週刊新潮で連載された「テレビタレントやってます」の単行本となったもの。どちらかといえば、本書のタイトルの方がすんなり入る印象だ。
著者が関わった多くの番組の裏話は勿論、志村けん、島田紳助、桂文枝といった大物に纏わるエピソード、自身のテレビタレントとしての立ち位置やコンプラに対しての考え方など、40年の経験の濃厚さを思う。見ていないとピンと来ないところがあるのは仕方ないので、それを割り引いても人生訓めいたヒントは読ませる。
蛇足ながら驚愕したのは沢尻エリカのある種の俺様然とした態度で、他の人もエピソードに取り上げいるが、それがために世間からバッシングを受けることになったのだけれど。