反抗期 三女 | 気楽に気ままに自由人ラテコの日記

反抗期 三女

ホストファミリーを始めるにあたり一番のネックは我が家のじじいであった。

あいつに他人をそれも外国人を許容する度量があるのか?

もちろん私は奴の真のやさしさというものに賭けたわけで結果めっちゃカワイ子ちゃんでメロメロ状態である。

 

たいした心配もしていなかったが主催する団体は面談の際のじじいの態度やらに非常に心配をしていたようだが取るに足らない心配に終わっている。

 

もはや我々家族がホストファミリーをするにあたってなんの問題もないと思っていた。

 

しかし私の思いもよらぬ大きな壁が実はあった・・・・。

 

三女である・・・・・。

 

 

年も近いしすぐにお友達になれるであろうと過信していた。

 

甘かった・・・・。

 

彼女は今絶賛・・・・

 

 

反抗期&思春期に突入である!!!!!

 

加えてツンデレというか非常に小難しいかまってちゃんである。

口では素っ気ないが心ではもっと私を見て!!構って!!というめんどくさい人種である。

心は男な母は共感できる部分が非常に少ない。

 

今まで三女至上主義というか、私を私だけを構ってくれた人がみーーーーんなうちの留学生に目が向いている。

みんな彼女だけを可愛がる。みんな彼女だけが好き。私のことは嫌い。

彼女とお友達になりたいが英語は話せない。そして大好きな私の家族を取られた。

 

というような非常に複雑で私にはとても幼稚に見える心境だったようだ。

 

いわゆるやきもちってやつですな・・・・。

 

私はそれを知っていたが見て見ぬふりだった。

 

それらの愚痴をお姉ちゃんに夜な夜な電話していたようで見かねたお姉ちゃんから私に連絡がきた。

 

私はそれは彼女の問題であって乗り越えるのは彼女自身であるのでそのような心境はわかっているがあえて放置していると伝えた。

三女も留学生中心に和気あいあいと回っている家族の輪に入りたいのだろうがそれをするには彼女自身がどうしたらいいのか考えねばならない。

そしてそれを実行しなくてはただ時が過ぎるだけで、留学生が帰った後、三女的にはせいせいすると思っているのだろうが恐らくなぜ私はあの時こうしなかったのか?という後悔が付きまとうと思う。

そこで後悔したとしてもそれも彼女の人生、青春なんてもんは後悔の連続でそれゆえに人間形成されると思っている。

私が周りであれこれいったところでそれを彼女自身が実行に移せねば何も変わらないのだ。

 

先日、我が家の留学生と映画を見に行った。その帰り、同じ市内で友達と遊んでいた三女を迎えに行った。

その車中、もちろん留学生についての話題でなく別の話題で彼女に彼女の考え方はちょっと違うんじゃないの?とお友達も交えて諭すという展開になった。

 

はっきりそうは言わないし、そういう話題もしていないのだがおそらく

「ママは私より素直でかわいい留学生のほうが好きで、自己中心的でわがまま放題の私なんて好きじゃないんでしょ?」

というようなことが言いたかったのだと思う。

 

私の答えに安堵したのかそこから彼女は再び勉強にやる気もだし、留学生と彼女らしくスキンシップを図るようになった。

 

留学生は大好きだし、笑いが絶えない我が家にしてくれたことに逆にありがとうと言いたいし、あまりにいい子で

もうこの先ホストファミリーをすること、いや出来ないかもというくらいである。

しかしスペシャルゲストだから身内以上にもちろん気というか心配りをする。

いつも通りの我が家だがそうじゃないというか・・・。

これは当たり前であると思うのだがお子ちゃまな三女には通じなかったようだ。

 

ホストファミリー、まもなく4か月・・・。

ようやっと本当に皆が家族になれた、そんな気がする。