吹抜ける風から冬の足音が聞こえてきます。
そよ風、秋風、北風、、
はい、私の中で風といえば藤井風さん。
ピアノにサックス、楽器を自在に奏るだけでも尊敬をしますが、心に響く詞や曲、フレーズは心地よく耳に残ります。(岡山弁が入ってくるところもまた良いのです)
そして達観した物の捉え方は、若くして不老不死の仙人のよう。
飾り気のない素朴な魅力もある方です。
藤井風さんは自分という原石を輝やくまで磨いて、いまや世界中の人に癒しや希望の光を届けてくれています。
先月のある日、教室を卒業した生徒さんが顔を見せてくれました。
出入口や窓から手を振ってくれたり、教室を覗いてくれるだけでもうれしいものですが、教室に来て、「少し書いてもよいですか。」と言われると、うれしさも一入です。
半年ぶりに会う剛希くんは、またまたお兄さんになっています。
剛希くんのお母さんとは長年のお付き合いなので、剛くんのことは赤ちゃんの頃から、厳密にはお母さんのお腹に居る頃から知っています(笑)
中学生になった剛くんは高身長を活かしてバレー部に入部、あまり気負うこともない様子で同じ部活に入ったKくんと一緒に楽しそうに部活の話もしていました。
部活も一学期で卒業し、受験勉強に向けてシフトしていると思っていましたが、話しを聞くと県の選抜メンバーに選ばれたとのことです。
凄いなと思いましたが、少し元気がない様子も見えます。
幼い頃から気持ちの優しい剛希くん。
もしかしたら、楽しいはずのバレーを今は楽しめていないのでは。
私は剛くんに藤井風さんの歌(詞)を聴いてほしくてそのことを伝えました。
すると、剛くんもよく聴いているとのこと
そうです、話しは盛り上がります。
そして、剛くんのいつもの優しい笑顔が見れた時、私の中で剛くんと藤井風さんが重なって見えました。
自ら何かをやり遂げる、もしくは試練としてやり遂げなければならないことも人生には何度となくあります。
追い風に向かい風、どんな風が吹いても自分の中のベストを尽くす。
すると自分自身に変化が起きる、みんなにもその経験を積んでほしいです