障害年金の対象とされる、障害の種類は数多くあげられます。今までのブログの中で、認定の対象となる障害の概要をあげてきましたが、今回少し注目してみたいのが、HIV(ヒト免疫不全ウイルス感染症)についての基準です。


先進国の中では“唯一HIV感染者が増加している国”と言われて久しい日本ですが、イギリスなど西ヨーロッパの一部の国を除き、主な先進国では新規感染者数が横ばいもしくは減少傾向にある中で、依然としてHIV感染者、エイズ患者ともに増加の一途をたどっています。


HIV(ヒト免疫不全ウイルス感染症)も今や医療技術が発達し、適切に投薬を開始することで、通常の生活を送ることが可能となっています。


ここで障害年金の認定に関しての、専門家会合の議事録が発表されています。より、具体的な認定基準を設けることで、少しですが、申請がやり易くなったのではないでしょうか。



2010年11月5日 障害年金の認定(ヒト免疫不全ウイルス感染症)に関する専門家会合(第3回)議事要旨


(厚生労働省HPより抜粋)


平成22年11月5日(金)14:00~16:00

○場所

中央合同庁舎5号館共用第9会議室

○議題

1 論点整理

2 その他

○議事

 第1回、第2回の議論と各委員の意見を踏まえ、これまでの認定方法に、検査所見や身体症状等の組合せ等によって障害の程度を判断するための「障害の程度の目安(案)」などを事務局から提示し意見交換を行った。

〈合意事項〉

 平成10年に発出された通知「ヒト免疫不全ウイルス感染症に係る障害認定について」の留意事項による現行の「総合的に認定する」という手法を維持しつつ、検査所見と身体症状等を組み合せること等により障害の程度を客観的に判断する手法も、取り入れることとされた。

 (1)  検査所見や身体症状等

・ 検査所見については、第2回会合にて概ね取りまとめられていたことから、別紙(ア及びイ)のとおり整理された。

・ 身体症状等については、別紙のウのとおり整理された。なお、「i」の日和見感染症については、診断書の現症日前1年以内に発症し

    たものを対象として記載することとされた。

 (2)  診断書の様式について

 現行の診断書(血液・造血器、その他の障害)様式120号の7に「免疫機能障害」の欄を設け、別紙の「検査項目」や「身体症状等」などの項目と「肝炎の状況」を記載することとされた。

 (3)  その他

近年、HIV感染者は、非感染者と比べてエイズ指標疾患ではない悪性腫瘍にも発症する割合が高いということが論文等で報告されていることから、現在の学術的な水準に鑑みてHIVとエイズ指標疾患以外の悪性腫瘍について、関連があるかどうかを文献等で確認することとされた。



具体的な等級ごとの認定基準は下記の通り。


認定基準


参考


意見書




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