2015-12-01 06:14:30

追記)永青文庫で春画展~女性として思うこと

テーマ:鑑賞文 ~映画・舞台(鍋以外)
今秋、目白の永青文庫という美術館で開催中の「春画展」に行きました。

これ、「春画展」のチラシです。
春画展あんよ
鏡に映る裸足の指先だけ。


本物の絵は足だけでなく体全体も描かれてるのですが、この部分だけをトリミングしてピックアップしたセンスが好き♪。
実に日本らしい奥ゆかしいえろろな描写ではないですか。
このあんよを観てそのセンスの良さに惹かれて、絶対みにいくぞーと楽しみにしていました。


【世界が先に驚いた&殿の一声】

春画展のキャッチフレーズ「世界が先に驚いた」は、春画展開催が日本より先に海外で実施されたから。いわば逆輸入の春画展開催。2013年にイギリス大英博物館では大盛況で、一流紙はこぞって事実上最高点の四ツ星評価をつけたそうです。女性にとても好評だったそう。

↓大英美術館展の時のPV。とっても繊細で芸術的


 なのに、肝心のお膝元の日本では、春画に対するタブー的偏見が残っててクレームを恐れ、公立美術館から軒並み展示を断られて(R18展示というのも前例がなくてハードル高いらしい)、スポンサーもつかず、なかなか日本での開催できなかったそうです。
 そこで、永世文庫の理事で元総理の細川護熙氏が「義侠心で引き受ける」との鶴の一声ならぬ殿の一声でやっと開催にこぎつけたそう。殿ぐっじょぶ(^^)d
(細川護熙さんは、熊本藩藩主(殿ですね)細川家18代当主)

ところで、アラセブの母に「永青文庫に春画展観に行った」とメールしたら「秋なのに春の画?」と返信があったので「純情な娘さんじゃあるまいし」的に説明したらば、「やっぱりその春画か。春画展に行くなんてはずかしくないの?(批判的に)」と言われまして。
ほぉ、なるほど。。まだそんな事言う人が身近にも居たか。
どうりで開催に二の足踏む美術館が多いわけだ。
結論から言うと、私は全然恥ずかしいと思いません。有意義な展覧会でした。

この春画展はスポンサー企業がついてません。(殿の持ち出しか?)
なので、クラウドファウンティングというネットでサポーターとして寄付を募る形をとってます(招待券や図録やグッズがもらえるらしい)。
義侠心のある方はどうぞご協力を。→春画展クラウドファインティング


【永青文庫って?】
永青文庫本館

永世文庫は公立美術館ながら、元々細川家が敷地内に作った美術館。
 私は、熊本出身の母からよく"エイセイブンコ"の単語を聞いて育ってて、なんとなく親しみがあって一回来てみたかったの。ちょうどよかった♪(最初は永青文庫という語感から、学級文庫的に図書館かと思ってた(^^ゞ)
 細川家・・といえば、元総理細川護熙さん家。鎌倉時代から続く大名家で、戦国時代信長の下で活躍、江戸時代は熊本藩主、明治以降華族・侯爵家となり、現代では熊本県知事したり首相になったり。つまり、本物のお殿様で華族だった由緒正しいお金持ち(←ざっくり)
 歴史的に有名なご先祖は戦国武将で茶人の細川忠興(戦国鍋TVファン的には利休七哲ボーカルのオッキー)や。その妻で絶世の美女細川ガラシャ
 細川家は代々文化や芸術に造詣が深く、美術品収集保護保管してきたお家。お金持ちの正しいお金の使い方だね♪
細川元首相のおじいちゃん(護立)が、その美術品を展示するために私邸内に作ったのが永青文庫。(熊本の殿の美術館だからくまモンも来たらしい)

「細川家には、昔はもっと良い宝物があったんですが、戦争でかなり焼けてしまったんですよ。いやいや太平洋戦争の時ではなく応仁の乱(1467年)の時ですがね」
というジョークが流布するほど、歴史がある。

 普段の永青文庫は、細川家所蔵の資料や茶器の展示が多く、ひっそりな展覧会が多いみたい。でも、細川家には宮本武蔵五輪の書(熊本で書いた)や、信長の直筆書状等お宝がザクザクあって、まだまだ奥が深い。
ちなみに、永青文庫の展覧会で最近のヒットは、日テレ「くりぃむしちゅーの歴史新発見 信長59通の手紙を解読せよ」の特番もあった「信長からの手紙」展で1日600名来館が最高だったらしいけど、春画展はそれを遥か上回る盛況だそうですw。
 あの古く小さな永青文庫にラッシュのようにひしめく来場者。きっと、終わったら修復補強工事が必要だろうな。。

永青文庫はレトロな白い洋館が素敵なんだけど、細川邸にしては小さくない?と思ったら、これ、元家政所らしい。旧細川邸本館は、前回描いた和敬塾の本館でした。規模が違った(^-^;。

 あと、行った人しかわかんないと思うけど、永青文庫の建物はどうみても3階建なのに、入って観ると4階まである・・なに?この七不思議みたいなの。。
航空写真MAPでみると(←そこまでした)永青文庫の洋館の横に屋根が映ってる。。
あ!そういえば3階だけ展示室の方向が違って、連結部分の段差があった気がする。
本館は2階の上が4階。3階は2~4階の階段の踊り場に入口があったから、3階が隣接する別棟なのね!(たぶん)納得。


【春画は浮世絵】
厳密に言うと浮世絵(江戸時代)ができるずーっと前から春画は存在するんですがここでは割愛。
浮世絵については、子どもの頃はお茶漬海苔のおまけカードとか、お煎餅とかの贈答品の箱に描かれてる"年寄り臭い絵"と思ってました。
でも、ここ数年、「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」や、「いつだって猫展」で浮世絵猫を観て、そのユーモアにけっこう好感を持って、一歩ふみこんで春画いってみよう!と。
 あと、浮世絵は余白に文字がいっぱい書いてあって、特に春画はセリフが書いてあるから、これって、漫画の原型だなぁと。
実際、"漫画"という単語は、葛飾北斎が描いたイラストカット集"北斎漫画"が有名どころでは初登場かな?
 日本語のわからない海外の人はその余白の文字すら芸術的に見えるのかもしれないけど、春画に書いてある内容は実にアホっぽいえろろ大魔王のようなものもw(北斎の「海女と蛸」なんかそう)。


【R18の春画展】

春画とは、“大人”の浮世絵。つまり成人画
当然、この春画展は18歳未満入場お断りの大人の美術展です。

永青文庫の受付で、私の前に20代半ばくらいの女子4人組がいて、彼女達は年齢のわかる身分証明書を提示するように言われてました。そっか、大人っぽい18歳未満がいないか確認するのね。
で、晩婚妻ねこは、えぇ、顔パスですょ。18歳未満の親御さんには見えても、逆立ちして重力に逆らっても18歳未満には見えませんから。いいんですいいんです(/ω\)。

 18歳未満に見せないというのは、ネット社会だと限界はあっても必要でしょうね。
まだ、社会経験的に未熟で自分で責任をとることがきないお子(特に頭でっかちになる中学生以上)は、なんでも大人と一緒で平等だと勘違いしちゃうと、ありがちな失敗をやらかすから。
「大人になったら自由に楽しんでね。自己責任で」と思う。
 後述するけど、うっかりするとウブな子にはトラウマになるかもな露骨な表現あるし。

余談だけど、"18歳未満入場お断り"っていう表現って、なんか子どもを否定してるみたいというか、ネガティブに感じる子もいそう。"18歳以上になったら入場OK(大人になるのを楽しみにしててね♪)"的表現はないものか?

それに、R18というだけで、「おおっぴらに観るもんじゃない」という認識になるから、芸術振りかざして誰もが無制限に観れる場所に持ちだされる心配がないのも良いです。

さて、やっと内容の解説に入りますw。


【春画展の展示について】
朝ドラに出てきそうな洋館の2~4階に展示されてました。
1階の受付すますと、4階から観るのが順路。(エレベータは必要不可欠な人にしか案内してないみたいで階段で上がる)

◆4階は肉筆画。
つまり1点ものの直筆絵画なんだけど、春画で肉筆とか言うと、そこはかとなく隠微な響きに想える。

まず、通路にプロローグとして数点の作品と解説。
v解説を読んで、改めて、西洋に浮世絵が渡ってフランスの印象派の画家モネ、ゴッホ、ゴーギャンや美術界にジャポニズムブームが起きるほど影響があったのって・・・ただの浮世絵だけじゃなくて、春画のインパクトが少なからず強かったんだろうなー・・と思いました(^^ゞ。
 当時の西洋はキリスト教の影響でヌードはあっても行為に及んでるシーンはほとんど描かれてなかったらしいので衝撃だったみたい。大御所だって芸術家だって、所詮、人間♪。

日本の春画は有名浮世絵師も描いてるから、絵画としてのクオリティがとても高いしね。

 着物を少しはだけて寄り添ってるカップルの絵は、子供がみたら何をしてるかはわからないんだろうなー。こういう直接的でない描写の春画を"あぶな絵"というそうです。

このチラシの絵くらいのソフトな春画が"あぶな絵"あぶな絵ちらし

これくらいなら別にR18ではないような・・と思ってたら、あ、やっぱり実物観たことないお子ちゃまはシャットアウトしないとまずいね・・というハードな"もろ"な作品が出てきました。なんつーか「おいおい(-_-;)」って感じ。

しかも、大きさを誇張しているのはなぜ?デフォルメ?
春画を見た海外の人は「ほぉ、日本人のサイズって(@_@;」って思ったでしょうね。
・・・うそつき。

女性のもろ描写は、肌を白のまんまに描いてるから、その色が“裂けた傷”に見える。なんか痛そう。ちょいグロテスク。実物を見た事ない子がみたらトラウマになるかも。やっぱR18だね。

"もろ"なものはさすがに芸術っていうより実用品でしょう。。と個人的には思いました。
 実用品というのは、男性が戦地に携帯するミニサイズ春画本しかり、姫様用の嫁入り道具(結婚したら夫婦で何するか教えるための性教育の教科書)だったり。

うーん、"もろ"露骨な表現はあんまり好きじゃないなー。
これは、やっぱり主に男性向けかなーと思う。
私が女性を代表していいのかわかんないけど、少なくとも私は好きでもない男性の局部の絵を観ても全く嬉しくないし。むしろ困る。「うん、見せなくていいから。しまってください」と思う。
 かまととぶるつもりはないけど、私は露骨なものより「いかようにも」「よしなに」想像に任せる色っぽさの方が好き。胸から上しか描いてなくても、着物で局部が隠れてても、大人なら充分意味は通じるもの。

浮世猫
よしなに・・


で、肉筆画の展示ですが、「稚児草子」とか「袋法師」とか、なんだろうアブノーマルな感じから展示が始まるのはなぜ(^^;;ゞ。年代順に古いモノってことなんだろうけど、なんかシュールょ。
 江戸時代くらいの春画なら、印刷物で庶民も持ってたから古い家の物置とかに残っててもおかしくないけど、さすがに戦国時代前のものは、絵師を雇えて、きちんとした保管状態で後世まで代々伝えられる家でないと無理だから特権階級のお金持ちの所蔵になるょね。でもって、きっと珍しい物の方を優先してとっておくから、こういうアブノーマルの匂ひがするものの方が残ってるのかな?
とか思いつつ、春画展も腐女子マーケットをあてにしてるのか?とかも邪推。


◆3階は印刷物。
主に江戸時代のもの。なんか根が明るい。
江戸時代はお代官様と越後屋が悪かろうと、年貢が大変であろうと、大きな戦争が200年以上なかった平和な時代。現在が戦後たったの70年なのに比べると本当に長い平和。
平和だとユーモアな余裕もでるし、鎖国中だから日本独自文化も開花してる♪


【和合・笑い絵】
 ネットのバナーで見かけるような女性が不快感を覚えるような現代のえろろ漫画(男性の処理のための精奴隷のような描き方)と比べて、春画はあまり不快感がなかったです。

 顔の描き方がリアルじゃないから生々しさが薄まってるのもあるけど、「和合」という、夫婦や恋人達がの睦みあいの春画はいわゆる"そこに愛のあるえろろ"が多かったのも好感。
それに、春画は「笑い絵」とも呼ばれてたそうで、全体にコミカルでユーモアにあふれてます。
 ユーモアいっぱいで笑ったのは、「若夫婦が夏の縁側で幼子をたらいで水浴びさせて遊ばせながら"している"春画」。えぇ、"している"んです、幼子の弟か妹づくりを。手は甲斐甲斐しく子をあやしてるけど、脚元はつながってます。どれだけオープンマインド


【春画はフィクションとパロディ】
 ただ、春画をみて、これが江戸の実情かというと、それは怪しくて、かなりフィクションが含まれてます。
春画業界にもやっぱり流行り廃りがあるから、絵師は売れるためにあの手この手で工夫し差別化した春画(シチュエーションや相手の種類を色々と)を描いていたそうです。
そうょね、現代のAVやえろろ漫画をリアルだと思ったら大間違い的なアレか。
「馬鹿夫婦 春画を真似て 手をくじき」という川柳もあるそうですw。
 題材もパロディのオンパレード
それこそ、忠臣蔵や源氏物語や歌舞伎の演目なんかのパロディはもちろん、お伽話や百科事典、家庭の医学的書物までパロディにしていて、ジャンルも、現代と同じで多岐にわたってて、恋愛・不倫・ホラー・BL・動物・霊ものなんでもあり。
現代考え付きそうなものは、もうすでに江戸のクリエーター達が出し尽くしてるように見えます。


【春画の流通事情】

ちなみに、春画は正式出版物ではありません。。風俗の乱れとしてたびたび政府が取り締まっています。江戸時代の吉宗(←暴れん坊将軍)が享保の改革で贅沢・堕落を緊縮で発禁にされてから、春画は完全にアンダーグラウンドな存在。逆に言うと、政府の知らない所で作ってるから、制約がまったくなく、それはそれは自由に贅沢な技術もつぎ込んで描いたえろろのようです。
歌川広重とか有名な浮世絵師も、わざわざペンネーム変えて春画を描いてます。そうまでしてw

 アンダーグラウンドがどうやって流通したかっていうと、貸本屋というのが、背中に本背負って家々を貸して回ってたんだそうです。出張レンタルビデオ店的な?
そういえば、時代劇でもあんまり貸本屋って観た事ないなぁ。江戸時代の庶民の出版事情とか、タイムスクープハンターあたりで扱ってくれないかなぁ


◆2階は、主催の細川家所蔵の春画と、豆判

細川家所蔵品と、収集された豆判。(他の階は、世界中・大英博物館とかから貸し出されている作品。)
 春画は、その家に伝わる文字通り"お宝"として。こっそりどころか堂々と掛け軸や屏風にしていたと。なんか、デカダンだな。
 西洋では、性の営みは神への背徳的に捉えられるけど、日本だと子宝を授かる子孫繁栄の縁起物扱いという文化のせいもあるみたい。

うやうやしく黒塗りの家紋付の大きな長持ちのお姫様の嫁入り道具の春画展示も。
それと、ポケットサイズの春画“豆判”も世界初展示だったそう。
春画はお守りの意味合いもあって(まぁ平和の象徴っちゃそうですが)、兵士が戦地に持って行ったと(絶対実用性も兼ねてるね)。
日清戦争や日露戦争は、兵士携帯用に配布されてたそうです。
ふ~ん・・二次元で済むなら第二次大戦時も豆判持っていけばよかったのに。そしたら、後々まで尾を引く問題も起こらなかったのに・・。

大名達はお正月に贈答品として春画豆判を交換したんですって。昭和のヌードカレンダーのようなもの?(若い子は知らないでしょうが、セクハラ法律ができる前は裸婦カレンダー作って新春ご挨拶に贈るような企業も普通にあったのですょ。おぢさん達曰く、保険勧誘員のおばちゃんが勝手に机の上に置いてってたそうです)

・年表もあって、現在わかってる日本の春画の歴史の最古は遣唐使よりも古いとw。(世界的には紀元前3000年ころから)きっともっと古くからあったんだろうけど、現代まで保管できてないんだろうな。
年表や解説はじっくり読んだけど、絵は割とささっと観た(最初は驚いたけど慣れて飽きた)かも。どっちかっていうと、色っぽさやアート性よりも歴史文化的関心のが強いや(^^ゞ。(一応史学科出身だ)

浮世絵って人の顔はこれ以上ないくらいにあっさりなのに、着物の柄は緻密に描かれてるのね。
春画は、当時呉服屋とタイアップして最新ファッションを描いていた(だから着衣が多い)という説も)。スポンサー大事大事。
だから、着物柄がとても雅やかファッション誌的役割もあってか、春画は当時の人気江戸みやげで、女性にも好まれたとか。


【わいせつか芸術か】
官能と芸術は表裏一体というか線引き難しくて、素人の私には専門家のような判断はできません。
 西洋の人から見ると、ファンタスティックなアートに見えたり、やたら含蓄ある芸術的解釈もするのかもしれないけど、描かれた当時は別に読者にとってはアートじゃなくて「むふっ」て楽しんだり使ったり(男性が)したものだと思う。
 めくるめく艶っぽさの表現は確かに独特でアートだけど、部位や性行為の露骨な描写を"したり顔"で芸術だと言うのは、なんだかなー(阿藤快的に)とは思います、私はね。

 ただ、日本独特な文化や風俗を知る歴史資料としての価値はとっても高いと思います。
アホにすら思えるなえろろなセリフの書き込みですら、江戸時代の日本人の識字率の高さを示している(同時期の西洋都市の識字率より高くて、西洋人を驚かせた)、描き込まれた調度品や着物、習慣に豊かな文化が見て取れます。
 文化文明が進んでない昔でも、色恋沙汰が好きなのは一緒だし、何より、お堅いと思われてる昔の日本人て、意外とかなりおおらかでユーモアがあるんだなってわかって興味深いし親近感も湧くから展覧会をする意義も研究をする意義も大きいと思います。

 あ、でも、見せ方次第では、下世話になっちゃうけどね。
最近、春画とヌードグラビアを同時掲載した雑誌に、警視庁が「芸術性よりもわいせつな面が強調された掲載方法に」について「配慮を欠いた」事を厳重注意をしたけど、うん、もっともな意見だと思う。
同じ物でも、やたら下世話に観る人もいるし、個人でどう思うかどう楽しむかは自由だけど、わざわざわいせつですょと強調して見せるのは、粋じゃない


【違いのわからない男】(BGMはゴールドブレンドCMのダバダーで)

この記事描くのに色々調べてて思ったんですけど、春画展を開催すると糾弾されると思い込んでたり、開催したら女性ウケがよくて驚いてる人って、男性なのかなーと思いました。

つまり、男性って春画とポルノの区別がついてないんじゃなかろうかと。

男性にとっては、愛ある情交も、ただの欲の処理のためのえろろも、どっちもおんなじえろろで"違い"がわかってない

女性にとっては、愛する相手との行為は素晴らしいもので、愛も情もない相手にされる行為は性犯罪。この2つはまったく別で、意味合いも真逆なのもの(セクハラも同じ傾向有)

その違いが、男性は頭ではわかっても感覚としてわかってないように見える時がある。
なんか、これ、常々ぼんやり感じてたことかも。

春画は前者を描いたもの(そこに愛のある情交)が多いです。だからいろんな層の女性にもウケたんでは?
大切な人と愛ある行為なら、女性は忌避しないと思う。(恥ずかしがる人はいるだろうけど)。

男性って、「春画を観たり語る女性=えろい=誰に対してもえろい(尻軽)」・・って勘違いしてる人がけっこういる気がする。パーセンテージはわからんけど。

好きな人とだけ愛し合いたいのょ、女は。


【春画展の客層は?】

日曜日の午後に春画展に来ていた観客は、男女比は4:6くらい。年齢層は18-80歳くらい。白髪の方もとても多かったですし、普通の美術展みたいにみんなじっくり見て回る感じ。
若い子達でも、興奮してはしゃぐタイプの人はみかけませんでした(心の中は知らんょ)
 まぁ、老若男女、ハイソな奥様方から学生さんまで色々です。カップルもいれば女子会もあれば、お独り様もたくさんいます。


【グッズについて】

永青文庫はそれほど広くないので、グッズショップは別館でした(チケットなくてもグッズは買える)。
Tシャツ等、ユーモア(肝心な部分をポケットで隠してるとか)というか粋なデザイン(袋の外は伝統柄で内側に大胆な春画模様)やエコバックやポストカード等。めちゃ高額な寝具なんかも。
まぁ、「それ、着て歩くの?それ、持って歩くの?」的な柄のグッズもありましたw。あ、褌やトランクスは見えないからいいのか。大胆絵柄でも。
大英博物館ではどんなグッズを売ってたんだろう?
 絵が大きくて美術展の解説とか歴史的背景とかも載ってる本(2000円位でB5-A4サイズの)が欲しかったんだけど、積み上げられていた図録は広辞苑的厚みの4000円。ここが殿様発想なのか!?、庶民には高いし持って帰るの重いょ。。というわけで買わず。
もちろん、その分永久保存版の立派な図録です(←フォローしとく)。

私が買ったのは、永青文庫が出してる美術館誌92号。
永青文庫NO92
春画展特集で、薄くて軽いし面白そうだから購入。300円。安い♪

春画展についても8ページ絵付で解説があり、永青文庫自体の話や細川忠興の話も出てて、お勧め。特に鍋TVファンにはおすすめ。
これはグッズショップでの販売ではなく、永青文庫の出口ホールにひっそりとサンプルが。
出口ホールの事務室の小さな窓口で買えます。もっと宣伝しようよ。
いまだかつて永青文庫がこんなにごった返した展示は今までなかったそうで(おそるべし春画の威力)、事務所も商売っ気ゼロというかプロモーション力が希薄みたいw


【男性の感想】

男性代表としてダーリン(口下手です)にもインタビューしてみました。

観た感想は?:
ダ「時がたつとアートになるんだなー(作った当時は違ったんだろうけど)。あと、暗くて展示がよくみえないのがあった。」(春画展では作品の劣化防止のため照明が暗めです)

露骨な描写の感想は:ダ「なんかこわい。グロい(女性の局部の表現だそうです)」

色っぽい気持ちになりましたか?:ダ「全然」

春画展に行く女性をどう思いますか?(ふしだらに思うかと尋ねました):ダ「別に」

全体に楽しめましたか:ダ「はい」

だそうですー。(繰り返しますがダーリンはとっても口下手)
ダーリンは若人ではないし、妻が横に居て見るのと、独りで観るのでは感想も違ってくるのかもしれません。なので、ご自分で行って確かめるよろし。


【春画展はデート向きか?】

うちは夫婦で観に行きましたが、普通の美術展に行くように楽しめました。
あのね、デートで春画展みても色っぽい意味では特に盛り上がらないかと。どっちかというと笑えます。春画の別名に"笑い絵"っていうのがあるくらいだから。

深くない仲のカップルや初デートで行くと、たぶんドン引きされるか気まずくなると思います。(芸術系の人は別として)。要注意。もっと親しくなってからの方がお勧め

でも、趣ある目白台の伝統ある永青文庫で、他では見れない日本初の春画展を笑ってみるのも、楽しいですょ。

春画展は9月から12月までで前期後期と展示物が変更されています。ので、私の感想にない作品も展示されてると思います。
平日はリーマンのアフター5でも行けるよう20時まで開館
着物デーというのがあって、12/5は着物の人は入館料1500円→800円になりますょ!


【永青文庫へのアクセス】

永青文庫はどの駅からも遠い都心の陸の孤島です。わざわざ出かけるなら周辺プチ観光もぜひ♪
 便利なアクセス方法と周辺観光スポットについて、前回の記事に詳しく描きましたので、ぜひそちらをご参照ください。
「ぶらり旅 ~大人の目白・春画展に行くついでにプチ観光 春画展に行くついでに

【★追記:春画のその後】

写真が普及してくると、春画は浮世絵から写真に替っていったそうです。
写真じゃさすがに取り締まり厳しくなるょね。

あ・・研究室秘書時代に私が抹殺した“アレ”も、戦後の春画遺産(ハンドメイド)だったんだろうか?悪い事したかしら?
“アレ”のエピソードを観る方はコチラをクリック


「SHUNGA 春画展」

会期:2015年9月19日(土)~12月23日(水・祝)
 前期:~11月1日(日)
 後期:2015年11月3日~12月23日(水・祝)
チケット:1500円(12/5着物デーは着物の人は800円)
開館時間:9:30~20:00 (入館は19:30 まで)
※日曜日は、9:30~18:00 (入館は17:30 まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)
※18歳未満の入館は禁止。
会場:永青文庫
〒112-0015 東京都文京区目白台1-1-1
http://www.eiseibunko.com/



ぽち♪
$奥様はねこ ~団地妻猫とダーリン絵日記~-おでかけらんきん
※↑絵日記ランキングの投票ボタン↑です。
 更新のはげみになります♪いつもありがとうございます(∩.∩)


P.S.
急に寒くなりましたね。ぶるぶる。お約束のように早速風邪ひいて寝込んだ妻ねこです。週末が消えました。この記事ももっと推敲して削るつもりだったけどもうだるいしめんどいからこのままUP!長くてごめんねー(^^ゞ。
皆さまもお体ご自愛ください。ぶるぶる。。


奥様はねこ ~団地妻猫とダーリン絵日記~
(すみません、目次の更新もここ数年滞ってま・・)
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コメント

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6 ■おへんじ3>なつんさん

御来訪、コメントありがとうございます。
ちょ、コメントタイトル!(^^;;
なつんさんの春画展感想記事、客観的でわかりやすくて好きですょ。(コメントが局所に集中してたからどんな感想描いてた人だっけと読み直してみたら、落ち着いた記事描いてる方でほっとしました)
うん、細川さんというか、細川家、サバイバル力も文化造形が深いのも懐深いのもいいですね♪

5 ■おへんじ2>ebiguraさん

御来訪コメントありがとうございます。
ebiguraさんの感想記事は、かなり共感できる部分があったんです。同じ所気になってるなーとか。慣れて飽きたとかw。
気になったところを調べまくった結果、こんな長っちぃ記事になってしまいました。
お役に立てて嬉しいです。

4 ■おへんじ1>山猿さん

御来訪コメントありがとうございます。
春画に偏見なく関心のある方を探してキーワード検索してお伺いしました。
良いも悪いも、観ないで判断はできませんしね。
それに東京では永青文庫が会場だったのが私には大きかったです。

3 ■でかすぎw

初コメント失礼します♡

たしかにあれの描き方が極端なんですよね…
男も女も
春画は芸術ではなく、純粋に楽しむものだから
そこに美しさとかは求めちゃいけないのかも…
なんて思いますが、
さすがに「やりすぎやろ!」と何回もツッコんでしいました笑

にしても細川さんすごいですよね笑

2 ■詳しくて、

勉強になりました。
あ、
いいね!ありがとうございます。
SYUNGA、面白でした。
また行こうかな?

1 ■春画展

当方のブログへご訪問いただき、ありがとうございました。
私も、「春画展」の入場者の多さ(=春画への関心の高さ)にビックリしました。
感想は、当方のブログにも若干書きましたが、今後とも多くの人に(特に日本人に)「春画」というものの存在を認識して貰い、あとはそれぞれで感想と感じを得て貰えればと思っています。
「ねこ」さんの軽妙なタッチの楽しいブログを見せていただき、ありがとうございました。
寝(眠)れるだけ長時間寝て(^_^;)、体調を回復し、ご活躍を!
(退職し、64年間の慢性的に酷使した心身を補修し、今後の更なる長期間の生存に向けてリハビリしている山猿)

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