気配について | 丸山敦オフィシャルブログ「丸山敦のブログ」Powered by Ameba

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気配、という言葉がありますね。物音や匂いなど、何も感じなくても何かがこっちを見てるような。。あるいは、頭で考える前にふと、横を見てしまうとか。。
こういう経験は誰にでもあると思います。気功的にみると、それはエネルギーに反応してるんだと思います。もっとも感じやすいのはおそらく自分に向けられた意思。殺意とか好意とかの強烈な意思。そういうものを感じ取る能力を、我々は誰でも持っていますね。試しに動物園などで、虎やライオンなどに本気で意識をぶつけてみてください。起きたり、こっちを見てくれたりします。
さて、わたしの学生時代に、こういうのが得意な友人がいました。人呼んで、黒ちゃんといいます。
黒ちゃんはある時、女の子をみんな振り向かせることができる、と言い出しました。どんなかわいい子でも振り向かすことができると。
黒ちゃんはドヤ顔です。
ドヤ顔の黒ちゃんは嘘をつかない、ということをわたしは経験上知っていました。

それやったら我々の前を歩く女の子二人組を振り向かせてよ、とわたしは黒ちゃんにお願いしました。黒ちゃんは答えます。どっちの子に向いて欲しい?どっちでもええわ、とわたしは言いました。
特別に2人いっぺんに振り向かせたるわ!

黒ちゃんはそういうと人差し指を唇に当て、精神統一をはじめました。
わたしがドキドキして見てると黒ちゃんは大きく振りかぶり、我々の前を歩く女の子二人組を指差し、大声で、こう言ったのです。


「こっちを向けッッ!!!」


そら、こっち向くわ!わたしは心の中でツッコミながら、ビックリしてこちらを振り向く女の子二人組より一瞬早く他人のフリをしました。

そんなわたしに黒ちゃんは興奮した声で話しかけます。
「な?こっち見たやろ?丸ちゃん!」

あまりにも常識のない黒ちゃんにわたしが常識を植え付けようと説教すると、黒ちゃんはエヘヘと嬉しそうに頭をかいていました。

その時の黒ちゃんの嬉しそうな顔が、わたしの思い出し笑いストックの1つとして未だ鮮明に記憶しています。皆さんもたまには思い出し笑いの引き出しを開けてみて、電車の中とかで突如笑ってみてください。

みんな、ビックリしますよ?

では今日はこれくらいで。