自分たちが思っている以上に世の中の変化のスピードは早いですよ。 | 老舗ニット会社三代目社長岡崎博之の自分らしく事業承継

老舗ニット会社三代目社長岡崎博之の自分らしく事業承継

東京の下町・墨田区・両国で、糸とセーターを売っている [丸安毛糸]の3代目社長です。 経営者の視点、後継者の視点、アパレル業界人の視点・・で気づいたこと、そして、自分らしく事業承継していく方法を書いています。みんなで一緒に元気になれるようにお伝えしていきます!


世の中は劇的に変化をしています。
今までの成功体験は通用しません。
今までにない全く新しい発想で、新しいアイデアを出して、どんどん行動して
行かなくてはならないのです。


よく聞くコトバですよね。

でもね、、、

それを本当にわかっている人、それを実践出来ている人って、どれくらいいるん
だろうか。

また、そう話をする先生やコンサルタントの方々は数多いけれど、結局教えることは
かなりオールドスタイルだったりして、、、(笑)
何だかな〜って、感じていたこともありました。

ところが!

衝撃的に、それを感じて実践して、どんどんスゴい成果をあげている
若き経営者の話を聴く機会がありました。

短パン社長こと、奥ノ谷さん主催の奥ノ谷塾。

エクスマのウルトラ・エヴェコースを卒業した経営者の面々が集まって、
各業界で圧倒的に影響力を持つことを目的とした塾。

それの第2講の講師、メガネのOWNDAYS社長、田中修治さん38歳。

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8年で売上を150億円にまで伸ばし、さらにこれから桁違いの成長を計画する
考え方、手法、、、

それは、私が今まで後継社長として学んで、やってきたこととは一線を画していました。

手法と書いてしまうと、テクニック的なことと思われてしまいますが、
現代風経営ノウハウとかそんな軽いものではなく、考え方や実際にやっていることは
もの凄く基本で、真理です。

でもそれを発信したり浸透させていく方法が、ネットだったりSNSだったり、極めて
現代的ツールを使っています。

理念を持ち、会社が目指す方向、それだけは社長自らのコトバで、定期的に勉強会で
全社に伝えていく。

理念のコトバ遊びじゃなくて、いかに浸透させていくかは、社長自らの熱意しかない
ですからね。

衝撃的な、濃い8時間。

その時間の中の大半のお話は、「人」。
やはり、「人」。 どんなに大きくなっても、「人」なんです。

成長させるテクニック、銀行交渉、マーケティングとかではなく、「人」。
会社を成長させるのは、「人」に尽きます。

常に会社の人の軸を、縦軸と横軸で考えている田中社長。

縦軸は会社の深さ、奥行き。
スタッフを教育、成長させていく手法は徹底的に内政化する。
自分たちでそのノウハウを創り出して行きます。

横軸は会社の発展、成長。
自分たちが出来ないことや、ノウハウがないことは、外部から優秀な人を
確保して、それから縦軸にしていく。

商品やサービスはマネをする価値はあるけれど、経営や組織作りはマネ出来ない。
と言う考えがあるからです。

だから、自ら作っていく覚悟がある。

野球の野村元監督の名言があります。

「勝ちに偶然あり、負けに偶然無し。」

偶然勝つことはあるけれど、偶然負けることはない。
と言う意味です。

田中社長の座右の銘かも知れませんね。

ビジネスの成功要因は数えられないくらい多いけれど、失敗(倒産)の原因は
決まっている。
負けの原因をみて、そうならないように一つずつ丁寧に向き合い、潰していく。

「人」に置き換えても、スタッフが会社にいる理由はたくさんあるけれど、
辞める理由は、多くはない。と言われました。

10年前は 人は辞めることが出来なかった。
何故なら、それは面倒くさかったから。
しかし、今はその考えはなく、全く違うのです。

だからモチベーションを上げることを考えるよりも、人が「辞めない会社」を
目指すべき。
辞める理由をとことん潰していくことなんです。

これからますます人の採用は難しい時代だと言われています。
優秀な人を獲得していくこと、働きたくなる会社をつくることです。

結局、成長している会社は、人が辞めない会社なんです。

だから、縦軸の社内のことは、徹底的に社内で自ら作っていく。
業界や他社を参考にするのではなく、辞める原因を潰しながら、作っていく。

研修にしても、社長が教える。
異業種や他社の事例から考えたり、自社に置き換えるような、外部に依存するようなものではなく、あくまで社内の現場からの直接的な研修を多く実践しています。

田中社長の、人が辞めない会社の3つの定義は、

会社が成長していること。
そこそこのお給料があること。
半径5メートルの人間関係が良好であること。

それにかける情熱、またその方法には、正直何度もため息が出ました。


なぜ、このような話が出来るのでしょうか、、、

田中社長は、突然起業したIT社長ではありません。
父親が100億円企業を創り出し、自身も10代の頃から起業した経験を持ちます。
他者の数々の失敗を見て、自らもそんな経験を重ねながら、現代の会社経営を行っている
からなんです。

38歳、みなぎる若さ
圧倒的なスピード
8年間で成し遂げてきている自信
流されない、群れない「個」のパワー
謙虚に向き合える姿勢
、、、

長男に聞かせたい!
このような会社で経験を積んで欲しい。

次世代の経営者、後継者には絶対に聞かせたい、、、そんなお話でした。

自分たちが思っている以上に世の中の変化のスピードは早いですよ。

そう言われていました。

こんなに今をキャッチしている田中社長でさえ、そう考えているんですよ。

劇的に変化をしている世の中を感じとり、
過去の成功は体験知らず、
全く新しい発想で、新しいアイデアを出して、どんどん行動している
若き経営者、田中修治さん。

ありがとうございました。

恐るべし、奥ノ谷塾第2講。

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短パン社長、馬場さん、ホントヤバかったです。(笑)
塾生の皆んな、また語り合いましょう。

ありがとうございました!


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