刑事コロンボi①1話「殺人処方箋」あらすじ以外徹底解明! | 本の匠 ビンテージコミック探検隊

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記念すべきコロンボシリーズ第1作

『殺人処方箋』
(さつじん しょほうせん)


刑事コロンボ 殺人処方箋 (竹書房文庫)



犯人は精神分析医レイ・フレミング
演じるのは

ジーンバリー





宇宙戦争 (1953) スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]






1953年のSF映画の古典『宇宙戦争』
で主演




宇宙戦争 (1953) スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]






2005年の同名リメイク『宇宙戦争』
(トム・クルーズ主演作)において
特別出演してます


当時の知名度からすると
ジーンバリーが主演
ピーターフォークが脇役と言っても
おかしくないのでは?



犯人は知的でエリートの金持ち

対する主人公の
刑事はヨレヨレでみすぼらしい

それまでのドラマの定石を
打ち破ったのがコロンボだった





ストーリーは…


著名な精神分析医フレミングは、
政略結婚の結果とも言える年上の
妻キャロルとの夫婦生活に飽き飽きし、



愛人の若い下積み女優ジョーンを



巻き込んで、妻を亡きものにしようと
画策するというもの



実は、このジョーン登場シーンに
トリックネタが隠されているのだが
最後の最後まで気が付かなかった!




犯人はアカプルコで過ごしたという
アリバイ工作も万全と思えた矢先






現れたのが我らが
刑事コロンボ

トレードマークのレインコート
着ずに手に持って登場した



台本には「オーバーコート」
書いていたのにピーターフォーク
「レインコート」と書いてあった
と主張!

ピーターフォーク自前のレインコート
を引っ張り出してきたのだった




このシーンでコロンボ得意の
「すみません鉛筆貸して
くださいませんか?」



初めてのカミさん話が登場
「毎朝、カミさんに鉛筆
待たされるんですが…」





このシーンは有名な
帰りぎわ、振り向きざまに
「もう一つだけ!」
言うセリフを初めて言ったところ


後、毎回登場するコロンボの
親戚話


第1回目はカミさんの妹の話

「かみさんの妹の居間ってやつが、
ほら、モダンなんですよ。」

「そこに座るとおっかなくて喋れ
ないんです。」

「腎臓の形したでっかいコーヒー
テーブル
がでーんとあって、
もう見るだけでぶるっちゃうんです。」

「そこの亭主無口な男なんですが、
ありゃテーブルにあたったんですなあ、
きっと。」



腎臓の形をしたテーブルって?

気になって調べてみたら




キドニーコーヒーテーブルと
いうのがあって
キドニーとは英語で腎臓の意味
だそうだ!




若いコロンボ(当時40歳)は
共犯のジョーンを激しく追いつめる


このシーンはコロンボらしくない
のだが、後の展開を考えると
ジョーンを追い込まないと
いけなかったのだ。




ここでコロンボらしくないと
怒ってしまったファンは
この時点でコロンボに騙された
事になる。



冒頭で犯人のレイ・フレミングが
「レイ・フレミングと一緒にいて
嫁さんの服をきた女性は
誰でもレイ・フレミングの嫁だと
思うはず」
と言った言葉


この言葉にもラストのオチの
伏線が張られていたと思うと
面白い…



コロンボは犯人のトリックを
そのまま事件解決に逆トリック
を仕掛けたのだった!






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