後輩たちに伝えたいこと | 野球と映画、ときどき…

野球と映画、ときどき…

野球中心にスポーツ観戦が大好きです

ただ、映画鑑賞は私のライフワーク

吹奏楽、美術鑑賞、舞台鑑賞そして猫

好奇心のおもむくまま「おきらく」に

生活を楽しむをモットーにしています

高校野球の敗戦とW杯予選敗退を


同じレベルで語るのは愚かなことなんでしょうが


先日の記事でも触れたように


高校野球の思い出を何か最新の話題に絡めて


書けないかなというのもあって


今日は、あえてそこに挑戦してみます。



Number最新号  ドイツ最強王者の誕生


「長谷部誠に問う」 ライター 木崎伸也



全てをかけて臨んだ試合で結果が出なかった時


すぐに頭を整理するのは簡単ではない。


大会後あれこれ言うのは


ただの言い訳になってしまうけれど


経験を伝えなければ次の世代に生かすことはできない



それ、私も同感


経験を単なる結果で終わらせるのではなく


次世代に伝えていかないと何も変わらない。


だからこそ私も書こうと思っています。




インタビューは当然、戦術的な話が多くて


サッカー素人にはコートジボワール戦の敗因が


FWのケアのため守備ラインを低くしてしまった為


と、言われても頭の中は???


マイボールにできても位置が低いため


前へ出ていく攻撃の迫力が持てなかった


と、言われても余計に頭の中???


まぁ、分かる人には分かるということで・・・(笑ってごまかす)




長谷部選手は前半戦の途中から


試合の流れの悪さは分かっていたみたいでした。


ザック監督は常々、長谷部選手に


試合の中でうまくいかないときは


中心にいるおまえや圭佑(本田)が問題修正して


周りに指示を出してほしいと言っていたそうです。



サッカーは野球やバレーボールのように


試合中にタイムを取れないから


ホイッスルが鳴ってしまったら45分間


監督から選手へ直接的な指示はできないですからね。


試合中に自分たちで考え修正していかなければならない。



私、サッカーのこういうところが好きなんですね。



野球はバッテリーでサイン出したり


ベンチから指示が出たり


作戦を考える時間があって


その攻防も楽しいけど


スピード感に欠ける。


その点サッカーは瞬時にコースを判断し


パスをだしドリブルをしかけシュートへ持っていく。


大胆かつ緻密


そのスピード感がたまらなく好き。




コートジボワール戦が終わって


各マスコミからも選手たちからもザック監督からも


自分たち(日本らしい)のサッカーができなかった


という言葉を聞きました。


じゃあ、日本らしいサッカーとは何か。


長谷部選手曰く


組織的な守備によって高い位置でボールを奪い


勇気をもって縦に早く攻める事


そうなんですか・・・


やっぱり、もひとつ理解できないが・・・(私はどこまでアホなのか)




長谷部選手は選手ミーティングをあえて行わなかった


と、言いました。


選手自身がそれぞれ課題を分かっていたし


それぞれの向く方向に迷いがなかったからだと言います。


でも、結果が出なかった。


結果として責められても仕方ないとも言っていましたね。



長谷部選手の言葉で印象に残った言葉があります。



準備段階の緊張感とリラックスの最適なバランスは


経験を積み重ねていくしかない



三男チームは次男の時からも言ってましたが


試合へのコンディションの整え方が問題だと言っていました。


予選開始前のバッテリーの疲労感はもとより


野手も燃え尽きてしまうのだと。


だから試合でいつものパフォーマンスが出せないと。


それこそ都合のいい言い訳やないのと思いますが


次男、三男は妙に共感して話も盛り上がっていました。



もうひとつ以前から感じていたのは


レギュラーと控えの意識が共有されていないことでした。


チームワークがないということではありません。


勝利に対する執念に一体感が感じられなかった。




しかし、今年はチームの中の意識が共有されていました。


強豪校復活ののろしを上げるのだと。


優勝はできなくともベスト16、ベスト8くらいまで頑張って


未来を後輩たちに託すのだと。


予選前に三男から、その話を聞いていて私はもしかしたら


その目標を達成できるのではないかと密かに期待していました。


それだけに、またいつもと同じ2,3回戦前に自滅する悪い癖がでてしまい


残念というか厳密に言えばそこだけは悔いが残っていますね。




W杯は4年、高校野球は3年(正確には2年3か月)


野球でいえば甲子園だけど


憧れのあの場所へ行くために


チーム一丸となって戦う


そこはチームとして同じ意識(目標)を共有していくはず


ぶれずにやり切れたチームに結果が出るんでしょうね。




最後に長谷部選手は次のように語りました。



批判されるべき結果になったが後悔はない。


今もちえるすべての力を出し切ったW杯だった。



そう、結果はどうあれ


やりきった


そういった三男の顔は晴れやかでした。