ということで。
結局、最後も言い訳なのだ。
趣味はなんですか?
少し前までにこう聞かれても、答えに窮するくらい、特別に趣味を持たずに生きてきた。
しかし、今年(のいつだったか)カメラを買い、その面白さに一気に夢中になり、ここ最近はどこに行くにも持ち歩きパシャパシャやった。
カメラは楽しい。
仕事としてスイーツを撮り続けていること以外、特にこれといって決まったものを撮ってはいないが、家族の写真は本当にびっくりするくらい撮っている。
その大半が使えるものでもないし、将来、大きくなった子供たちがみても「なにこれ?もっとまともなのないの?」的なコメントを浴びせられることも十分に考えられる。
しかし、まぁ、あれだ。
それが普通なのだ。普通の顔なのだ。
自分が子供のころの写真はいつもカメラ目線で気取っているというか、写真を撮られていますよ的写真ばかりだが、今年撮り続けた愛する子供たちの写真は、ごく自然にふるまっている日常だ。めったに切り取られることない、当たり前な一日なのだ。
だから、今年(のいつだったか)カメラを買って、何気ない日常を撮り続けたことで、子供たちを見続けることができたのだ。
基本的に、仕事のことをつねに頭の中に抱え、帰ってからも仕事をしようとする自分は、これまで空気として家族の雰囲気は感じていても、どういった表情をしているのか?などをもしかしたら見続けられてはいなかったのではないか?と思う。
カメラを手にし、趣味としてパシャパシャ撮り続けたことで、気づけたこともたくさんある。
父のネクラな性格とは真逆で、天真爛漫な小学2年生の息子と、母の性格をきれいに受け継いでいる3歳の娘のちょっとした表情を、今年はたくさん見ることができた。
それが、今年、一番うれしかったことなのだ。
これからも、時間があるときには、とにかくたくさん撮り続けていこうと思う。
「もういい加減やめて」と父にむかって白い目を向けられるまで撮り続けていこうと思う。
撮り続けて撮り続けて、もっといいカメラがほしくなったら、躊躇なく買おうとも思う。
カメラも一緒に家族との時間を楽しもうと思うのだ。
ということなので、
・・・・・新年4日までゆっくりお休みいたします。
最後までいいわけだね。
こんな文章なら、家族の写真載せればいいのに、お餅だね。
ということで。
一子相伝
家に帰ると、楽天で財布売ってるショップのページが開いてあった。 ビビる。
先週の土曜日、愛する家族がお好み焼きが食べたいというので、いつものように父の仕事として焼こうとしたら、愛する小学2年生の息子が
「俺が焼くよ。俺、もう焼けるけん」
というので、焼かせてみた。
びっくりした。
上手に焼くではないか。
先日、サモハン某先生に教えを乞うた だけのことはある。おいしいおいしいお好み焼きを焼いてくれた。
「もう、父さん焼く必要ないね。俺が焼くけん!」
と力強く言い、美味しくは焼けたが、びっくりするほど散らかしまくった食卓を離れ、焼けたこととお腹がいっぱいになった満足感に浸った小学2年生の息子は一人テレビを見始めた。
しかし、まぁ、あれだ。
散らかしまくりでも、とにかくひとつ得意とするものができたのだ。サモハン先生のご教授と、いつもは父の焼く姿を見て覚えていったことに感動するのだ。
「あれじゃね。ちゃんとみとるんじゃね。よかったね、お父さんの姿みて成長して」
と、こよなく愛する奥様も言ってくれた。
「でも、お父さんの姿みて成長するってことは、将来アホほどビール飲んで、酔っぱらって家族ほったらかして一人でソファーで寝るってことも間違くするね、あの子」
とも、言ってくれた。
・・・・・。
子供の成長を見る親の視点はまた別物なのだ。
その日は3本ほどビールを買っておいたのだが、その感想を聞いた父は美味しく飲んでいた2本目の缶を飲みほし、3本目に手を伸ばすことなく、家族との楽しいディナータイムを終了したのだ。
ということで。










