませんし、ご紹介するかしないかにつきまし

ては、どなたかに強要されたり強制されるものではないと私は感じて

おります。

    

私が認識している「事情」と「経緯」は以上ですが、私の至らぬばかり

先方に何らかの誤解を招き、ご不興を買ってしまったことはおそらく

事実でございましょう。悪意はないものと信じております。いずれにしま

しても私の不勉強と認識の甘さが招いた事態であり、深くお詫びする

ばかりです。本当に申し訳ございませんでした。

  

私は私の勝手な都合でブログ連載を中止致しますが、先方におかれ

ましては、今後もアメブロの看板ブログの1つとして、多くの方々に

夢と感動を与え続けて頂ければ幸いに思います。書籍化のお話も

あると先日拝見した折に知りました。成功を心よりお祈りしております。

        

読者の方々におかれましては、益々のご健勝をお祈り申し上げます。

多くの私信を頂戴しまして本当にありがとうございます。お1人お1人

お返事を致しますつもりですので、少々お時間を頂戴することと思い

ます。どうかお返事が遅れますことをご容赦下さい。

 

残すところあと1回、もしくは2回の更新になりました。多少駆け足に

なりますが、私生活のサイクルを乱さない範囲で急ぎ更新するよう

努力致します。あとしばらくのお付き合いを賜れば幸いです。 

  

 

奥さま聞いてよ!筆者


いいね!した人  |  リブログ(0)
2005-11-22 14:13:03

筆者○○の暴走とS原の良心

テーマ:ストーカー編

奥さま聞いて下さい・・・。

そして私を叱って下さい・・・。

   
  
 

   
  
 
 

「私とMとどっちが大切なの・・・?」 

  

  

  

 

 

 

 

こみ上げる恐怖感を抑えながら、小刻みに震える瞳で私を

まっすぐに見つめる婚約者。彼女が放ったセリフは、当時の

私にとって想像もつかないものでした。

 

 

勝手な正義感を大義名分に、不安に怯える婚約者の存在を

まったく考慮しない行動をとろうとしていた私。完全に虚を突か

れてしまい、しばらく何も言い返せませんでした。

 

  

 

 

 

 

「あなたって・・・誰にでも優しすぎるのよ」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「ただ優しければいいってものじゃないでしょ?」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「私を今この場に置いてきぼりにすることは “優しさ” なわけ?」

 

 

「いや・・・・・」

 

 

「あなた、優しくする優先順位・・・間違ってない?」

  

 

「・・・・・・」

(何も言えず)  

 

 


 

 

 

 

奥さま・・・恥ずかしいことです。私は先走り過ぎていたのです。

周りが見えなくなっていたのです。一番大切なものを見失って

いたのです。そして・・・お節介が過ぎたのです。

 

 

つい先ほどまでは「婚約者を冷静な気持ちで守るんだ」なんて

気負いこんでいたくせに、ちょっと事態が予想外の方向へ進んだ

くらいで、一番大切な義務を放棄しようとしていたのです。なんて

情けない私でしょうか。

  

  

しかも、Mが警察官に連れて行かれたことは、はっきり言えば

自業自得とも言えなくはありません。その直接の経緯に私自身

も婚約者も一切絡んでいません。夜中に突然人の家に押しかけ

て来て、呼び鈴や電話を鳴らしまくる行為はどう考えても常識外れ

です。同情はしても共感は出来ません。そこに私がお節介で首を

突っ込んでしまえば、新たな火種を抱え込むことになりかねません。

    

タイトル未設定  

ヨーロッパにバルカン半島という地域があります。第一次世界大戦

のきっかけとなった地域で、旧ユーゴスラビアを中心とした非常に

政情が不安定な地域です。つい最近もコソボ紛争があったばかり。

この地域は人種、民族、宗教がたくさん入り組んでいて、歴史的に

争いが絶えない場所です。別名「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれて

います。日本でもいつも喧嘩のきっかけを作る人のことを「あいつ

まるでバルカン半島だな」と揶揄されたりします。

 

 

私はまさに、我が家の、近隣の、一族の、職場の、バルカン半島」

に、知らず知らずのうちに成り果てていたのです。自分勝手に火種

を探してきて抱え込んでしまう。そのたびに私自身はもちろん、周囲

の人間まで疲労困憊に追い込んでしまっていたのです。

  

  

悪いのはすべて私。私は被害者でも何でもなく、隠れた加害者

だったことにやっと気付かされたのでした。 

  

    

思い返せば私の半生は、そういうことの繰り返しだったように

思います。よせばいいのに他人の喧嘩の仲裁に入って大怪我

をしてしまったり、男女不和の仲裁に入ってあらぬ疑いをかけら

れてしまったり、見知らぬ人物を匿ったためにその筋の人間から

狙われてしまったり・・・自分から火種を探しに行っているような

効率の悪い生き方をしてきたのかもしれません。

 

 

恋愛だってそうです。お互いが大人なのですから、必要以上に

相手の都合を優先することはけっして良い結果につながるとは

言えないのです。なのに私はなるべく自分の我儘を殺し、相手

の都合ばかりを優先し、結局は悲しい別れを迎えていたのでした。

もっと自分自身の素の姿をさらけ出せば、もっともっと感情のぶつ

かり合いによって良い関係を築けたかもしれません。

 

 

そんな中途半端な優しが、私の「恋愛体質」の根本的な原因

であることは否定出来ません。もっと自分に正直になって、自分

の欲求を前面に押し出すようになれば「恋愛体質」などという厄介

な性格は克服出来たのかもしれません。 

 

 

しかし・・・この性格は以前お話した「トラウマ女」との辛く悲しい

毎日の中で紡ぎ出されたものです。「恋愛体質」と完全に決別

するためには、過去の辛いトラウマと正面から勝負をして、全力

で打ち勝つしかないとも思えます。

 

 

 

  

 

 

 

「私、あなたのそういうお人好しなところ・・・嫌いじゃないよ」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「でも・・・いい加減にそういうの卒業して欲しいの」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「これ以上、あなたが余計なことで嫌な思いするの見てられないの」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「私の言ってること・・・間違ってる?」

 

 

「・・・・・・」

(何も言えず) 

  

  

「・・・・・・ねぇ?」

  

 

 

 

 

  

 


2人とも次の言葉が出ないまま考え込んでしまいます。

  

 

 

  

 

 

  

慌てるインコ  

「いや・・・全面的に正しい・・・と思う」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「思うけども・・・Mは俺の部下なんだ・・・放ってはおけない」

 

 

「じゃあ・・・私を放っておくのが正しいって言うの?」

(少し表情が曇る)

  

  

「いや、それはない・・・ちょっと待って・・・今考えてるんだ」

 

 

「私のこと大切に思ってくれてるの・・・?」

 

 

「それは間違いないし、俺も警察署に行く気はもうなくなったよ」

 

 

「じゃあ・・・?」

 

 

「ちょっと待って・・・適任者を考えてるから・・・少し時間をくれ」

   

 

 

 

 

 

 

 

 

私は婚約者の心の叫びで自分の過ちに気付きました。

  

そうです。何でも自分自身でやろうとするからいけないのです

何でも自分の手を汚そうとするから余計な厄介事を抱え込む

のです。何でも自分だけで解決しようとするから重圧に押しつぶ

されそうになるのです。

 

 

時には他人の任せることだって必要です。時には他人に押し付ける

ことだって必要です。時には第三者に任せた方が上手く行くことも

あるのです。そうすることで、自分自身の心の負担が軽くなって

余裕も生まれ、結果的に周囲の人を幸せに出来ることだってある

のです。私はやっとそこに気付きました。いや、実感したのです。

 

 

あまり考える時間的余裕はありません。私は限られた時間の中、

限られた持ち駒を頭の中で動かしながら必死にシミュレーション

しました。そして・・・ある結論を出したのです。

 

 

 

 

 

 

 

「よし・・・これで行ってみよう・・・」

 

 

「・・・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

私は携帯電話でS原に連絡をとろうと考えました。S原の携帯番号

はその日の朝まで知らなかったのですが、幸か不幸か2人で会う

ことになった際にメモで渡されています。そのメモを名刺入れから

取り出し、携帯電話の番号をプッシュします。

 

 

 

 

 

 

 

 

「S原さんにかけるの・・・?」

 

 

「うん・・・K田にしようか迷ったけど」

 

 

「なんでS原さん・・・なの?」

    

 

「・・・ん?それは・・・」

 

 

 

 

 

 

  

私は携帯電話から手を離し、婚約者の説明を始めました。

    

当時の私の考えは以下のような流れです。

まず、婚約者を最優先する立場なので、私自身が警察署に出向くこと

はあり得ません。そうなると誰か別の人物に因果を含めて代理を依頼

しなくてはいけません。事情をまったく知らない人物に頼むわけには

いきませんから、おのずと候補者は限られます。K田、S原、運転手。

 

 

このうち運転手はさすがにあり得ません。そうなるとK田かS原になり

ますが、どちらもMとは利害が反する立場ですから、協力的だとは

限りません。しかし選択肢はどちらかしかありません。

 

 

K田はこの日の朝から深夜までの経緯をS原から聞いているかどうか

は確証がありません。さらに男性のK田が出向くと痛くない腹を警察

に探られかねない不安があります。異常行動をした女性を迎えに

来る男性・・・その2人の関係を勘ぐるのは自然なことでしょう。

 

 

一方のS原は同じ女性とということもあります。さらに婚約者も含めた

話し合いを、感情の吐露も含めて一度経験しているので、私たちの

気持ちを比較的理解しやすい立場です。さらにS原とMはどうせ

一度は対決をしなければいけないはず。これがいいきっかけに

なるかもしれません。そもそもここまで話がこじれたのは、S原と

Mの歪んだ人間関係によるところが大きいのです。ならばそこを

修正しなくては根本解決にはなりません。

 

 

何より、私はS原の冷静な判断力と、最後の良心に賭けてみたく

なったのです。ここでS原がMを見捨ててしまうようなら、未来永劫

和解はないとも考えられます。

  

 

私は再び携帯電話をとって、S原の番号をプッシュしました。

真夜中ですが、状況が状況です。

 

 

 


 

 

プルルルルッ!

 

 

  

 

 

 

「はい・・・」

 

 

 

 


   

 

コール1回で電話に出ました。起きていたようです。

 

 

 

 

     

 

 

「ゴメン・・・俺、○○・・・緊急の用事なんだけど今いいかな」

 

 

「○○君・・・?どうしたの?私は平気だけど・・・」 

 

 

「もう寝てた?ご家族にご迷惑じゃない?」

 

 

「ううん・・・私、1人暮らしだし・・・今の今までK田君と電話してたし」

 

 

「K田にはモロモロ話してくれたんだ・・・」

 

 

「うん・・・彼も彼なりに反省してるみたい」

 

 

「そうか・・・で・・・本題なんだけど・・・」

 

 

「うん・・・私に緊急の用事って・・・なに?」

  

 

 

 

 

 

 

私はS原と六本木の路上で別れて以降の出来事をかいつまんで説明

しました。私とMが電話で口論になったことも、その後Mが突然我が家

までやって来たことも。そして思わぬ事態になってしまい、Mが現在

××警察署にいるであろうことも伝えました。

 

   

  

  

  

  

  

「・・・・・う~ん・・・・すごいね・・・びっくり」

 

 

「うん・・・俺はもうヘロヘロだけどな」

 

 

「・・・で・・・私に彼女を迎えに行けと・・・?」

 

 

「うん・・・君が適任じゃないかと思ったんだ・・・色んな意味で」

  

 

「色んな意味ねぇ~・・・」

 

 

「うん・・・」

 

 

 

 

 

  

 

 

S原はしばらく黙って考え込みます。私は急かさずに彼女の

反応を待ちました。  

 


  

 

 

  

  

 

「○○君・・・ずいぶん思い切った判断したねぇ・・・」

 

 

「・・・・ごめん・・・無茶言ってるのは自覚してる」

  

  

「ううん・・・別に悪いことじゃないよ。よく思いついたなと思ってさ」

 

 

「・・・・うん・・・ごめん」

 

 

「毒は毒をもって制すってことかなぁ?」

 

 

「・・・・そういうわけじゃないよ」

 

 

「ふふふ・・・冗談よ。あなたの狙いは分かってるつもりだよ」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「そうよね・・・いいチャンスかもね・・・」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「これ以上・・・あなたも大事な子猫ちゃんを困らせたくないよね」

 

 

「そういうわけじゃないけど・・・」

(さすが・・・全部察してる!)

  

  

「いいの、いいの・・・当然よ・・・元々は私たちが悪いんだから・・・」

 

 

「・・・・ごめん」

 

 

「わかったわ。あなたの作戦に乗ってあげる。××警察ね?」

 

 

「・・・いいのか?」

 

 

「だって・・・どう考えても私しかいないじゃない?」

 

 

「・・・行ってくれるのか?」 

 

 

「うん、ついでに色々話しとくよ。もう○○君は気にしないでいいよ」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「あとは明日にでも、流れでK田も含めて話し合っとく」

 

 

「ありがとう・・・」

 

 

「その代わり・・・今度ランチくらいおごってよ」

 

 

「うん・・・それはもちろん。そのときに例の件も聞かせてよ」

(夜より昼の方がいいし・・・)

  

  

「そうね・・・あなたの辛い過去の件もあったわよね・・・」

 

 

「うん・・・(複雑)

 

 

「とにかく後は私に任せて。明日連絡する。子猫ちゃんによろしく!」

 

 

「あ・・・ありがとう!」

(子猫ちゃんって・・・汗) 

 

 

「あ、そうそう最後についでなんだけど・・・」

 

 

「うん?・・・なに?」

 

 

「今のはいい作戦だけど・・・あのウソは0点だよ」

 

げげ!ねこ  

「・・・・・・!?」 

(どきっ) 

  

 

「私も最初は動揺してまんまと騙されたけど・・・」

 

 

「・・・・・・」 

 

 

「M・・・今も妊娠中なんてウソでしょ?」

 

 

「・・・・・なんで?」

(ばれたか)

 

 

「子供を真剣に産もうって子が・・・こんな無茶するはずないよ」

 

 

「・・・・・・」 

 

 

「バレバレだね・・・○○君・・・ふふふ」

 

 

「・・・・ごめん」

 

 

「いいよ・・・騙されといてあげる・・・じゃあ私、もう出るから・・・」

 

 

「・・・・よろしくな」

 

  

 

 

 

  

 

ガチャ!

 

   

 

 

 

 

 

 

S原は私の期待と狙いを見事に瞬間的に見抜いてくれました。

そして深夜にもかかわらずMを迎えに行ってくれると言いました。

この様子なら、これまでのことをしっかり話し合って和解してくれる

気がします。

 

 

何よりもS原は私のついたウソに気付いていました。考えてみれば

当然で、S原は何度も会社でMの姿は見ているはずですから、同じ

女性としてそのあたりは敏感に察するでしょう。男性の私の見る目

よりもはるかに高度なアンテナを持っているはずです。

 

  

当初は勢いで騙されたS原も、後になってよく考えれば妙な話だと

気付いたのでしょう。もしかすると直前まで話していたというK田との

電話の会話で気付いたのかもしれません。でもS原は私を咎める

ことなく私の気持ちを理解してくれたようです。

 

 

S原だって普通に生きている1人の女性です。人知れず深い悩みも

あるでしょうし、喜怒哀楽だって普通にあるのです。必要以上に彼女

のことを「別世界の住人」として、私は警戒し過ぎていたのかもしれ

ません。お互いに直接感情を吐露し合うことで、それまで感じていた

S原への心の高いハードルが消え去ったようにも感じます。

 

 

私が警戒していたのですからS原も同じだったかもしれません。

今回のあまりうれしくない出来事のおかげで、私はS原という1人の

人間を改めて見直す結果になったのです。30代半ばだった私に

とって、1人の人物を再評価し直すことが出来たことは、非常に大きい

収穫でした。新しい友情が芽生えることは20代の頃に比べて激減

していましたから、私の人生パズルの貴重なピースを失わずに済んだ

思いがします。
 

 

 

  

 

 

 

 

「S原さん・・・行ってくれるって?」

  

 

「うん・・・快諾してくれたよ」

  

 

「そう・・・よかった・・・」

 

 

「うん・・・よかった・・・」

 

 

「S原さんって・・・本当はいい人なのかな」

 

 

「うん・・・そう思いたいな」

 

 

「ごめんね・・・色々意地張っちゃって・・・」

 

 

「俺こそごめん・・・今後はもうちょっと慎重になるよ」

 

 

「いいよ・・・今のままお人好しで」

 

 

 

 

 

 

 

新しく変えたばかりの蛍光灯だけが妙に青く光るリビングルームで、

私たちは互いにしばらく見つめ合いました。 

  

  

    

あとはS原とK田からその後の状況を聞くだけです。

勝負は既に明けている火曜日です。

 

 

 

  

 

残り少なくなりました。続きは次回にさせて頂きます。

またのお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

 

 

だって・・・妻には言えませんから・・・。

 

 



※一口メモとブログ探検はお休みします。

 

 

 

 


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