第4回 BIOS | (;;゜ロ゜)ガクガク 深読みしすぎ

第4回 BIOS

初心者用と書いてある本を読むと、入力だ、出力だ、ディスクアクセスがどうだとか、到底初心者向けとは感じられない呪文のような言葉を書き連ねているのが多いと思います。

そこで、パソコンというものをもっと奥の深い部分から、しかも「初心者向け」といわれる専門書よりも、もっと分かりやすく、もっとイメージが湧くように心がけて書いていきたいと思います。

ここではせっかくですので、切り口を変えて分かりやすく「人間」に例えて説明したいと思います。

ハードウェアとソフトウェアをからめながら、「人間の発生」を例にして説明します。

■受精

精子が卵子に突入し受精します。

受精により、精子と卵子の遺伝子の一部同士が合体し、一つの遺伝子となります。

発生の瞬間です。

遺伝子には、その生命の瞳の色や、髪の毛の生え方、背の高さなど人間のセッティング情報が記憶されています。

発生した瞬間に人間の基本的なセッティング情報、つまり遺伝子情報が決定します。

この遺伝子はパソコンで言うとBIOSです。

バイオスと読みます。

BIOSには心臓の鼓動の速さを示すような「クロックの設定」、肢体情報に該当する「周辺装置の構成」などが記されています。

パソコンの初心者のかたはBIOSというものに触れることは少ないかもしれませんが、パソコンも人間の遺伝子と同じく、電源を投入した直後、BIOSが読み出され、基本的なセッティング情報が決まると思ってください。

BIOSに関しては「そういうのがあるんだなぁ」くらいに感じて頂ければ幸いです。