終わりを決めるって、勇気がいる。
先週のノンフィクション。
子宮頸がんの女性。
治療を行うも、再発を繰り返し、全身に広がっていった。
そして、脳転移。
苦痛の中で選択したのは、スイスでの安楽死。
私と同年代で、12歳、18歳のお子さんあり。
自分だったら…と、色々考えてしまいました。
終わりを決めるのって、本当に勇気がいる。
「自分の人生を終了する」という決断は0か10か、どちらかしかない。
相当悩んだと思います。
私は不妊治療の終わりを決める時でさえ、事あるごとに決心がぐらついた。
自分より年上の方が妊娠したっていう話題を聞くたび、
「もう少しがんばれば、結果が出るかもしれない。」
いつも気持ちは、揺れ動いていました。
そして、最後の最後でもう一度トライ。
でも、安楽死は、やり直しがきかない。
選択した時点で、その先はないのです。
自分の身体が変わりゆく中で、本人が選択したこと。
その勇気は本当にすごい。
聡明で強く、愛情ある女性。
安楽死は、日本では認められてないけれど、
「あなたならどうする?」
そう突きつけられた回でした。