カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ | 酒とミステリの日々 時々ラーメン

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ども、OKKAです。

 

今回紹介するのは、台湾発の、トロピカルフルーツの味わいが楽しめるシングルモルト!

 

「カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ」です!

 

 

ネットで7500円くらいで購入。(ポイントを使ったので実際はもっと安くなりました。)

 

カバラン蒸留所は2006年、台湾東北部の宜蘭県(ぎらんけん)に設立された、台湾初のウイスキー蒸留所です。

 

 

それまでは「寒い地方で作られるのが常識」とされていたウイスキーを、台湾という亜熱帯で初めて作った蒸溜所が、カバランです。
ちなみに、「カバラン(KAVALAN)」というブランド名は、宜蘭県に広がる蘭陽平野の先住民、「クヴァラン族」から取られたということです。

カバランは、他の地域のウイスキーに比べて、ちょっと割高な印象がありますが、それもそのはず、台湾は気温が高いので、いわゆる「天使の分け前」といわれる樽からの自然蒸発の割合が、台湾では10%以上にもなるそうです。つまり10年くらいで樽が空っぽになっちゃうんですね。
(ちなみにスコッチでは2.5%程度。)
スコッチの4倍の速さで減っていくのですから、コストもかかるわけです。

でも、その分熟成が早く進むので、熟成年数が短くても、しっかりコクのある味わいになるそうですよ!

 

今回紹介する「コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ」は、アメリカンオーク樽で熟成させ、その後、スペインの酒精強化ワインである「ポートワイン」の樽で追加熟成させたものです。

 

スペックはこんな感じ。

 



早速いただきます!

まずは香りから。

やはりカバラン、フルーティーでめっちゃいい香りです!
トロピカル系のマンゴーやライチの香りもしますが、それに加えて洋梨や、ポートカスク由来と思われるベリー系のフルーツの香りもしますね。
さらに、バニラや蜂蜜の香りもします。

ストレートで飲んでみます。

まるで綿あめがシュワっと口の中で溶けていくような甘味を感じます!
それに加えて、洋梨、ライチ、マンゴー、ベリーといった様々なフルーツの香りと酸味が口の中に広がります。短期熟成(4年程度と言われています。)にもかかわらず、アルコール感は全くなく、非常に飲みやすいです!
余韻は樽由来のウッディな風味と、クローブやシナモンのようなスパイシーな風味がけっこう長く残ります。
これは旨いですね~。

ハイボールにしても、甘い香りは健在!
洋梨&ベリー!ほんのり蜂蜜やバニラも感じますね。

飲んでみると、ストレートでも感じた様々なフルーツの香りと甘味、さらに綿あめのような甘味を感じます!
甘味だけではなく、しっかりと熟成感のあるコクも感じますね。
甘口でリッチなハイボールです!
余韻にほんのりウッディな風味とスパイシ―感が残るのもいいですね~。旨い!

甘口なので、食事にはちょっと合わせにくいかもですが、塩味の効いた食事と合わせるといいと思います!厚切りカットのフライドポテトなど、相性抜群じゃないかな。

少しお値段は高いですが、その価値は十分あると思います!

ということで、お気に入り度は85点でした!