今回の、水平パイプの改善のポイントは、クラウン 近傍を乾燥→適湿とし一次根の発根を促す。下部は過湿にならない様にする。事にありますが、コレは手段であって、当たり前ですが、この様にする事で栽培末期まで白い根を維持し株全体の勢いを保ち収穫を増やす事が目標となります。

この方向性が正しいかどうかを今回考察いたします。

根に関しWeb上で下記記述があります。
商業栽培に於いても、収穫後で半分でも生きた白い根が残っていたら『合格』だそうです。

記事では根の維持の為に
①定植後の十分な灌水で根の活着を十分に
②多肥を避ける
③病害虫の対策 をすべしと書いてあります。




この記事の考察とダブりますが、根が黒くなる原因は3つあると考えています。

① 液肥濃度が濃すぎ、根焼けを起こし黒くなる。
② 老化現象、根の寿命
③ 病原菌による根腐れ病

①液肥濃度
これについては、多くの方がやっておられるように、私の場合も、定植直後数日は水のみで循環、その後、大塚5号だけ、さらにその後、1号、2号を加えEC0.5位の薄肥で管理し、白い水耕の根が出るのを促しています。薄肥が根の伸張に好ましい理由は浸透圧の関係らしいですが、詳しい理由は理解していません。実際定植初期は既存の根から白い根が伸びてくるのが観測されますが、これが第一果房着果以降も維持できないのが課題です。

②老化現象、根の寿命
開花、着果の時期になると、光合成産物の殆どが実の充実の方に回るので葉や根に回る分が少なくなり、根の新生や伸張が停滞し、既存の根が老化していき黒化します。指南書などでは定植初期で根張りを充実させ強い株に育て、着果負荷に耐える株にすべしと、よく書かれています。根の寿命が一定期間であるとすると新生根が出ない事も根の寿命が来てしまう原因になります。

③病原菌による根腐れ病
根腐れ病についてはウェブサイトで下記記述があります。

https://www.boujo.net/handbook/newhandbook13/根腐病.html


ここで分からない事が!
“たんえき水耕”では、第1果房着果以降、栽培終盤にかけて根が黒くなりますが、肥焼けでないとすると、これが老化によるものか、病原菌による根腐れ病なのか我々では判別がつきません。
考えられるのは3つ

1) 根の老化であり根腐れ病ではない
2) 老化により死んだ根が過湿により腐朽菌などの病原菌を呼び寄せ正常な根に蔓延し根腐れ病を引き起こし拡大する。
3) 過湿による単独の根腐れ病

もし1)であれば今回の栽培槽下部の過湿対策は意味をなさなくなります。またそうで有れば、クラウン 近傍の適湿化による新生根の発生促進だけ考え下部はどぶ漬けのままとした方が管理が楽です。

もし2)であれば、過湿対策プラス老化して黒くなった根を選んで伐採するなどの対策が必要です。

今回の改善が的を得ているか、確認する為に根の黒化現象について考察しました。答えは出ませんが、可能性を潰していくと言う考えで今回の改善を実行していこうと思っています。

分かりにくい考察、説明ですが今はそう考えています。

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