【千葉例会】1月千葉例会 特選句 | 航海日誌

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創刊50周年「沖俳句会」公式ブログです。
主宰 能村研三 創刊主宰 能村登四郎

 

1月度の千葉例会(紙上句会)の

特選句を発表いたします

雪だるま

 

 

能村 研三 選

 

【特選】

 

大利根や龍の容の注連飾   清水佑実子

 

()神棚などに吊るす注連飾は神様をまつるのに

ふさわしい神聖な場所であることを示す意味がある。上五に「大利根や」と置いているので、

龍のような注連飾りは関東平野の一年の安寧を守るためなのかも知れない。

 

【準特選】

 

親しさのなほ裸木の力瘤    小形 博子

 

(評)見慣れた庭木の中でも、特に親しみのある木も

すべて葉を落とし裸木となった。

そんな木の枝に出来ている力瘤を見て、自分にも自然の力を授かったような思いになった

 

 

森岡 正作 選

 

【特選】

 

心棒のゆるり傾くどんどかな  小林 和世

 

() どのくらいの規模のどんどかわからないが、

有名な神奈川の大磯のどん焼きを見た。

心棒の周りに高く積み上げた物が燃えて心棒が徐々に傾く様子はまさにこのようであった。

 

【準特選】

 

冬帝のみがききつたる峡の星  伊藤よし江

 

(評)きれいな句である。

冬の山国への旅の新鮮な感動で研ぎ澄まされた感覚である。本当は「みがき」が漢字でなければ採れない句であるが、都会と違う