【千葉例会】沖 千葉例会7月 特選句 | 航海日誌
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創刊50周年「沖俳句会」公式ブログです。
主宰 能村研三 創刊主宰 能村登四郎

≪沖 千葉例会≫

7月紙上例会

 

 コロナ対策のため紙上句会となりました

 7月の千葉紙上例会の特選句です。

 

能村 研三 選

【特選】 

水打つてひと日の杞憂遠くせり   高久  正

(評) 一日一日の生活をしていく上で心配事がいくつもあるが、余り取り越し苦労をせず、水を打ってその日を清めることにした。下五の「遠くせり」からも水を遠くに打ったようすがうかがえる。

 

【準特選】

北斎の波覗くかにサーファーは   清水佑実子

(評) オリンピックのサーフィン会場は千葉県の釣りヶ崎海岸で行われるが、北斎の波のモチーフになったのも房総の海である。波が押し寄せてくる瞬間をとらえた北斎の構図をサーファーが覗いているように波に乗った。

 

森岡 正作選

【特選】

灯台の背伸びしてゐる雲の峰    角口 秀子

(評) 作者の前方に白く屹立した灯台があり、その向こうに雄大な雲の峰がそそり立っている。作者の手柄は、灯台が背伸びしていると、捉えただけであるが、作者と灯台と雲の峰の一直線の構図が気持ち良い。

 

【準特選】

海月飼ひまだ婚活の気配なし    中村 重幸

 (評)私はある組織の結婚相談員の経験があるので、この親御さんの気持ちはよくわかる。息子がいい年をして海月を飼って楽しんでいる。親にしてみれば、海月ではなく嫁さんだろうと、口には言えず、いらいらが募るのである。