ドラフト大展望~週刊ベースボール最新号から | 野球と映画、ときどき…

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好奇心のおもむくまま「おきらく」に

生活を楽しむをモットーにしています

週刊ベースボール 10.30

「10.26」運命の日に注目

ドラフト大展望2017

 

表紙は高校BIG3の

清宮君(早実)安田君(履正社)中村君(広陵)です。

さすが野球専門週刊誌ですから

この3人以外の大学生・社会人の注目選手や

プロ志望届を出した全選手名一覧から

逆にプロ志望届を提出しなかった選手一覧まで

この1冊さえ手元にあればドラフト情報はOK的な

充実した内容になっています。

 

私はまずdマガジンでサラッと記事を読んでいたのですが

長年のお付き合いの方はご存知

我が家の「ドラフトおたく」

年に一度この時期張り切る夫は

雑誌を購入し通勤中地下鉄はもちろん

帰宅後のわずかな時間を割いてでも

隅から隅まで何度も雑誌の記事を読み返しています。

なぜ人様の進路がそこまで気になるのか?

私も関心はありますけども夫のドラフトにかける

あの情熱というか執着は30年たっても理解できません。

 

身内の話題はそこまでにしてあせる

 

週刊ベースボール最新号では

注目の3高校生について本人への取材と別に

各選手にゆかりのある人物からのコメントも添えられています。

清宮君にはU-18の小枝監督や

大先輩である野球評論家・荒木大輔さんが

彼のプロ入り表明についての率直な意見を語っています。

 

特に荒木さんの言葉はとても説得力がありました。

清宮君の決断に「現実的な発想」と理解を示しています。

メジャーリーグでの活躍を将来の目標に掲げるなら

一日でも早くプロの専門分野で技術を習得した方が良い。

マイナーリーグの指導者が少なく目が行き届かない環境は

まさにふるい落としの世界でチャンスすらつかめないケースもあるそうです。

米国の大学という選択肢が出ていた時期もありましたが

それも荒木さんによれば、いくら語学に堪能な清宮君でも

勉強に時間を割かれては野球に集中しにくいことを指摘していました。

それを端的表した言葉が次の言葉です。

「極端な話、ペンを持っている時間にバットを振らないといけないわけですからね」

荒木さんは自身のコーチ経験と清宮君の性格から

彼ならプロでの困難も克服できるだろうと断言しています。

覚悟と自信をもって夢につき進んで欲しい

球界・高校の先輩として清宮君へエールを送っています。

 

広陵・中村君については、どうしてもバッティングに注目がいくので

内野手にコンバートして打撃を生かすなんて噂もあるそうです。

インタビューでは本人も広陵の中井監督も

あくまでもキャッチャー

と、改めて強く語っていますから

そこはカープカープに育成を任せましょう。(誰がカープやと決めたんや☚私)

 
石田雄太さんの人気コラム「閃球眼」
ドラフトにちなみタイトルは「好きなことが仕事になる日」
ドラフトは野球選手にとっての就職活動
と語ったのは桑田真澄さん。
つい先日Numberで石田さんのインタビューに答えて
桑田さんが自身のドラフトについて語っています。
この件はまた別記事で取り上げたいと思っています。
週刊ベースボールのコラムでは
かつて慶応大で活躍しながら
プロ入りを拒否した志村亮さんや
甲子園と無縁の高校からドラフト指名され
戸惑い恐怖すら感じたという
ソフトバンクの川崎宗則選手の話題を取り上げています。
志村さんは「野球は夢、仕事は現実」と語ったそうです。
 
少年野球、中学野球部、ボーイズ、シニア、高校野球、大学、社会人
上のステージに上がるたび野球から離れていく選手が生まれます。
ウチの次男、三男も高校野球で現役アスリートとしては引退しました。
今は草野球なりサークルで、それぞれが野球を楽しんでいます。
 
これから三男は就活を控えていて
彼の希望する業界へ挑戦していきます。
その業界で具体的に何がしたいのか
自身もそれがよくわかっていなくて当初は苦労していました。
おひつじ座「高校野球で夢のグラウンドには立てなかったけど
 一旦、野球から離れて再び別の形で野球と関われたことで
 その経験や魅力を伝える側になりたいって気持ちになった。
 生涯、何らかの形で野球やスポーツに関わっていきたい。」
それは何も今希望している業界では、なくてもできるでしょ?
と、逆に三男の本心を試すようなイジワルな質問をしてみました。
おひつじ座「いや、まずはそこ。その業界の就活で精一杯頑張る。」
そうですか。
どうやら三男の覚悟も本気のようです。
 
3人兄弟の中で唯一、高校野球野球ボール公式戦の
グラウンドに立てなかった三男。
そんな彼が自分の忘れ物を取りに行くわけじゃないけど
今度は別の形で野球と関わりたいと言ってくれたことに
私自身が、とても救われています。
我が家にはロクな財産ドルもないけども
3兄弟に「野球」という経験や夢や希望を与えてはやれたかな
と、喜びも感じています。
 
ドラフトを待つ球児たちの心境より
同じ就活の結果を心配する親御さんの気持ちの方が
今の私には、よりリアルに理解できそうです。