ラストピースは誰だ | 野球と映画、ときどき…

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Number849  総力特集 日本代表


W杯へのラストピース


久々にサッカーの話題です。


表紙は、なぜか穏やかな柿谷曜一郎。




三男のラストサマーまであと4か月


しかし、サッカーワールドカップもあと3か月。


同じレベルで書くのはおこがましいけど


サッカー日本代表も


三男の野球部メンバーも


ほぼ陣容は出来上がっています。


当日のコンディションで先発するかどうかは決まるとして


そのコンディションで測られるメンバー入りに


空いている椅子はあと1か2。


それをNumberはラストピースと表現しました。




冒頭の元日本代表FW・中山雅史さんのコラム


「ラストピースが日本を救う」


このコラムを私は読んで涙が出ましたよ。


サッカーだけではない、野球だけではない


もっと言えばスポーツだけではない


組織における役割なり気概なりを


改めて気づかせられたような素晴らしい内容だった。


文章力とか想像力を超越して


自らの体験、経験から絞り出された力強い言葉の数々。


大袈裟かもしれないけど


このコラムを読むと


W杯や日本代表の試合を見る目が


変わるかもしれませんよ。




ここでちょっと話題を変えて


同じNumberの中の柿谷曜一郎選手の


インタビュー記事についても少し触れておきます。


すっかり「謙虚な」って枕詞が定着してきた柿谷選手ですが


やはり天才で、やんちゃで、なによりサッカー技術向上に対し


貪欲な意思の持ち主だと確信しました。




日本代表に選ばれるということは


野球部で言えばメンバー入り


そこでレギュラーを獲るということは


野球で言えば9番までの背番号をもらえるということ。




日本代表として一度あの場所に立った以上


その立場を譲りたくはありません。


もっと強い国に勝てば褒められるし


日本の力も認められる。


その責任を自分が負わせてもらえるのは


サッカー選手として一番の喜びやと思います。



そやな、三男にもレギュラーとして何試合か先発して


その「欲」を持ってもらいたいもの。




さらに柿谷選手は日本のストロングポイント2列目について


そこを輝かせるにはどうすればいいかという問いに対し




簡単じゃないですか?


俺がめっちゃ点を獲ったり


めっちゃ怖い選手になれば


後ろの3人が輝くんじゃないですか。




柿谷選手、良くわかっているじゃないですか


自らの使命や役割、その目指すところが。


お手本でフォルラン(元W杯得点王)が


セレッソにやってきましたものね。


しっかり刺激を受け学んで


来たる6月のW杯で体現してくださいな。




ここで最初の話題、中山雅史さんのコラムに戻ります。


中山さんはW杯のフランス大会と日韓大会の2大会に出場しています。


日韓大会の時は滑り込みで代表入り(本人談)と言っていますが


そこで自らの役割を自覚したとも言っています。


チームの精神的支柱というより


「サブ組をどう奮い立たせるか」ということ。


日本代表ともなると所属チームでは


当然のようにレギュラーを張っているメンバー。


そのメンバーが代表選では控えに回る。


理屈では分かっていても


そのフラストレーションやストレスは増大する。


しかし、スタメンを掴みたかったら


自分がレギュラー組よりやれるということを


証明しなければならない。


それを僕が身をもって実践することが


チームに緊張感と一体感をもたらす。




その経験を踏まえて現日本代表にも


我こそはという既存のレギュラーに


プレッシャーや衝撃を与える選手が出てこないか


と期待と希望を込めて中山さんは数人の選手の名をあげました。




スーパーサブはメンバーに選ばれてから名乗れるもの


まずはベンチ入り。


そして既存レギュラーを脅かす存在になれ。


頑張れ、三男。


チームのラストピースになれ。